« また山形に来てしまった:その(2) | トップページ | また山形に来てしまった:その(3) »

2011年10月10日 (月)

スタンドカラーの建築家

イラストレーターの安西水丸が、少し前の「読売新聞」夕刊に「芸術とか、芸術家とかいう言葉が恥ずかしい」と始まる文章を書いていた。そこでおかしかったのは、芸術家ぶる人が「少しも似合わないマオカラーを着る」と書いているくだり。

マオカラー、つまり毛沢東が着たようなスタンドカラーのことだ。これは安西氏が指摘するように建築家やデザイナーに特に多い。磯崎新、隈研吾などが少なくともかつてはそうだった。グラフィック・デザイナーだと田中一光、映画監督だと吉田喜重、インテリだと浅田彰、作家の大江健三郎。何となく80年代のバブルの頃を思わせるメンツだ。その前の世代、建築家だと丹下健三とかデザイナーだと亀倉雄策とかはスーツにネクタイだが、その次の世代はスタンドカラーにこだわった。

亡くなった田中は別にしても、このなかで今もスタンドカラーなのはほとんどいないような気がする。安西水丸は、「全国のデザイン会議などがあると半分くらいマオカラーを着て現れる」と書いているので、今でもそれほど有名でないデザイナーや建築家は、全国各地で着ているのだろうか。

何にしても「らしい服装」は苦手だ。政治家らしいスーツ、広告代理店らしいスーツ、新聞記者らしい恰好などと考えると、笑ってしまう。それにしても「大学の教師らしい服装」というのはあるのかな。とりあえず写真を取られる時に、本棚の前でポーズを取ることだけは避けようと思っているが。

|

« また山形に来てしまった:その(2) | トップページ | また山形に来てしまった:その(3) »

ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/537538/52953292

この記事へのトラックバック一覧です: スタンドカラーの建築家:

« また山形に来てしまった:その(2) | トップページ | また山形に来てしまった:その(3) »