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2011年10月23日 (日)

まだまだおかしい東京国際映画祭:その(2)

昨日から東京国際映画祭が始まり、オープニングに出かけていった。さすがにグリーンカーペットを歩くのは遠慮して、セレモニーが始まった直後くらいに六本木東宝シネマズに行った。オープニングは3Dの『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』で、これがひどかった。

独、仏、英の合作だが、いかにもヨーロッパがハリウッドに対抗するために無理して作った3Dアクション映画というところで、漂う二流感には哀しいものがある。こんなものをオープニングに上映する国際映画祭は、二流どころか三流だろう。

知りあいのフランス人女性2人(在東京と在パリ)に会ったら、「映画の選択もひどいけど、映画祭のトップが自分が経営する会社(ギャガ)が配給する映画をオープニングでやるなんて、フランスならスキャンダルと新聞が書きたてる」と言っていた。これは今年だけではない。ああ、恥ずかしい。

その後にホテルでレセプションがあったで、のぞいてみた。19:30からとのことで映画が終わって19:40頃に着いたが、既にものすごい数の人がいた。その多くが皿に料理を山盛りにして食べている。
知っている人はいないかと探したが、映画関係はたぶん1割もいなかった。スポンサーなのか何なのか知らないが、着飾った若い男女も多く、とにかく食べていた。ワインを2杯飲んで(赤も白もまずい)、早々に退散した。ああ、恥ずかしい。

いくつかおもしろいこともあった。まずセレモニーで野田首相が挨拶し、そのなかで『スミス都へ行く』に触れたこと。あのラストの長演説を見て、政治家に目覚めたという。辻演説で有名だった野田氏らしいエピソード。通訳はMr.Smith goes to the cityと誤訳。もちろんthe cityではなくWashington。通訳には無理だろうが、彼女は舞台下にいて、まわりに映画祭スタッフがいたのだから、誰か教えればいいのに。
その後に枝野経産相も挨拶したが、首相の後に経産相はダブリ感がある。そんなヒマがあったら……。

3Dのメガネがずいぶん軽いと思ったが、上映後に返却しようとすると「どうぞお持ちください」という。これまでの重いメガネよりずっと楽でよかったが、再利用すればいいのにと思う。

久しぶりに会った映画業界の友人から、こっそり小説を書いていたが、去年文学賞を取ったと聞いて驚いた。私より少し歳上で、元シネセゾンに勤めていて一時期は映画会社を経営していた人だ。「60歳までにこれで食えるようになれば」と笑っていた。やはりセゾン系はおもしろい。

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