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2011年11月

2011年11月30日 (水)

またエール・フランスに乗ってしまった

仕事でプラハにやってきた。もともとはアムステルダム経由のはずだったが、このブログに書いたようにKLMと喧嘩して、エール・フランスに変えてしまった(同じグループだったと後で気づいた)。JALにしなかったのは乗り継ぎの便利さもあったが、何より価格が10万円以上違った。エール・フランスはプレミアム・エコノミー(PE)ですべて込みで22万円。

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2011年11月29日 (火)

『ストロンボリ』は亡命者の映画だった

久しぶりぶりにロベルト・ロッセリーニの『ストロンボリ』をDVDで見て、そのしたたかさというか、周到さに驚いた。かつて見た時は、シチリアの女たちの魔女的な目つきが強烈に印象に残ったのだが。

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2011年11月28日 (月)

ゴヤは抱一の同時代人

前から気になっていた「ゴヤ 光と影」展を上野の国立西洋美術館に見に行った。おもしろかったが、何より驚いたのは油絵が25点しかないこと。あとは素描や版画で総点数123点(うち国内所蔵の版画51点)というのはちょっと詐欺に近い。

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2011年11月27日 (日)

どこへ行くのか東京フィルメックス:その(3)

またまた東京フィルメックスらしい映画を見た。イランのジャファル・パナヒとモジタバ・ミルタマスブ共同監督『これは映画ではない』。今年のカンヌで発表され、ベネチアでも上映された話題作だ。

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2011年11月26日 (土)

日本の企業は大丈夫か

最近、オリンパスの巨額不正経理や大王製紙会長の巨額私費流用など、大企業トップのとんでもない話をよく聞く。そう思っていたら、読売巨人軍の清武専務がナベツネに反乱を起こした。ナベツネについては誰もがわかってはいたが、急にこれも同じ問題に見えてきた。

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2011年11月25日 (金)

『再会と別離』に涙する

先日、およそ四方田犬彦など読みそうもない方から、彼と石井睦美の共著になる『再会と別離』を薦められた。四方田氏と言えば、才気煥発、ときおりやり過ぎ又は作り過ぎみたいな印象があるが、この本は違った。彼がこれまでに見せなかった部分を書いているからだ。

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2011年11月24日 (木)

どこへ行くのか東京フィルメックス:その(2)

昨日も東京フィルメックスならではの2本を見た。1本はニコラス・レイの妻が作ったドキュメンタリー『あまり期待するな』で、もう1本は中国映画『ミスター・ツリー』。

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2011年11月23日 (水)

畠山直哉の絶対風景

恵比寿の東京都写真美術館で「畠山直哉展 ナチュラル・ストーリーズ」を見た。この人の写真は「絶対風景」とでも呼びたいような強度がある。日本人離れしたというか。

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2011年11月22日 (火)

どこへ行くのか東京フィルメックス:その(1)

「東京フィルメックス」が始まって、今年で12回目だという。この映画祭が2000年に始まった頃は、東京国際映画祭が最低の頃だったから、ずいぶん新鮮に見えた。ところが、その後東京国際映画祭がアジア映画を中心にだんだん充実してくると、東京フィルメックスがかすんできたように見える。

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2011年11月21日 (月)

やっぱりおもしろいソダバーグ

スティーヴン・ソダバーグの『コンテイジョン』をようやく見た。やはり才人ソダバーグはおもしろい。世界中にウィルス感染病が広がってゆくという話だが、アクション中心のデザスターものにも、家族ドラマにもせずに、クールに描いている。

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2011年11月20日 (日)

オペラシティで展覧会2本

昨日は新宿でちょっと気の重い用事を済ませた後、気分転換にオペラシティで展覧会を2本見た。アートギャラリーの「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」展(12/25まで)と、ICCの「三上晴子 欲望のコード」展(12/8)。どちらもいわゆる「現代美術」とは違うが、それに匹敵する強度を持っていた。

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2011年11月19日 (土)

モニカ・ヴィッティはアルツハイマー

フランスの雑誌「Le nouvel Observateur」を読んでいて、モニカ・ヴィッティの大きな写真に目が留まった。見出しは「親愛なるモニカ・ヴィッティ」。前文に、「カンヌ映画祭の総裁ジル・ジャコブによる、80歳を迎えてアルツハイマーを患う、ミケランジェロ・アントニオーニが偏愛した女優を称える手紙」。

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2011年11月18日 (金)

林真理子とスティーブ・ジョブズ

『週刊文春』のコラムの中で、林真理子のものだけはいつも苦手に思っているが、先週号のはちょっとおもしろかった。みんながスティーブ・ジョブズの死を騒いでいる訳が、自分にはわからないと書いているのだ。私も実はそう思っていた。

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2011年11月17日 (木)

岡山日帰りとポール・オースター

岡山に日帰りで行ってきた。昔お世話になった方に講演を頼まれたからだが、引き受けて後悔した。自分の専門分野についてではなく、「外国語が私にもたらしたもの」という何とも恥ずかしいテーマだったのだ。

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2011年11月16日 (水)

フランスにおける映画デジタル化

仏『カイエ・デュ・シネマ』誌の最新号は、「さらば35㎜ デジタル革命は終わった」という題で、映画のデジタル化に伴う諸問題を特集している。驚いたのは、日本で現在話題となっている映画館のデジタル化よりも、デジタル化に伴う映画美学的な問題や、保存の問題を主として扱っている点だ。

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2011年11月15日 (火)

車谷長吉が嫌う「贋物西洋生活」

車谷長吉を勧めた友人が、まず短編を読んでから長編を読めと言ったので、その通りに2冊短編集を読んで、それから長編『赤目四十八瀧心中未遂』を読んだ。これはしびれた。会社員を辞めて、尼崎のアパートの一室でモツを串に刺し続ける男が主人公だ。そこで出会う世の中から外れた人々。

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2011年11月14日 (月)

3つ星の抱一展

「ミシュランガイド」の3つ星の説明に、「そのために旅行する価値のある」という表現があるが、最終日に駆け込んだ千葉市美術館の「酒井抱一と江戸琳派の全貌」展は、まさにその表現がピッタリ。この美術館は遠い。東西線を西船橋で総武線に乗り換えて、千葉駅まで1時間余り。それからさらに15分歩く。

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2011年11月13日 (日)

新藤兼人が語る乙羽信子

このブログで前に『挫折する力 新藤兼人かく語りき』のおもしろさについて書いたが、今度は『新藤兼人 私の十本』という本を読んだ。こちらは共同通信の立花珠樹という記者のインタビューで、『挫折する力』が半分以上他人について語っていたのに対して、こちらは自分の映画作りについて語っている。

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2011年11月12日 (土)

突然、Facebookにデビュー

とにかく自分は世の流行からは、おおむね2年くらい遅れている。携帯電話も、パソコンも、このブログもみんなそうだ。そんなわけで、2日前に突然Facebookを始めた。きっかけは、このブログに書いたVPF(ヴァーチャル・プリント・フィー)を巡って、勧誘が来たからだ。

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2011年11月11日 (金)

ニーチェの出てこない『ニーチェの馬』

試写にしても映画館にしても、その映画の醸し出す雰囲気だけで見に行くので、予備知識が一切ないことが多い。上映前にプレス資料も読まない。だからタル・ベーラの新作『ニーチェの馬』、は、ニーチェが馬の前でさめざめと泣くシーンを期待して見に行った。

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2011年11月10日 (木)

設定だけは秀逸の小説『東京ロンダリング』

原田ひ香の『東京ロンダリング』を読んだ。どこかの書評で、死んだ人の部屋に住むのが仕事の女性という設定を読んで、興味を持ったからだ。本屋で手に取ったら著者の写真がずいぶん美人だったこともある。

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2011年11月 9日 (水)

「新聞の映画評」評:東京国際映画祭

先週半ばから週末にかけて、新聞各紙で今年の東京国際映画祭をめぐる総括記事が出た。ようやくまとめて読んだので、その「総括」をしてみたい。一言で言うと、本質がずれているか、あるいはあまりに表現がまどろっこしくて、真意がわかりにくいかのどちらだ。

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2011年11月 8日 (火)

不眠から抜け出す方法

今日はいつにもましてくだらないことを書く。まだ誰にも話していないが、最近、大変な発明をした気分になっている。長年不眠で悩んできたが、とうとうそれを解決する方法を生み出した。1週間ほど試したが、いつもうまくいく。

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2011年11月 7日 (月)

過去と現在を往復する映画2本

現在上映中の映画で、過去と現在を往復する2本について語りたい。アメリカ映画『ミッション:8ミニッツ』とフランス映画『マーガレットと素敵な何か』で、個人的にはどちらもいま一つだったが、現代的テーマを扱っている点でも興味深い。

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2011年11月 6日 (日)

長谷川等伯の水墨画に言葉をなくす

先日新聞の美術欄を読んでいたら、出光美術館の長谷川等伯展を紹介していたので、条件反射的に見に行きたくなった。特にこの美術館が所蔵する彼の水墨画はいいものが数点あるので、見たかった。銀座に出たついでに足を運ぶ。

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2011年11月 5日 (土)

映画『トーキョードリフター』のシンプルな強度

弾き語りをしながら夜の東京をさまよう男を撮っただけなのに、何とも魅力的な映画だった。撮影は大地震後の東京。ところどころ照明が消えていることを除けば、何の変哲もないいつもの街だ。

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2011年11月 4日 (金)

『叛逆の時を生きて』に考える

なぜか学生運動に妙に関心がある、正直に言うとシンパシーを感じる。だから『光の雨』や『実録 連合赤軍』など、あの時代を扱った映画はだいたい見ている。数年前に朝日新聞夕刊の「ニッポン人脈記」で連載していた「反逆の時を生きて」は、学生運動の活動家を追いかけたもので楽しみにしていた。単行本になったのは知っていたが、ようやく読んだ。

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2011年11月 3日 (木)

『ポエトリー』の緻密さ

2月公開のイ・チャンドン監督『ポエトリー アグネスの詩』を見て、不思議な感動をおぼえた。前作の『シークレット・サンシャイン』は、個人的にはその強引な展開やあまりの生々しさがどこかなじめなかったが、今回は妙にストンと来た。

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2011年11月 2日 (水)

八重洲地下街をハシゴする

八重洲地下街というと、いかにもオヤジのイメージだが、最近はおもしろい店がたくさんある。京橋に勤める友人が連れて行ってくれたのが、「もつ焼き 煮込み 三六(みろく)」。7時過ぎに行ってみると、満員で入れない。中は若いサラリーマンやOLで大賑わいだ。

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2011年11月 1日 (火)

映画『サウダージ』の地方感覚

評判がいいので気になって、映画『サウダージ』を見に行った。富田克也という監督の名前は聞いたことがあったが、見るのは初めてだ。冒頭の顔もよく見えない二人の青年の会話に始まって、たいした物語はないのに、最後まで画面に引き付けられた。

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