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2011年11月18日 (金)

林真理子とスティーブ・ジョブズ

『週刊文春』のコラムの中で、林真理子のものだけはいつも苦手に思っているが、先週号のはちょっとおもしろかった。みんながスティーブ・ジョブズの死を騒いでいる訳が、自分にはわからないと書いているのだ。私も実はそう思っていた。

マッキントッシュのコンピューターは、1994年に一度買ったきりだ。20万円くらいしたが、まるで便器のように巨大で、一人で持てなかった。買ったのは、文字の大きさや色を自由に変えて企画書を書きたかったから。しかしその使い勝手の悪さと言ったらなかった。そして3年くらいたって、近所のパソコンショップに2000円で引き取ってもらった。

その後ウィンドウズ98が出てからは、マックに触っていなかったが、3年前に転職してからまたマックになった。やはり使いにくい。文字変換機能は不備だし、メールで送られたワードやエクセルはタイトルが文字化けする。今年なって新しい機種に変わったが、驚くべきことにプラグへの接続部分の形が違うので、前の機種の付属品は一切使えない。

デザイナーの知り合いによれば、マックはバージョンをアップさせるごとにすべて買い替えさせるシステムだという。つまり強欲資本主義だ。デザインが美しいのも、その一部でしかない。

もっとも林真理子の場合は、パソコンもツイッターもやらない、単なる機械音痴にすぎない。しかし必要があって携帯メールを始めたら、「とにかく携帯は私から多くの時間を奪う」というのは事実だ。私もフェイスブックを始めたが、自分から書く気にならない。

「スティーブ・ジョブズとやらに聞きたい。/雑誌も本も読まなくなって、みんながケイタイかパソコンをちゃかちゃか動かしている。これがあなたが望んでいたことだったのだろうか」という主張は、少しだけ同意する。しかし彼女が書いているような、ユーミン的バブルの世界が良かったとは思わない。私にはユーミンとかサザンとかは、どこか恥ずかしい。

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