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2011年11月26日 (土)

日本の企業は大丈夫か

最近、オリンパスの巨額不正経理や大王製紙会長の巨額私費流用など、大企業トップのとんでもない話をよく聞く。そう思っていたら、読売巨人軍の清武専務がナベツネに反乱を起こした。ナベツネについては誰もがわかってはいたが、急にこれも同じ問題に見えてきた。

今風に言うと、「企業のコンプライアンス」。会社員を22年もやった私の印象だと、大半の会社におかしなトップやその取り巻きのゴマスリが大勢いるように思う。

大きな会社ならどこも社長や会長が動くときには、5、6人、下手をすると10人がついて回る。例えばあるイベント会場にNHKの某会長の黒塗りの車が着いた時は、3人でドアを開けていたことを思いだす。

人間はゴマをすることが好きなのだと思う。そしてゴマをすられているとわかっていても、おだてられるのが好きである。私がこれまでに務めた2つの組織では、ゴマスリで偉くなった人々がたくさんいた。

もちろん人間は反抗することも好きである。清武氏などは、これまでナベツネにゴマをすって偉くなって、ある時にふいにこちらの欲求が出たのだと思う。私自身も昔から組織に反抗するのが大好きだったが、おだてたりおだてられたりも自然にやってきたように思う。

かつてヨーロッパによく出張していた頃に思ったのは、あちらの組織のトップは高潔であるということだ。政治家も実業家も官僚も(往々にして彼らはこの3つを行き来する)育ちがいいというか、もともと生活に困っていない人が多いように見えた。日本のように努力家の脂ぎったトップは少ないような印象を持った。特に政治家はだいぶ違う。日本のビジネスマンや政治家は文化が語れないなどと言うが、当たり前だと思う。

その意味では、貧乏でも努力した人が偉くなれる日本は民主的な国のはずだ。問題はこれがグローバルな基準、つまりコンプライアンス的にまずい、というだけの話だ。

ちなみに数年前から務める大学には、ゴマスリがなくてちょっと寂しい。教授になったらそれ以上がないからだろう。もっとも私の知らないところに、ゴマスリはあるのかもしれないが。

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