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2012年1月

2012年1月31日 (火)

それでも新聞はおもしろい:池澤夏樹

今朝の朝日新聞で、池澤夏樹氏がアンゲロプロスの追悼文を書いていた。映画評論家のように彼の映画史的意味を探るのではなく、あくまで池澤氏の個人的体験におけるアンゲロプロスをたどっているのが良かった。

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2012年1月30日 (月)

渋谷が田舎だった頃

先週土曜日から毎日、人込みをかき分けて渋谷に通っている。大学のゼミ企画「映画祭1968」が始まったからだが、空いた時間に近くの渋谷区立松濤美術館で「渋谷ユートピア 1900-1945」(昨日終了)を見て驚いた。描かれた渋谷は、牧歌的な田舎ばかりだったからだ。

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2012年1月29日 (日)

初めてロアルド・ダールを読む

最近、原発本やビジネス本ばかり読んでいたので、何かバカバカしい小説を読みたいと思っていたところ、ロアルド・ダールに巡り合った。まず、最近誰かがエッセイで紹介していた『来訪者』を手に取ったが、これがいい。

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2012年1月28日 (土)

それでも新聞はおもしろい:秦早穂子

先日、「朝日」に載った川久保玲氏のインタビューがおもしろかったことを書いたが、「日経」にこの月曜から連載されていた秦早穂子さんのインタビューが出色だった。秦さんも、書いている古賀編集委員も個人的に親しいので書きにくいが、たかがブログなので気楽に書く。

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2012年1月27日 (金)

『ミシュラン 三ツ星と世界戦略』にちょっとがっかり

ある友人に勧められて、国末憲人著『ミシュラン 三ツ星と世界戦略』を読んだ。おもしろくてためになる本だったが、期待していた「世界戦略」の部分があまりなくてがっかりした。ミシュランと言えば、2007年末に料理ガイドの東京版が出た時に大騒ぎになった。

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2012年1月26日 (木)

アンゲロプロス追悼

昨朝10時頃、テオ・アンゲロプロスが亡くなったニュースをネットで知った時は、ずいぶんショックだった。「神さまがいなくなった」という感じがした。もちろん、アントニオーニとか、ロメールとか、大監督が亡くなった時はそれなりの感慨はあったが、私にとってこの人は別格だった。

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2012年1月25日 (水)

いいような悪いような『キツツキと雨』

2月11日公開の『キツツキと雨』を見た。沖田修一監督の『南極料理人』に次ぐ作品で、昨秋の東京国際映画祭のコンペに出て好評だった。おもしろかったが、いいような悪いような微妙な感じも残った。

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2012年1月24日 (火)

若者に人気の国芳展

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで2月12日まで開催中の「没後150年 歌川国芳展」を見に行って驚いた。例の52階行きのエレベーターに乗ろうとしたら、「30分から35分待ちです」と言われたからだ。確かに日曜の3時過ぎだが、まさか混むとは思っていなかった。

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2012年1月23日 (月)

「新聞の映画評」評:『果てしなき路』

新聞の映画評は、8割方同じ映画を取り上げるが、映画によってはその扱い方に「見識」が問われる場合がある。最近の例で言うと、モンテ・ヘルマン監督の21年ぶりの新作『果てしなき路』がそうだ。

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2012年1月22日 (日)

『通販生活』を買う

初めて『通販生活』という雑誌を買った。少し前に高橋源一郎が朝日新聞の論壇で取り上げた「原発住民投票」特集号が気になっていたからだ。テレビ朝日の「報道ステーション」がCMを拒否したという。私が注文したのは次の春号を含む3冊で、540円。

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2012年1月21日 (土)

またまたビジネス書を読む

またビジネス書の類を読んでしまった。佐野眞一著『あんぽん 孫正義伝』。『週刊ポスト』の連載時から気になっていたので、単行本になってすぐ買った。佐野眞一は、正力松太郎を描いた『巨怪伝』や中内功の『カリスマ』からファンになった。

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2012年1月20日 (金)

ドイツ映画祭からドイツ映画特集へ

最近は不景気のせいか、「〇〇映画祭」が地味になった気がする。「ドイツ映画祭」はかつてはドイツ文化センターでやっていたが、2005年から有楽町朝日ホールで大々的にやるようになり(私も関わった)、それから数年後に新宿バルト9に移り、去年は中止になったが、今年は「ドイツ映画特集」としてドイツ文化センターに戻ってきた。

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2012年1月19日 (木)

満員の北京故宮博物館展

久しぶりにとんでもない混雑を見た。上野の東京国立博物館で開催中の「北京故宮博物館展」のことだ。平日の午後1時過ぎだったが、入口に「入場40分、清明上河図210分」と書かれていた。210分とは、3時間半ではないか。

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2012年1月18日 (水)

『アーティスト』は作戦勝ちでは

去年のカンヌで話題になり、ゴールデン・グローブ賞を3部門で受賞したミシェル・アザナヴィシウス監督『アーティスト』を見た。友人の新聞記者も絶賛していたので早く見たかった。結果は、おもしろかったが、何だか作戦勝ちの映画のような気もした。

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2012年1月17日 (火)

ビジネス本2冊:『さよなら!僕らのソニー』

先日書き損ねたもう一つのビジネス本、立石泰則著『さよなら!僕らのソニー』について書く。これはビジネス本というよりは、ある種の戦後論、言い方を変えると世代論だ。著者は1950年生まれ。私より一回り上のこの世代までは、SONYというブランドが大きな意味を持っていたようだ。

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2012年1月16日 (月)

韓国映画らしいとは

ナチスへ向かうドイツ国民の心性を表現主義映画に読み取ったクラカウアーではないが、映画はつくづく時代や国民性を表わすと思う。最近の韓国映画といえば、ロマンチック、ダサい、やり過ぎ、くどい、でもおもしろいといった印象があるが、先日映画館で見た『哀しき獣』はまさにその通りだった。

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2012年1月15日 (日)

HPのない名店

食通の友人が、「本当においしい店はホームページがない」と言う。確かに「有名ではないが知る人ぞ知る店」というのは、HPがない場合が多い。先日行った自由が丘の「ル・ジュジュ」というフランス料理店もその一つ。

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2012年1月14日 (土)

それでも新聞はおもしろい:川久保玲

最近友人と話していて、「それでも新聞はおもしろいよね」と言ってしまった。それは「週刊誌やテレビに比べて」という文脈だったが、いつも読む「朝日新聞」で最近おもしろかったのは、一週間前の川久保玲の1ページインタビュー。

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2012年1月13日 (金)

ビジネス本2冊

日頃金儲けと関係のない仕事をしているせいか、時々ビジネスの本が読みたくなる。最近読んだのは『ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録』と立石泰則著『さよなら!僕らのソニー』。いずれも日本の高度成長期から昨今の低迷までを克明に描いている点がおもしろかった。

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2012年1月12日 (木)

映画を語るバスター・キートン

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で両手を振り上げて走るトム・クルーズを見て、バスター・キートンを思い出した。そこで彼のDVDを何本か見て、意外なことに気がついた。彼の映画では、映画そのものについて語ったものが多いということだ。

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2012年1月11日 (水)

地震・原発の本2冊:『福島の原発事故をめぐって』

正月開けに読んだもう一冊の地震・原発の本が、山本義隆著『福島の原発事故をめぐって』。もちろん著者は元東大全共闘議長で、その後は『磁力と重力の発見』などで有名な在野の物理学者だ。この本には原子力というものの本質が淡々と書かれている。

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2012年1月10日 (火)

『幕末太陽傳』のデジタル修復版に考える

テアトル新宿で『幕末太陽傳』デジタル修復版を見て、驚いた。実は数か月前にDVDで見ていたのだが、全然違う。品川宿のセットが濃密な空間として迫ってくる。廊下の奥の方からやってくる人物が鮮明に見えた。

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2012年1月 9日 (月)

今日から実名

これまで匿名で3年ほど書いてきたが、今日で1000回を超えるのを記念してタイトルを変えて実名を副題に入れることにした。理由はいろいろだが、一番大きいのは昨年末に始めたフェイスブック。あるシンポジウムの司会を頼まれて、その縁で始めたが、これが予想外に楽しい。

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2012年1月 8日 (日)

イタリアの国内ヒット作は日本で受けるか

今年最初に試写で見たのは、2月公開のイタリア映画『昼下がり、ローマの恋』。先日劇場で見た、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』に続いて、わかりやすい一般向けの映画だ。しかしハリウッド映画は世界の誰でもわかることを目指しているが、こちらはイタリア国内向けヒット作だ。

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2012年1月 7日 (土)

地震・原発の本2冊

年末に買っていた地震と原発をめぐる本2冊を立て続けに読んだ。河北新報編『河北新報のいちばん長い日』と山本義隆『福島の原発事故をめぐって』。年末の「私の3点」などで取り上げられた本だ。全く違う内容だが、ともにずしりと重い。

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2012年1月 6日 (金)

今年最初の映画

今年最初に見たのは、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』。アメリカのメジャー作品は試写の案内が来ないので(最近はそれ以外も少しずつ減っている気がするが)、有楽町の日劇に見に行った。昨日は既にほとんどの会社が始まっているはずだが、15:25の回にそれなりに客が入っていたので驚いた。

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2012年1月 5日 (木)

九州新幹線は誰のためか

九州の実家に帰った時に、九州新幹線ができていたおかげで、迷惑を蒙った。そんなことを地元の家族に話すと、「全くその通り。近くで誰も喜んでいる人はいない」と言う。

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2012年1月 4日 (水)

田舎の正月

正月は珍しく九州の田舎に帰った。その間、パソコンを持っていかなかったので、ネットに一切接触しなかった。昨日や一昨日にアップしたのは、事前に書いて予約しておいたものだ。ついでに本も全く読まなかった。

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2012年1月 3日 (火)

路面電車の心地よさ

昨年末に行ったプラハと岡山は、妙に懐かしい感じのする、ヒューマンスケールの心地よい街だった。後から、そこには共通するものがあったと思い立った。路面電車である。

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2012年1月 2日 (月)

去年心に残った映画:未公開編

昨年、内外の映画祭で見たが、劇場公開がきまっていないものについて書いてもおきたい。最近は外国映画の公開本数が毎年減っているので(この5年で約400本が300本になった)、海外の映画祭で賞を取っても公開がされない映画が増えた。

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2012年1月 1日 (日)

去年心に残った映画:劇場公開編

あけましておめでとうございます。年頭にあたり、去年の良かった映画を羅列してみる。スクリーンで見たのは159本。中には来年公開のものも少しあるけれど、それはご容赦を。また『無言歌』や『冷たい熱帯魚』のように一昨年に見たものは省く。劇場公開していない、あるいは公開予定のない映画は明日書く。

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