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2012年1月14日 (土)

それでも新聞はおもしろい:川久保玲

最近友人と話していて、「それでも新聞はおもしろいよね」と言ってしまった。それは「週刊誌やテレビに比べて」という文脈だったが、いつも読む「朝日新聞」で最近おもしろかったのは、一週間前の川久保玲の1ページインタビュー。

川久保玲の言葉は、一つ一つが簡潔でぶれない。写真も革ジャンを着て正面を見据えており、本当に「鉄の女」という感じだ。

「新しいというだけでウキウキして、そこから出発できる。ファッションとはそういうものです」

「作り手の側も一番を目指さないとダメ」

「ファッションはもはや洋服だけを意味しているのではなくて、音楽でも絵でも生活用品でも新しいことはすべてファッション」

「まずは身一つで世界に飛び出して、道ばたでもいいから作品を見せること。世界の人に見てもらうだけでも緊張するし、自分にハッパをかけられる」

反骨心はどこからと聞かれて、「世の中の不平等や不条理なことへの憤りでしょうか。本当は私だってそんなに強くはないですよ。強気のふりも時には必要ですよ」

「軽薄と見られがちな部分も含めて私はファッションが好きです。ファッションはたった今、この瞬間だけのもので、それを着たいと思うから、ファッションなのです。そんな刹那的なものだからこそ、今とても大切なことを伝えることができるのです」

ロベール・ブレッソンではないが、この人の言葉の断片を集めるだけで、美しい本ができそうだ。

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