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2012年1月 5日 (木)

九州新幹線は誰のためか

九州の実家に帰った時に、九州新幹線ができていたおかげで、迷惑を蒙った。そんなことを地元の家族に話すと、「全くその通り。近くで誰も喜んでいる人はいない」と言う。

まず博多駅から福岡県南部にある実家に帰るのに、特急がないので快速に乗った。2つ手前の駅で降りて普通電車に乗ろうとすると、40数分待つという。以前は5、6分で来た。その駅の駅員に聞いてみたところ、新幹線の乗継を中心に中心にダイヤが再編された結果、普通電車が大幅に減ったという。結局、タクシーに乗った。

帰りには、最寄りの駅から普通電車に乗った。いつまでたっても乗り継ぎの案内がない。ようやく久留米駅で「15分後に新幹線に乗り継げる」というので、降りた。新幹線の乗り換え口に向かいながら、時刻表を見てみると、なんと10分後に快速があるではないか。快速の案内は一切なくて、遅く出る新幹線のみをアナウンスするとは。久留米から博多まで快速で20分、新幹線で10分。いったい何なのだろうか。

九州新幹線は誰のためか。東京や大阪の客は、新幹線ができようが九州各地に飛行機で行く。福岡から鹿児島までとか、あえて言えば広島から熊本までとか行く人には便利だろうが、そんな人はどれだけいるだろうか。通勤で最大でも1時間しか乗らない地元の人の毎日には、迷惑でしかないだろう。

東北大地震の時に東北新幹線を最優先で復旧したJRはおかしいと、原武史氏が書いていたのを思い出した。地元の人にとっては在来線が役に立つ。東京からは飛行機で行くより電車が便利な東北ならば、まだ少しは理解できるが、九州新幹線は何なのだろうか。

それでも長崎新幹線など九州各地で建設はまだまだ進む。全国でそういうことなのだろう。かつては地元の議員の意地で作っていたと聞くが今もそうなのか。そういえば、九州新幹線には久留米と大牟田の間に「筑後船小屋駅」がある。もともとは「船小屋駅」という快速も止まらない駅があったが、なぜかその田んぼしかない場所に巨大な新幹線の駅ができた。地元では誰もが古賀誠議員の強い希望だったと言っている。

こうした建設を止めることが、今後の日本にとって重要だということははっきりしているのだが。

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