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2012年1月22日 (日)

『通販生活』を買う

初めて『通販生活』という雑誌を買った。少し前に高橋源一郎が朝日新聞の論壇で取り上げた「原発住民投票」特集号が気になっていたからだ。テレビ朝日の「報道ステーション」がCMを拒否したという。私が注文したのは次の春号を含む3冊で、540円。

確かに商品カタログなのだから、1冊200円以内でも安くはない。しかし今回の新聞折り込み広告では、景品として大型の財布がついていたので買った次第。

春号は「原発国民投票」に加えて、普天間基地が特集されている。表紙に枕を抱えた森まゆみ。その奥に米軍機が写っている。「森まゆみさん、メディカル枕を抱えて普天間基地近くの外人住宅で二夜を過ごす。“ここでは戦争は終わっていなかった”」と書かれている。

その号は読者が選んだ暮らしの道具ベスト100が本当の特集で、「メディカル枕」はその第一位なのだ。そのページを開けると上野千鶴子が使っている写真がある。二位以降もすべて文化人、有名人が写真付きで宣伝している。これはつまり、政治的主張や文化を使って、日用品を売るうまい商法だ。

掲載されている商品は安くない。メディカル枕は税込み11,800円。私などは無印で買った800円の枕を使っているのに。そのうえ、600円の送料は別途。よく見ると、雑誌代金540円の振込も有料だ。

中を見ると、菅直人への長いインタビューや、落合恵子による元経産官僚の古賀茂明への原発をめぐるインタビューがある。全体に新左翼→サブカル→エコ系の匂いがプンプンしている。文化好きで、サブカル・エコ志向の小金持ちに向けた巧みなビジネスのような気がしてきた。

何だかちょっと興ざめしたが、それでもメディカル枕は買ってみようかという気になってきた。やはり自分も乗せられたようだ。景品の大判の財布も使いやすいし。

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