さらば、外国人特派員協会
今朝の朝日新聞別刷「グローブ」を読んでいて、終わりの方の「外国人特派員協会の苦悩」という記事が気になった。会員数が激減しているうえに、トップの経費使い込みなどで経営が厳しくなっているという内容だ。有楽町の電気ビルにあるこの協会には、何十回も行った。
1980年代後半に政府系団体に働き始めた時、先輩に連れて行ってもらった時の感激。そこは外国だった。外国人たちが我が物顔に英語で話し、英語で注文をしていた。フランス語やほかの外国語も聞こえた。その後、来日したウンベルト・エーコの記者会見で初めて主催者として使った。
それから90年代になると、イベントの記者会見で何度か使った。数年前は、会社の先輩の退職記念の会をやった。他人が企画するパーティや記者会見への参加は数限りない。
もちろんそこは、田中角栄からオウムの幹部、最近ではオリンパス元社長に至る「話題の人」の記者会見場として有名だ。テレビで、会見の背景にForeigen Correspondants in Japanと書かれた緑の幕がよく映っていた。
かつては外国人記者には、本当にこうした場所が必要だったのだろう。外国人が興味を持つ記者会見を英語でやってくれ、食事からテレックスまで何でも揃っていて、英語ですべて済む。私には不良外人の巣窟にも見えたが。ところが最近は日本語を操る外国人は多いし、日本語ができればニュースはテレビやネットでいくらでも手に入る。高価なテレックスはファックスになり、メールになって自宅から出稿できる。もういらないだろう。
そうして、ここは宴会場としての機能を強めた。ちょっと外国かぶれの高級感がありながら、帝国ホテルよりはるかに安く、東京会館よりさらに経済的なパーティ会場として。実は私は今週、そこで開かれる高校の送別会に参加する。高校の同窓会にまで貸し出すのか。
さらば、甘美なる外国人特派員協会!ついでに、外国かぶれの日本人の奴隷根性と、日本語もできずにジャーナリストと名乗って我が物顔でのし歩く不良外人にもおさらばだ。
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