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2012年4月

2012年4月30日 (月)

「戦争が作る女性像」とは

最近、なぜか昔の映画に出てくる女性像が気になってしょうがない。いわゆるジェンダー研究なんて苦手だったのだが。そんなこともあって、若桑みどり著『戦争がつくる女性像』を読んだ。

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2012年4月29日 (日)

たった一日だけの「イタリア映画祭」

ゴールデン・ウィーク恒例の「イタリア映画祭」が始まった。2001年に自分が始めた映画祭だが、離れて5年もたつとだんだん遠いものに感じられる。初日に見たのは、『天空のからだ』と『ローマ法王の休日』。ともにキリスト教について深く考えさせる映画だった。

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2012年4月28日 (土)

新聞社は展覧会をやめよう

ずっと前から思っていたが、なかなか正面から書けないことがあった。それを今回、朝日新聞デジタルのWEBRONZAに思い切って書いた。「『○○美術館展』はいらない」という文章だ(後半有料)。わかる人にはすぐに何のことかわかるだろう。

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2012年4月27日 (金)

『仁義なき日本沈没』を軽く読む

春日太一著の新書『仁義なき日本沈没 東宝vs.東映の戦後サバイバル』は、楽しみながら軽く読めた。戦後の日本映画が、黄金期から没落してゆくまでの雰囲気がよくわかる。当たり前だが、「黄金期」でも自転車操業だった。

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2012年4月26日 (木)

極上フランス料理2軒

めったにフランス料理店に行かなくなって久しいが、なぜか1週間のうちに2軒も行くことになった。自由ヶ丘の「ル・ジュジュ」と半蔵門の「エメ・ヴィヴェール」。これが2つとも大当たりだった。

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2012年4月25日 (水)

印象の薄い映画と美術展

六本木で空いた時間を利用して、6月2日公開の映画『ジェーン・エア』の試写を見て、「大エルミタージュ美術館」(「大」とは何と恥ずかしい!)の内覧会に行った。一日のうちにスケジュールを詰め込みすぎたせいか、どちらも印象が薄かった。

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2012年4月24日 (火)

政治も社会も描かない『マーガレット・サッチャー』

ようやく映画館で見た『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』が意外におもしろかった。映画としては二流かもしれない。イギリスの政界を彼女がいかにして駆け上がり、首相としてどう活躍したかが見られると思ったが、そんなことはほとんど描かれていない。

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2012年4月23日 (月)

松下政経塾出身はなぜダメか

なぜ民主党政治がうまくいっていないかについては、いろいろな理由があるだろう。先日朝日新聞デジタルのWEBRONZAに載っていた、榊原英資氏の「松下政経塾出身だからだめなのだ」という意見には、私には説得力があった。

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2012年4月22日 (日)

期待通りの『ドライヴ』

気になっていたニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ドライヴ』を見た。日経新聞で中条省平氏が、朝日新聞で山根貞男氏が絶賛していたし、公開後はWEBRONZAで藤崎康氏が、「週刊文春」で小林信彦氏が劇場に見に行って気に入ったことを書いていた。

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2012年4月21日 (土)

『映画欠席裁判』を読み飛ばす

最近は文庫や新書で映画関係の本が出ると、一応買うことにしている。最近軽く飛ばしながら読んで楽しめたのが、町山智浩、柳下毅一郎の対談『ベスト・オブ・映画欠席裁判』。文庫といえど、1000円近くするし、分厚い。

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2012年4月20日 (金)

朝のジュース作り

最近、毎朝果物や野菜でジュースを作るようになった。大学の同世代の同僚が「体の調子がよくなって、肌がすべすべしてきた」というので4月になって始めたが、これが意外に楽しい。

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2012年4月19日 (木)

大学の役割

昨日の「朝日新聞」夕刊の藤原帰一氏コラム「時事小言」の「大学の役割」という文章に、軽い衝撃を受けた。彼は立教大学の吉岡知哉総長が大学院の卒業式で語った言葉を引用しながら、東北大震災と原発事故が、大学が本来の役割を果たしてこなかったことを露呈したと書く。

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2012年4月18日 (水)

一日を23年分描いたら

年を取ると、どんな映画にも自分が体験したことが少しはあって、身につまされることが多い。6月23日公開の『ワン・デイ』の試写状を受け取った時、「23年のラブ・ストーリー」と書かれていて、ちょっと期待して見に行った。『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグ監督だし。

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2012年4月17日 (火)

押井守の暴言を楽しむ

アニメ監督の押井守が書いた新書『コミュニケーションは、要らない』にちょっと驚いた。私は「コミュニケーション力」なるものががもてはやされるのが不愉快なので、そのような内容の本かと思ったら、押井の本音トークの暴言集だった。

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2012年4月16日 (月)

ごますりは組織を滅ぼす

今回の北朝鮮のミサイル騒動で、個人的に一番おもしろかったのは、国家元首としての金正恩の映像がふんだんに見られたことだった。昨日は演説までしてしまったが、その落ち着きのなさといったら、父親の急逝後に突然家業を継ぐ若者という、よく日本で見る風景だった。

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2012年4月15日 (日)

日本の食をめぐる2冊

グルメを巡るシリーズをWEBRONZAに書きはじめたので、にわか勉強とばかりに2冊の文庫を読んだ。原田信男著『日本人は何を食べてきたか』と宮崎正勝著『知っておきたい「食」の日本史』。

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2012年4月14日 (土)

フランス映画のレトロ趣味

アカデミー賞を制した『アーティスト』は言うに及ばず、最近のフランス映画では明らかにレトロ趣味が流行っているようだ。最近だと『プチ・ニコラ』とか『幸せはシャンソニア劇場から』とか。この夏に公開される『屋根裏部屋のマリアたち』もその1本。

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2012年4月13日 (金)

大使館は必要か

先日、久しぶりに東京にある某国大使館の昼食会に出かけて行った。かつて新聞社でイベント屋をやっていた頃には、毎月のようにこうした昼食会、夕食会、パーティーなどで各国の大使館に行っていたが、今はほぼなくなった。今回は知り合いの映画プロデューサーが来日したので、声がかかった。

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2012年4月12日 (木)

東海テレビの『死刑弁護士』に驚く

6月末に劇場公開される東海テレビ製作の『死刑弁護士』を見て、驚いた。試写を見に行ったのは、オウムの麻原彰晃や和歌山カレー事件の林眞須美、光市母子殺害事件の元少年などの死刑囚の裁判を担当した弁護士を追ったドキュメンタリーだと試写状に書かれていたからだ。

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2012年4月11日 (水)

メディカル枕は効くか

先日初めて「通販生活」のカタログを取り寄せて(3冊で540円)、皮の長財布をもらった話はここに書いた。それから3カ月くらいたって、初めて商品を購入してみた。11,800円のメディカル枕。

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2012年4月10日 (火)

ボストン美術館の日本美術

桜満開の上野公園に、東京国立博物館で開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」展を見に行った。土曜の昼ごろだったこともあり、上野駅は改札を出るのに数分かかるほど混んでいたが、展覧会はそれに比べるとさほどでもなかった。

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2012年4月 9日 (月)

ひと味違うスペイン・バル

最近、「スペイン・バル」が流行っている。そんなものはスペインになかったはずだと思って知り合いのスペイン人に聞くと、「スペイン・バルは日本にしかない」という答えが帰ってきた。ならば本場のバルは東京にあるかと聞くと、2つあるという。

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2012年4月 8日 (日)

それでもガレル

6月から7月にかけて公開されるガレルの新作『愛の残像』(08)と『灼熱の肌』(11)の試写を続けて見た。さすがにこの2本立てだと、筋金入りのシネフィル評論家が揃っていたのがおかしかったが。私の感想は一言で言うと「それでもガレル」。

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2012年4月 7日 (土)

ヒューマニズム溢れる映画2本

ヒューマニズム溢れる映画を2本見た。5月12日公開のブルガリア映画『さあ帰ろう、ペダルをこいで』と6月9日公開のフランス映画『キリマンジャロの雪』。ヒューマニズムは、もちろん現在公開中の『少年と自転車』にだって『別離』にだってあるのだが、この2本はそれが冒頭から前面に出ている。

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2012年4月 6日 (金)

今日でブログ3年目

今日でブログを始めて、ちょうど3年目。大学に勤めることになり、最初は不定期に始めたが、半年くらいたって1日のアクセスが50くらいになったところで、毎日書きはじめた。そして今年の1月に実名を公開した。

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2012年4月 5日 (木)

現美で見る戦後美術の諸相

木場の東京都現代美術館で5月6日まで開催中の「田中敦子展」と「靉嘔展」を見に行った。ともに戦後美術の重要な作家で、二人とも色彩豊かな絵画が特徴的だ。しかしその色彩はほとんど逆方向に向かっている。

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2012年4月 4日 (水)

『戦争の映画史』の貴重さ

数年前に出た本だが、藤崎康著『戦争の映画史 恐怖と快楽のフィルム学』を読んで貴重な本だと思った。なぜなら、映画の本では珍しく、一般向けに書かれた知的な本だからだ。英語や仏語にはこういう本は多いのだが。一般に映画評論家の本はたわいなく、研究者の本は難しすぎる。

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2012年4月 3日 (火)

会議の謎

会社員を辞めて、大学で教え始めて3年がたった。時間に余裕ができて、映画を見たり、本を読んだり、料理をしたりする時間が増えておよそ満足しているが、つくづく慣れないのが会議だ。もちろん会社員時代も会議はあったが、これが全く別物だ。

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2012年4月 2日 (月)

古めかしい魅力の『スーパー・チューズデー』

ジョージ・クルーニーの監督作品は『グッドナイト&グッドラック』が予想以上の出来だったので、この新作も期待して見に行った。結果は、『グッドナイト』ほどの緊張感はないが、ちょっと昔のサスペンスもののような、古めかしい魅力に満ちた秀作だった。

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2012年4月 1日 (日)

起源としての「グランド・ホテル」

映画には「グランド・ホテル形式」という言い方がある。同じ空間の同じ時間に集う異なる背景の人々の人間模様を描く、といったスタイルの映画だ。別にホテルでなくても、船でも列車でもいいのだが、それらの元になった映画『グランド・ホテル』(1932年)を500円のDVDで見た。

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