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2012年5月

2012年5月31日 (木)

またまたロマンポルノ

ふと午後に空いた時間ができたら、またロマンポルノを見たくなって、渋谷に出かけた。昨日見たのは、小沼勝監督『さすらいの恋人 眩暈』(78)と曾根中生監督『新宿乱れ街 いくまで待って』の2本。先日見た2本が時代物だったのに比べて今回の2本は現代物で、70年代後半の東京が出てくる。

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2012年5月30日 (水)

映画前史の謎:裸の映像

最近大学の授業のために、映画が始まる以前、つまり映画前史について調べているが、これが何ともおもしろい。エジソンやリュミエールの直前で有名なのが、アメリカのエドワード・マイブリッジとフランスのエチンヌ=ジュール・マレイだ。

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2012年5月29日 (火)

ユダヤ人は人種ではない

先日、駅の書店で買った山井教雄著『まんが パレスチナ問題』という新書を読んで、「ユダヤ人は人種ではない」ということを知った。ユダヤ人というのは宗教から見た見方だから、ユダヤ教を信じていれば、どんな人種でも、どこに住んでいてもユダヤ人だという。

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2012年5月28日 (月)

すばらしい小説とくだらない映画の週末

この週末は、水村美苗の小説『母の遺産 新聞小説』を読み、映画『テルマエ・ロマエ』を見た。水村の新作は期待通りにすばらしく、フジテレビ製作の映画は予想以上にくだらなかった。

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2012年5月27日 (日)

「KATAGAMI Style」?

最初、このアルファベットの展覧会名と聞いた時、全くピンとこなかった。副題は「世界が恋した日本のデザイン」。私はてっきり、三菱一号館美術館はできて間もないのにもうやるものがなくて、習い事の団体の展覧会でも引き受けたのかと勘違いしていた。それが大違い。

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2012年5月26日 (土)

『あの日あの時 愛の記憶』の一点突破

誰にも、心の奥底にしまっている過去がいくつかある。それが恋愛なら、なおさら人には言えない。この映画の場合、それがナチスの収容所での恋愛で、戦後30年あまり封印してきた記憶が、突如蘇る。

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2012年5月25日 (金)

若松孝二の新作は

6月2日に公開される若松孝二監督の新作『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』を試写用DVDで見た。スクリーンで見ていないので、いささか自信はないが、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』に比べると、だいぶ落ちるような気がした。

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2012年5月24日 (木)

またロマンポルノを見る

またユーロスペースにロマンポルノを見に行った。神代辰巳監督の『四畳半襖の裏張り』(1973)。また宮下順子だ。これも30年近く前に見て、衝撃を受けた映画だった。今回はニュープリント。

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2012年5月23日 (水)

『オロ』に「元気をもらう」

6月末公開のドキュメンタリー『オロ』の試写を見た。見たいと思ったのは、岩波映画出身で今年78歳になる岩佐寿弥監督の久々の作品だし、試写状のビジュアルにどこか惹かれたからだ。

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2012年5月22日 (火)

『実録阿部定』は、よくできた恋愛映画だった

「生きつづけるロマンポルノ」という特集がユーロスペースで始まったのは知っていたが、毎回違う映画をやる映画祭方式だと、なかなか空いた時間にというわけにはいかない。日活の友人からわざわざチラシを送ってもらったこともあり、ようやく意を決して出かけた。

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2012年5月21日 (月)

それでもティム・バートン

ティム・バートンの新作『ダーク・シャドウ』は評判が悪い。新聞を見ても、読売は主要3本の中に挙げたが、毎日はやや小さめ、日経はミニ評で、朝日は全く触れていない。それでもティム・バートンだから、と封切り2日目に出かけていった。

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2012年5月20日 (日)

なぜか『金閣寺』を読む

先日南アのケープタウンに出張する前に、買い込んだ文庫の一つが三島由紀夫の『金閣寺』だった。なぜ三島なのか、自分でもわからないが、長らく避けていた作家だったのは間違いない。

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2012年5月19日 (土)

モナ・リザがいっぱい

妙な展覧会を見た。渋谷の東急文化村で6月10日まで開催中の「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展。ダ・ヴィンチ(欧米ではレオナルドと呼ぶが)の絵は、10数点しかないこともあって、まず日本に来ない。数年前にウフィッツィの《受胎告知》が日本に来た時は、東京国立博物館で1点だけを特別展示したくらいだ。

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2012年5月18日 (金)

コカンワカシュウ?

「古今和歌集」ではない。木下直之著『股間若衆』を読んだ。副題は「男の裸は芸術か」で、表紙は公園にある男女の像で、男性器がきちんと見える。これは奇書だと思って買った。

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2012年5月17日 (木)

とにかく長い映画:『ミステリーズ・オブ・リスボン』

またまた長い映画を見た。4時間27分、ラウル・ルイスの『ミステリーズ・オブ・リスボン』で、この秋に公開されるが、その前に6月のフランス映画祭にも出品される。見終わって、ラウル・ルイスの集大成とでも言うべき傑作だと思った。

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2012年5月16日 (水)

とにかく長い映画:『ジョルダーニ家の人々』

5時間6分のイタリア映画『輝ける青春』は、私にとって一番泣ける映画だ。あの音楽を聞いただけで、あるいは一場面を語り始めただけで、涙が出そうになる。7月21日公開の『ジョルダーニ家の人々』は同じ脚本家やプロデューサーで、6時間39分と聞いて気合を入れて試写に出かけた。

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2012年5月15日 (火)

フランス左派の高揚感

フランスの大統領選で、サルコジが負けて10日がたった。最新の仏誌『ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』を見たら、表紙に「やっと!」ENFIN !と書かれていて、オランドが三色旗を振る姿を載せていた。中身も高揚感溢れる記事ばかりだ。

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2012年5月14日 (月)

なぜか微妙なセザンヌ展

ある友人からあまりおもしろくない、という話を聞いていたが、何はともあれ「セザンヌ展」を見逃すわけにはいかない。時差ボケも直り、ようやく国立新美術館に見に行った。良かったけれど、どこか期待と違う微妙なところがあった。

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2012年5月13日 (日)

清水宏の即興的おもしろさ

清水宏監督の『按摩と女』(1938)を再見して、またまた驚いた。温泉町の数日間の淡い恋をスケッチ風に描いただけの64分の小品だが、これが即興のようで抜群におもしろい。

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2012年5月12日 (土)

せっかち電車

とにかくせっかちだ。そんな私が一番いらいらするのは、電車に乗る時。会社員の頃は、仕事中はタクシーやハイヤーに乗っていたから、電車といえば通勤くらいだった。ところが今はかつての2倍くらい電車に乗る。

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2012年5月11日 (金)

パーティ2つ

会社員の頃はやたらにパーティに出かけていた。どこに仕事のネタが転がっているかわからないからと、誘われたらどこにでも顔を出した。最近はその機会はめっきり減ったが、今週は珍しく2つも出た。

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2012年5月10日 (木)

絵巻とアニメ

先日、「ボストン美術館展」で「吉備大臣入唐絵巻」や「平治物語絵巻」を見て、そのおもしろさに改めて驚いた。物語が左側にどんどん展開して、時間が経過してゆく絵巻の魅力を映画を学ぶ学生に伝えられないかと思っていたら、便利な本が見つかった。高畑勲著『十二世紀のアニメーション』。

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2012年5月 9日 (水)

『桐島、部活やめるってよ』の不穏さ

8月11日公開のこの映画の試写状をもらった時から、不穏な感じはしていた。実を言うと、同名のベストセラー小説があることさえ知らなかったが、題名とビジュアルから、何か普通の邦画とは違うものが伝わってきたので、早めに見に行った。

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2012年5月 8日 (火)

記念日に「エメ・ヴィベール」

今日は時差ぼけで寝坊して、書くのが遅れた。すでにGW前に行った店だが、半蔵門の「エメ・ヴィベール」について書いておきたい。ここはミシュラン2つ星の店だ。ミシュラン東京版がフランス版に比べて甘すぎることは多くの人が指摘したが、この店はフランス基準でも2つ星だと思う。

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2012年5月 7日 (月)

戦後史を語るあやうさ

海外から帰りの飛行機で、映画『Always3丁目の夕日'64』を見て、小説『悪人』を読んだ。疲れる飛行機の中では、母国語のものが楽でいい。偶然だが、行きの飛行機で読んだ『高度成長』や『東京物語』と併せて、日本の戦後史を考えた。

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2012年5月 6日 (日)

ケープタウンの印象

ケープタウンに行った。たった5泊なので何がわかるものではないが、個人的な印象を書いておく。何より、貧富の差が激しい都市だと思った。自分が行った都市ではサンパウロやドバイに近いか。空港から都心に向かう道路にはスラムが続き、まさに『ツォツィ』や『第9地区』だ。

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2012年5月 5日 (土)

海外旅行で忘れてはならないもの

昔ほど多くはないが、年に1、2回は海外に行く。そしてそのたびに必ず持って行くものをチェックするが、いつも何か忘れてしまう。この30年間で百回以上海外に行っているはずなのに。自分の備忘録の意味も含めて、忘れてはならないものを列挙してみる。

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2012年5月 4日 (金)

高度成長からバブルをたどる2冊

偶然続けて読んだ本で、自分が生まれてから育った時代、つまり高度成長からバブルをたどることになった。吉川洋著『高度成長 日本を変えた6000日』と奥田英朗著『東京物語』。前者は経済書で、後者は小説だが。

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2012年5月 3日 (木)

国際会議は楽しい

今回ケープタウンの国際会議に参加するために乗った香港行きの飛行機で、いくつもの新聞を読んだ。思わず笑ってしまったのが、日経新聞朝刊文化面の蓮實重彦氏の長い文章。題して「会議が多すぎはしまいか」。

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2012年5月 2日 (水)

飛行機に向く映画、向かない映画

香港からヨハネスブルグまでキャセイ航空で13時間。会社員の頃はいつもマイルでビジネスクラスにアップ・グレードしていたし、最近はプレミアム・エコノミーが多かったので、普通のエコノミーは久しぶり。エアバス社の新しい機体で、エコノミーにしては乗り心地が良かった。

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2012年5月 1日 (火)

香港からアフリカへ

急にケープタウンに行くことになり、初めてのキャセイ航空で、香港、ヨハネスブルグを経て行くことにした。これまで長い間欧米ばかり行っていたので、ちょっと新鮮で嬉しい。

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