パーティ2つ
会社員の頃はやたらにパーティに出かけていた。どこに仕事のネタが転がっているかわからないからと、誘われたらどこにでも顔を出した。最近はその機会はめっきり減ったが、今週は珍しく2つも出た。
1つは秦早穂子さんの『影の部分』出版記念パーティ。これは自らが発起人の一人なので自画自賛と言われそうだが、いい感じの会になったと思う。映画が好きで何十年も携わってきた人たちが、大好きな秦さんを静かに囲む、そんな素敵な一夜だった。
乾杯の音頭で中条省平さんが「80歳の新しい小説家が生まれました」と宣言したのが、特に印象に残った。驚いたのはプロデューサーの原正人さんから「古賀さんですか、ブログ読みました」と言われたこと。原さんといえば、ヘラルド・エースを設立し、『戦場のメリークリスマス』や『乱』など数々の映画を製作した方である。恐れ多い。
もうひとつおかしかったのは、数人から「古賀さん、今日は生き生きしていますよ」と言われたこと。裏方としてマイクを調整したり走りまわっていたら、どうも昔のイベント屋魂が出てしまったらしい。恥ずかしい。
この会は楽しすぎて、時間が来てもなかなか帰らない方が多く、そのまま二次会となった。
もう一つはフランス大使館の「フランス文化センター 日本」設立記念レセプション。東京日仏学院があるのに、意味がわからないと思ったが、よく聞いてみると大使館文化部と各地の日仏学院を同じ組織にするというリストラだ。今後は大使館の意向で日仏学院を自由に動かせるということだから、文化にとってマイナスなのは言うまでもない。こちらは、1時間たっても挨拶が続いていたので、乾杯の前に早々に退散した。ちなみにシャンパンは乾杯まで出してくれず、白ワインはまずかった。
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