ユニクロを着るタクシー運転手
先日久しぶりにタクシーに乗ったら、窓にユニクロのロゴ入りステッカーが貼ってあった。どんなキャンペーンかと思ったら、「この車の運転手はユニクロのポロシャツを着ています。働くすべての人にユニクロを!」と書かれていた。そこで運転手さんに聞いてみた。
「ユニクロのポロシャツは、会社から着なさいと言われたのですか」「ええ、これがタダなんです。2着もらいました。これまでのワイシャツにネクタイに比べたら、格段に楽です」
「でもこんなステッカーを貼っていたら、タクシー会社はユニクロからキャンペーン代をもらっているんじゃないですか」「えっ、お客さん、そんなもんですか。じゃあ2着じゃなくて4着欲しいなあ。2着じゃ、ひと夏でボロボロになります。でもこれまでネクタイをしていたのが馬鹿らしくなりました。来年会社が元に戻るといっても、大反対が起きますね」
「ユニクロはそれを見越して、来年からは買わせようとしているんじゃないですか」「でも安いんだったらいいです。とにかくこれを着たら、もうネクタイはできません」
完全にユニクロの勝利である。ネットで調べたら「一般企業もユニクロを制服として採用」というニュースがあった。タクシーでは私が乗ったグリーン・キャブと第一交通。ほかに病院もあった。モデルがそれぞれの服を着た記者会見の写真もある。タダで渡しておいて「制服として採用」は少し強引だが、うまい。
このままだと日本中がユニクロになってしまう。私は去年は「プレミアムコットン」のTシャツや「プレミアムリネン」のシャツを何着か買ったが、今年はそんなすぐれものはなさそうだ。大学で教えているので、大学生と「かぶる」(これをユニカブリと言うらしい)ことだけはないようにと考えている。
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