テレビを見ない
自分は世間の話題からとにかく遅れていると感じることがある。先日の衝撃は「金環日食」だった。世間ではどうも、何百年ぶりかに日本各地で見られるとのことで盛り上がっていたようだ。日食の数日前に友人に専用メガネを見せられて、私は驚いた。
何に驚いたかというと、そんなメガネが売られていることに対してだ。見てどうする、というのが正直な気持ち。それでその日の朝がやってきたが、私はうっかり忘れていた。
いつものように6時くらいに起きてシャワーを浴びて朝食を取り、このブログを書いていたら、明るかったはずの外が少しずつ暗くなった。あれっおかしいな、雨になるのかなと外を見つめていたら、何だか騒がしくなってきた。外を見ると、暗いのに空は青い。ヒヤリと薄気味悪い恐怖感が走り、なぜか地震でも起きたのかと思った。
アパートのベランダの下をよく見ると、何人もの住人が専用メガネをつけて見ていた。ようやく「金環日食」だと気付いた。その時に感じた薄気味の悪さは、かつて古代人が驚いたのと同じような質のものだったかもしれない。その日の夕刊一面に大きく載った写真を見て、そんな騒ぎなんだと思った。
その時に、自分のベランダからスカイツリーが見えることを知った。これが噂のアレだなと思ったが、まさかその翌日がオープンとは知らなかった。これまた翌日の新聞の一面で知ることになる。7月まで予約で一杯と言うが、何が嬉しいのだろう。
どうもテレビを見ないのがいけないようだ。「カーネーション」も「梅ちゃん先生」も見たことがないし、木嶋佳苗も塩谷瞬も河本準一も、何が話題なのかよくわかっていない。こうなったら、これからも意地でも見ない。
私がテレビを見るのは、事件の時だけ。3.11の大地震も、9.11も、オウム地下鉄サリン事件も生で見た。これは小学校の時にアポロの月面着陸やあさま山荘への鉄球突入を生で見て以来、テレビが一番だ。
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