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2012年8月

2012年8月31日 (金)

フランス人とイタリア人の気まぐれ

ベネチアに行くのに、いつものようにパリで乗り換えた。この空港には年に1度は行くが、2、3年に一度システムが変わる。今年は欧州便の発着が2Eから2Dになっていた。

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2012年8月30日 (木)

蓮實重彦著『映画時評2009-2011』に考える

個人的に今まで何人かの人に騙されたが、何といっても蓮實重彦氏ほど多くの映画好きを騙した人はいないのではないだろうか。今の30代後半から50代半ばまでの中には、人生を狂わされた人もいやしないか。彼の新著『映画時評2009-2011』を読みながら、そんなことを考えた。

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2012年8月29日 (水)

『ぼくたちのムッシュ・ラザール』の小さな輝き

2週間ほど前に公開したカナダ映画『ぼくたちのムッシュ・ラザール』を見た。朝日で秦早穂子さんが好意的な評を書いていたのが記憶に残っていたからだ。最近『プロメテウス』『トータル・リコール』とハリウッドの大作を立て続けに劇場で見た反動もある。

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2012年8月28日 (火)

意外におもしろい『トータル・リコール』

『プロメテウス』を見たら、もっとSFアクションを見たくなって、『トータル・リコール』を見た。藤崎康氏がWEBRONZAで、地球が富裕層と労働者層の住む2つの地域に分断された物語で、労働者層の街は『ブレード・ランナー』そっくりだと書いていたのも気になってもいた。

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2012年8月27日 (月)

『プロメテウス』の謎

リドリー・スコット監督の『プロメテウス』がおもしろかった。途中からこの監督の出世作『エイリアン』に近づいてゆくが、それも含めてまるで「エイリアン 創世記」みたいで嬉しかった。しかし、果たして「創造者」は何をしたかったのか、根本的なところが全く謎だ。

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2012年8月26日 (日)

肩すかしの小熊英二著『社会を変えるには』

小熊英二という人は、とにかく分厚い本を書く。『<民主>と<愛国>』は相当分厚かったが、『1968』はそれが上下巻。出たばかりの新書『社会を変えるには』は、新書なのに517ページもある。いつもながらの正面衝突のような題名に惹かれて買った。

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2012年8月25日 (土)

クローネンバーグの新作は

10月27日公開のデヴィッド・クローネンバーグ監督新作『危険なメソッド』を見た。昨年のベネチアで見た日本人たちが「?」という顔をしていた映画だ。フロイトとユングの議論が難解という人もいたので、日本語字幕なら安心だろうと思った。

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2012年8月24日 (金)

普通のおいしい店2軒

最近行ったのは、ごく普通の店だが、思いのほかおいしかった2軒。1つは原宿の中華「南国酒家本店」で、もう1つはホテル・ニューオータニ内の鉄板焼「石心亭」。

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2012年8月23日 (木)

食べない健康法

最近、身近な友人で食事の回数を減らして減量した、健康になったという人が立て続けに出ている。邦画大手に勤務するKさんは、朝も昼もお茶などで済まし、夕食だけを食べる生活を3か月やって10キロ痩せたという。映画宣伝会社のWさんは、昼を抜いて3キロ痩せたと聞いた。

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2012年8月22日 (水)

ウディ・アレンの「人間喜劇」は続く

最近、ウディ・アレンは現代のバルザックではないかと思うようになった。つまり永遠に続く「人間喜劇」。彼の場合は、舞台は世界規模だが、登場するのは欧米の都会の「それなりに」裕福で知的な人々だ。今回見たのは12月1日公開の『恋のロンドン狂騒曲』。

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2012年8月21日 (火)

奈良美智の「深み」

横浜美術館で開催中の「奈良美智展」を見に行った。朝日新聞に「奈良美智個展、深み増す」という見出しの記事があって、「本当か」と思ったからだ。奈良美智といえば、おでこの広い女の子がにらんだような絵が、90年代から人気があった。

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2012年8月20日 (月)

お盆のフランス料理ランチ2軒

お盆に田舎から姉夫妻や友人がやってきたので、2軒のフランス料理店でもてなした。友人と行ったのは銀座三越新館の「ラ・ブール・ノワゼット」で、親戚と行ったのは六本木ヒルズの「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」で、後者は初めて。

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2012年8月19日 (日)

六本木の美術展3つ

六本木で1時間と少し空いたので、駆け足で美術展を3本見た。六本木ヒルズの上で「大英博物館 古代エジプト展」と「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」、それからミッドタウンのサントリー美術館で「おもしろびじゅつワンダーランド展」。ああ、疲れた。

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2012年8月18日 (土)

『おおかみこどもの雨と雪』が見せるアニメの新しい可能性

そもそもアニメを見ていない。だから無理して急に『エヴァンゲリオン』などを見に行ってもよくわからない。そんな私がアニメの新しい可能性を感じたのが、細田守監督『おおかみこどもの雨と雪』だった。

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2012年8月17日 (金)

待ちに待った『のぼうの城』に?

水攻めがあるために、大震災後に公開が延期になった『のぼうの城』がようやく11月2日に公開されるというので試写を見た。会場は満員で入れない人がいたくらい。ところが映画の出来は、私には「?」だった。

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2012年8月16日 (木)

お盆の身辺整理:銀行解約

毎年お盆になると、身の回りの整理をする。今年は使わない銀行口座を解約することにした。というのは、半年ほど前に、何年も使われていない休眠口座の残金を政府が接収する案が出ていたからだ。数百円しかないはずだが、政府に取られるのはいやだ。

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2012年8月15日 (水)

真夏に効く白磁と禅画

有楽町に行ったついでに、思い立って出光美術館に行った。「東洋の白いやきもの」展を見ようと思ったからだ。「併設・仙厓展」というのも気になっていた。これが予想以上に「真夏」に効いた。

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2012年8月14日 (火)

感動した、楽しんだ、でもクドイ韓国映画『高地戦』

映画にはどうしても国民性というか、作られた国の状況や精神性が出てしまうものだが、現在の韓国映画ほどそれが顕著な映画はないだろう。どの映画も韓国でしかありえないカラーに満ちている。10月27日公開の『高地戦』もそうだった。つまり、感動した、楽しんだ、でもクドイ。

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2012年8月13日 (月)

オリンピックのメダル数を考える

最近、試写会で会った友人に「ブログに映画のことばかり書いていますね」と言われた。夏休みでまとめて映画を見ているからだが、本や美術展と違って映画はすぐ書かないと忘れてしまう。だから見た翌日に書いているので、最近は映画ばかりという次第。そこで今日はオリンピックについて、(見ていないが)書く。

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2012年8月12日 (日)

『トリュフォーの手紙』ではなかったが

山田宏一著『トリュフォーの手紙』を読んだ。長年待ちに待った「フランソワ・トリュフォー書簡集」がいよいよ出たかと思って買ったが、これがかなり違った。1984年に亡くなったトリュフォーの分厚い書簡集がフランスで出たのが、1988年。もちろん買ったが、山田宏一さんが訳されると聞いて、喜んで待っていた。

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2012年8月11日 (土)

“岩井ワールド”、外国人相手でも変わらず

岩井俊二監督がカナダで英語で撮った『ヴァンパイア』(9月15日公開)を見た。いわゆる“岩井ワールド”が、外国人を相手に撮ったらどうなるか楽しみだったが、結論から言うと「あいかわらず」だった。

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2012年8月10日 (金)

やはりおもしろい北野武

10月6日公開の北野武監督新作『アウトレイジ ビヨンド』を見た。珍しく1回目の試写に行ったのは、やはり期待値が高かったからだろう。試写室は満員で、映画も期待を裏切らなかった。

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2012年8月 9日 (木)

アリス・ギイを楽しむ

最近、機会があってアリス・ギイの映画をまとめて見た。アリス・ギイと言えば、「世界最初の女性監督」として有名だが、製作していた期間は何とメリエスと重なる。見たのは、フランスで発売されている2巻からなるBOX「ゴーモン社初期映画集」Gaumont cinema premierのなかのアリス・ギー関連2枚で、全体で4時間近い。

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2012年8月 8日 (水)

『ビラルの世界』の明るい貧困

最近偶然にドキュメンタリー映画ばかり見ている。『イラン式料理本』、『フタバから遠く離れて』の次に見たのは10月公開のインド映画『ビラルの世界』。その「明るい貧困」とでも言うべき世界に、またガツンとやられた。

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2012年8月 7日 (火)

『フタバから遠く離れて』に心を動かされる

10月13日に公開される船橋淳監督のドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』を見た。震災や原発のドキュメンタリーはほとんど見ていないが、見に行ったのは音楽を担当した鈴木治行氏が20数年前からの友人だからだ。これが予想以上に心を動かされた。

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2012年8月 6日 (月)

『ダークナイト ライジング』にしびれる

やっぱり、クリストファー・ノーラン監督は、「見せる」ことにおいて天才的な造形力を示す。『インセプション』のような脳髄をやられる感じはないが、前半、バットマンが真っ黒なタイツとマスクで現れるだけで、しびれるほどカッコいい。

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2012年8月 5日 (日)

『東京プリズン』に?

映画の場合はみんながホメても、自分にはピンとこないものが2割はある。小説の場合はもっと少ない気がしていたが、赤坂真理著『東京プリズン』は違った。最近、新聞や雑誌の書評で大絶賛の嵐の小説だったが。

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2012年8月 4日 (土)

ちょっと違った映画『思秋期』

映画は時間を取られるので、試写を見に行くのは一種の賭だ。公開後だと映画評や見た人の話などでだいたい自分に向いているか、まずわかる。試写の場合は、小さな試写状をためつすがめつ裏表眺めて、行くべきか考える。最近、「違った」と思ったのがイギリス映画『思秋期』。

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2012年8月 3日 (金)

映画『イラン式料理本』の

今週から勤める大学が夏休みになって、毎日試写に通っている。授業が始まるとなかなか見られないので、春休みや夏休みにためて見るのが習慣になった。昨日見たのは、9月15日公開の『イラン式料理本』。

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2012年8月 2日 (木)

『ディクテーター』の破壊的ユーモア

9月7日公開の『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』を見た。既にとんでもない予告編が劇場に出ている、例のサシャ・バロン・コーエン主演の映画だ。普通、このたぐいの映画は見ないが、一日中家で本を読んでいたら朦朧としてきたので、18時の試写にパラマウントに行った。

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2012年8月 1日 (水)

映画『私たちの宣戦布告』の不思議な新しさ

9月封切のフランス映画『わたしたちの宣戦布告』を見た。去年のカンヌ以来フランスでずいぶん話題になっていたが、ようやく公開が決まったようだ。期待して見に行ったが、なるほどフランスで受けた理由と日本で公開が決まらなかったわけがわかる、ちょっと不思議な新しさを持つ映画だった。

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