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2012年8月19日 (日)

六本木の美術展3つ

六本木で1時間と少し空いたので、駆け足で美術展を3本見た。六本木ヒルズの上で「大英博物館 古代エジプト展」と「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」、それからミッドタウンのサントリー美術館で「おもしろびじゅつワンダーランド展」。ああ、疲れた。

「古代エジプト展」は、ミイラとか棺もあったけれど、目玉は何といっても「死者の書」と呼ばれる35メートルの《グリーンフィールド・パピルス》。死後に何が起こるかが、手の込んだイラストで描かれている。古代文字ヒエログリフの魅力とあいまって、人間と動物が共存する世界に引き込まれる。

夏休みで子供も多かったけれど、「死者の書」は子供には相当に強い印象を残すのではないだろうか。日本の日常とは全く別の世界が、何千年も前に厳然とした体系のもとに存在しているのが、ビジュアルとして理解できる。9月17日まで。

「アラブ・エクスプレス展」は、同じ中東ということもあって「死者の書」がなかなか頭から離れず、ピンとこなかった。写真や映像を多用した現代美術が多かったが、造形的に光るものがない。2008年にドバイやアブダビに行った時には、現代美術の画廊に行ったり、シャルジャのビエンナーレ事務局に行ったりして、もっとおもしろいものがあったような気がしたが。今回の展示は、パレスチナをめぐる政治的なメッセージの強いものが多すぎる。10月28日まで。

「おもしろびじゅつワンダーランド展」は、何より、「洛中洛外図屏風」のタッチパネルがおもしろかった。実物大のパネルを触ると拡大され、「二条城」などの解説が出てくる。日頃はガラスの向こうで小さくしか見えないものが、手元で大きくなるのは何とも楽しい。そのほかいろいろあったが、大人にはこれが一番面白かった。これは9月2日まで。

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