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2012年8月15日 (水)

真夏に効く白磁と禅画

有楽町に行ったついでに、思い立って出光美術館に行った。「東洋の白いやきもの」展を見ようと思ったからだ。「併設・仙厓展」というのも気になっていた。これが予想以上に「真夏」に効いた。

真っ白な壺や皿や茶碗が続く。よく見るとかすかな模様が浮かび上がってくる。とりわけ、景徳鎮の少し青みがかった青白磁には息を飲んだ。中国が中心だが、朝鮮や日本ものも後半出てくる。無の境地のような白磁を眺めていると、心が澄んでくる(気がする)。

急に、昔の小椋桂の歌が蘇った。

真っ白な 陶磁器を
眺めては あきもせず
かといって 触れもせず
そんな風に 君のまわりで
僕の一日が 過ぎてゆく

この歌を聞いたのはたぶん中学生の頃だろう。考えてみたら、それ以来焼き物とは係わりのない人生を歩んできた。皿や茶碗に金をかけたことなどない。これから気に入った器でも買ってみるかなと思った。

後半、20点ほどの仙厓の禅画があった。海ノ中道とか筥崎宮とか、仙厓が住んだ博多の風景があって、福岡生まれの自分には懐かしかった。あるいは虎や龍、猿などを描いた絵。子供に還ったようなシンプルな禅画に、白磁の焼き物と似たショックを受けた。

この展覧会は10月21日までで、その次は「琳派芸術Ⅱ」。抱一と基一が中心らしいから、これははずせない。

見終わって、目の前に皇居が広がる休憩所で佇む。無料の冷たいほうじ茶をのみながら、行く末について考えた。

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