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2012年8月 6日 (月)

『ダークナイト ライジング』にしびれる

やっぱり、クリストファー・ノーラン監督は、「見せる」ことにおいて天才的な造形力を示す。『インセプション』のような脳髄をやられる感じはないが、前半、バットマンが真っ黒なタイツとマスクで現れるだけで、しびれるほどカッコいい。

ベインが爆弾テロを繰り返し、地面がどんどん落ちて、橋が壊されてゆくシーンは本当に怖い。ゴッサムという街を壊すか、救うか。それだけをテーマに派手なアクションが続く。最後にバットマンが再登場し、核爆弾を持って遠くに去ってゆくシーンまで2時間44分、圧倒され続けだった。

それにしても後半の「人間的」な解決は、何だろうか。そもそもクリスチャン・ベイル演じるブルース・ウェイン=バットマンは、マスクをかぶらない時間が長すぎる。とりわけ奈落に落とされてからは心身ともに深く傷つき、そこから這い上がるのに何度も失敗する。その後ベインと戦うのも素手だ。マリオン・コティヤール演じる部下のミランダの裏切りも、その過去の暗さが人間的すぎる。

それでも最後にバットマンがアン・ハサウェー演じるセリーナと2人で組んで街を救い出すシーンは、人間離れしていてスカッとした。それを見ている子供たちのシーンも良かった。

モーガン・フリーマンやマイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマンなどの脇役もいい。出てくるだけで映画になっている。

正直なところ、見ている時は全部理解できなかったので、もう1回見たい。本当なら『バットマン ビギンズ』から『ダークナイト』ともう一度見てから見るとなおいいのだろうが、さすがにその余裕はないけど。

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