食べない健康法
最近、身近な友人で食事の回数を減らして減量した、健康になったという人が立て続けに出ている。邦画大手に勤務するKさんは、朝も昼もお茶などで済まし、夕食だけを食べる生活を3か月やって10キロ痩せたという。映画宣伝会社のWさんは、昼を抜いて3キロ痩せたと聞いた。
2人とも50過ぎだが、「体調が良くなった」「慣れればお腹はすかなくなる」と言う。K氏の場合は、たぶん最近はやりの南雲吉則著『50歳を30代に見える生き方』を読んでいるのだと思うが、広告を見た時にまさかあれが効くとは思わなかった。
そういえば、数日前の朝日の朝刊の「ベジタリアン」特集で、サンプラザ中野という芸人が、朝食を抜いて昼・夜は肉と魚なしの食事をして、82キロが58キロに痩せて健康そのものという。
ついでに言うと、会社を経営している友人で、10年ほど前から年に一度断食療法をしている女性がいる。これは「アユールヴェーダ」というからインド系のようだが、イスラムのラマダンも、ある意味では断食健康法なのかもしれない。
私はこの3月から、ほぼ毎朝果物・野菜ジュースを作って飲んでいる。1キロだけ痩せて、体調は良くなった気がするが、これはおいしいから飲んでいるだけ。1日に3回食べることの快楽は、とても捨てきれない。
大学の教員は現在夏休み中で、3度の食事に何を食べるかは、ほとんど最大の関心事だ。いつもランチにどこに行くかを考えて午前中が過ぎる。とても抜くことなんかできない。これまで映画も何もすべてを快楽原則で生きてきた私にとって、食事は最大の快楽の一つ。断食をするには、煩悩が大き過ぎる。
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