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2012年9月26日 (水)

長生きするには

最近、食べる量を減らす健康法が流行っている。ここで書いたように、私と同年輩の友人で実際に実践している人も数名。さて、最近パリや東京の映画関係者で高齢で元気な方々と立て続けに会った。みんな80以上の方だが、食欲旺盛な方ばかりだった。

まず、映画評論家のジャン・ドゥーシェ氏は83歳。ゴダールらと共に『パリところどころ』なども監督しているが、フランスのハスミさんと言っていいくらいの影響力を持つ評論家だ。この人はワインを飲み、肉を食べ、デザートをがっつり食べる。

それから『ヘッド・ライト』『女猫』など往年のフランス映画のフランソワーズ・アルヌールさんは81歳だが、元気バリバリ。今も大きな肉をペロリと食べるが、さすがにワインは遠慮し、デザートは果物にしていた。それにしてもその時撮った写真を見ると、まだまだ60代に見える。

有名ではないが、メリエスの孫娘で私が訳した『魔術師メリエス』を書いたマドレーヌ・マルテット=メリエスは89歳だが、レストランで前菜、魚、チーズにデザートまで食べていた。顔色も良く、元気はつらつ。来年はシネマテークで90歳の誕生日を祝う予定という。

日本人では、朝日新聞に映画評を書く佐藤忠男さん、品田雄吉さん、秦早穂子さんは80越えだが、お元気な様子を試写室で見かける。毎日昼間から暗い所で映画を見るのは健康に悪そうだが、彼らには関係ないのか。みなさん健啖家らしい。

最近、字幕翻訳家の山崎剛太郎さんに用があってお会いしたが、今年95歳なのに実にお元気だった。目が少し見えないとのことだが、普通に電話に出られ、杖もなしでどんどん道路を歩かれる。好物はワインとのこと。「映画がぼんやりとしか見えないのが残念」と笑っておられた。

結論:凡人にはやはり小食がいいだろうが、80歳以上まで生きてバリバリ活動を続ける人は、たくさん食べる人が多い。私は後者になろうと食べ過ぎて、早死にするタイプかも。

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