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2012年10月12日 (金)

エール・フランス60年

エール・フランスの機内誌「ボン・ヴォヤージュ」は、昔一度だけ文章を書いて以来、今も定期的に送られてくる。その最新号が、日本就航60周年記念号でなかなかおもしろい。いろいろ昔のことを思い出した。

まず、スチュワーデスの制服の変遷を写真で見ることができる。ディオール、バレンシアガ、カルバンなど十年ごとくらいに変わって、今はクリスチャン・ラクロア。今まで気にして見たことはなかったが、こんなにお洒落だったとは。

興味深いのは飛行時間。1952年の最初は、パリ、ベイルート、カラチ、サイゴンを経由して、総飛行時間は38時間30分。ジェット機が導入されて1960年にはアンカレッジ経由で17時間になった。一時期は超音速旅客機コンコルドもあったようで、これがアンカレッジ経由で7時間30分。

12時間の直行便が就航したのは1986年だった。私が最初に海外に行ったのはパリで、1984年にエール・フランスに乗った。福岡から大阪までなぜか新幹線で行って、そこから空港バスで伊丹空港へ。東京からアンカレッジ経由で、20時間くらいかかったような気がする。

その時はとにかく長かった。横に座ったフランス人夫婦が話しかけてくるが、半分もわからず、困った記憶がある。アンカレッジでうどんを食べている大勢の日本人を見て、不思議でしかたがなかった。

パリに着いたのは朝5時頃。登山用のリュックを背負って降りた。たぶん「地球の歩き方」に、空港バスより普通の路線バスが安いと書いてあって、それを1時間近く探して見つかったが、そんな早い時間にバスは来ない。結局空港バスに乗って、ポルト・ド・マイヨーまで行った。

朝7時頃に地下鉄に乗った。黒人ばかりで、その時の怖かった気分は今も鮮明に覚えている。それから泊まったホテルや会った友人など、すべてを昨日のように克明に覚えている。

その後はパリに何十回も行ったが、乗った航空会社さえ覚えていない。最初の海外旅行は、それくらい強烈だった。

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