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2012年10月21日 (日)

それでも東京国際映画祭を見捨てない:その(2)

昨日、東京国際映画祭のオープニングに行った。退屈なセレモニーが1時間半、同じくらい間のびした映画『シルク・ドゥ・ソレイユ』が1時間半、我ながら辛抱強くなったと思う。

若い頃は、こんなセレモニーは耐えられなかった。今は、こんなものかと余裕で眺めていられるから不思議だ。ちゃんと始めからセレモニーに出たのは昨年からだが、今年は去年よりもひどかった。司会がこれまでのジョン・カビラと久保純子に代わって、笠井伸輔だったからだ。

最初から舞台を歩き回っての大げさな語りに、私は本当に恥ずかしかった。途中からは落ち着いてきたのか、オヤジギャクを飛ばす。やはりテレビのアナウンサーは向かない。カビラと久保のコンビはもっとシンプルでマシだった。本来なら、日本の顔と言えるような映画俳優に頼むべきだろう。

主催者側で顔を出すのは、依田チェアマンのみ。来賓は起立させて紹介するのに、ディレクターは全く紹介しない。せめて部門の説明だけでもさせればいいのに。コンペの全作品をアナウンサーが説明する必要は全くない。

枝野経済産業大臣の挨拶があったが、「Jポップの方がKポップよりポテンシャルがある」とか「忙しくて映画は飛行機の中でしか見ていない」とか寝言のようなことばかりだった。この人は全く場が読めていない。前原とか海江田とかも来て映画を見ていたが、暇なのだろうか。

さて『シルク・ドゥ・ソレイユ』は、最初はなんで3Dなのかと思いながら見た。途中から何で映画なのかと思い直した。終わりの頃に、「ああこれはよくできたODSだ」と思って見た。ODSとはサッカーや舞台などを映画館でかけるやつだが、関心のない人間にはどうでもいい。『シルク』は30分ならともかく、1時間半は長すぎだ。

出たところで審査員のエマニュエレ・クリアレーゼ監督がいたので、話しかけた。イタリア映画祭で『グラツィアの島』など上映した話をしたら、ずいぶん喜んでいた。彼も『シルク』は最低だと言っていた。「もっと映画的におもしろく見せるやり方はいくらでもあるのに」

そしてレセプション。こちらはスポンサーなのか知らない人があまりに多いので、知り合いに声をかけて30分で退散。午後4時半から、長い、長い4時間だった。


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