大学で4年たった
昨日は勤務先の大学の卒業式だった。卒業生が入学した時に私も大学に来たので、もう4年もたったことになる。同僚たちはそれこそ何十年もいるので、いまだに新人の気分は抜けないが、確かに4年で私自身が学んだことはある。
当たり前だが、教師は怒鳴ってはいけない。前職では怒鳴りながら仕事をしていたせいか、最初はつい言い過ぎることが多かった。ところが今の学生はそういうことに慣れていないので、深く傷ついてしまう。特にみんながいるところでやるのは良くない。
それから早口はいけない。これは性分だから直らないが、パワーポイントを使ってどんどん進めると、学生はついていけない。とにかくゆっくりゆっくり話すこと、理解度を確認すること。大事なポイントは時々戻って再度説明する。
学生に意見を求めても、普通は手を挙げない。こういう時は、紙を配るか、指名して話しやすい雰囲気で聞く。そうするとおもしろいほど話し出す。指名する時には名前を覚えた方がいいに決まっているが、これもなかなか難しい。
当たり前だがどの学生にも公平に。個別に話をすると、普段の様子からは想像もつかないような側面が見えてくる。それはできない学生ほどそうだ。
それから自分の自慢をしない。これは学生には全く受けない。特に過去の仕事の自慢は最低。
このブログは学生も読んでいる者がいるので、この程度にしておこう。そういえば、このブログも4年になる。毎日書くと決めて3年半、実名を出して1年3カ月。雨の日も風の日も二日酔いの日もネタがない日も書いている。ちなみに今朝は卒業式で二日酔いのうえにネタがない。
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