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2013年4月

2013年4月30日 (火)

またまたイタリア映画祭:その(2)

それにしてもよく入っているイタリア映画祭。ある知り合いが、年齢層が以前より高くなっているのではないかと分析したが、その通りだと思う。2001年に始めた頃は20代、30代のイタリアに憧れる若い女性が多かった。それが13年たって、そのまま30代後半から50代になっているのではないか。

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2013年4月29日 (月)

『リンカーン』の不思議な魅力

イタリア映画祭でいささか平板な映画を2本見たので、気分を変えようと同じマリオンの日劇で、スピルバーグの『リンカーン』を見た。前作『戦場の馬』で見た、西部劇の伝統を汲むようなアクションを期待していたが、全く違う作りだった。

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2013年4月28日 (日)

またまたイタリア映画祭:その(1)

GW恒例のイタリア映画祭が始まった。何と今年で13回目という。もう少し歴史の長いフランス映画祭は横浜、六本木、有楽町と場所が変わり、時期も変わり、規模も小さくなるなど変遷を経てきた。ところが、このイタリア映画祭は、いつもGWで場所は有楽町の朝日ホール、本数も18本前後と13年間変わらない。

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2013年4月27日 (土)

六本木の展覧会2本

最近やたらに六本木に行く。映画の試写会場が六本木に増えたことが大きいが、美術館もいくつもできた。六本木ヒルズが10周年というから、今世紀になって六本木が再生している。始まったばかりの展覧会を2本見たが、いずれもいかにも21世紀らしい展覧会だった。

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2013年4月26日 (金)

「プリフィックス」への疑問

今日は、レストランの「プリフィックス」なるものについて、疑問を呈したい。この言葉はたぶん仏語のPrix(値段)と英語の Fixを組み合わせた和製造語だが(あるいはアメリカの造語か)、要するにコース料理のこと。決められた金額でいろいろな料理が食べられるコースということ。これが最近横行し過ぎている。

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2013年4月25日 (木)

やはり大森立嗣の映画は違う

最近見る試写は、見どころがないわけではないが、どこかいま一つの作品が多かった。そんな時に6月22日公開の大森立嗣監督の『さよなら渓谷』を見て、やはり彼の映画は違うと思った。

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2013年4月24日 (水)

『インポッシブル』に見る災害の描き方

初夏に公開される映画『インポッシブル』を見た。昨年の映画だが、2004年のスマトラ沖地震で起きた実話をもとにしたものだ。海岸から迫りくる津波の迫力ある映像には、どうしても東北の大震災を考えざるをえないが、映画としてはよくできている。

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2013年4月23日 (火)

85歳のジャンヌ・モローを見て

この夏公開のフランス映画『クロワッサンで朝食を』を見た。ちょっと安易な感じのする邦題だが、原題はUne estonienne a Paris (パリのエストニア女性)でこれまた別の意味でシンプル。85歳のジャンヌ・モローが主演だ。

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2013年4月22日 (月)

『舟を編む』に嬉しくなる

石井裕也監督の『舟を編む』を丸の内ピカデリーで見た。2週目の日曜だが、意外に入っている。世代的にも相当広いが、全体に落ち着いた客層で気持ちがいい。それよりも映画そのものに嬉しくなった。

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2013年4月21日 (日)

昔は文学青年だった

初めて文芸評を書いた。といってもいつも書いているWEBRONZAのエッセーだが、村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』をめぐる文章が昨日アップされた。最初は映画評を書くつもりで引き受けたWEBRONZAだが、編集者のTさんに乗せられて美術評、グルメ評に及び、とうとう文学を論じてしまった。

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2013年4月20日 (土)

ネオ・ビストロとは何か

先日ここに書いたように、2月に恵比寿の「クニオミ・ル・ネオ・ビストロ」に行ってその繊細な料理と価格の安さに驚いた。どうしてももう一度行きたくなって再訪したが、やはり間違いはなかった。

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2013年4月19日 (金)

入学式の言葉

昨日の「朝日新聞」夕刊の社会面トップに諏訪敦彦監督の顔写真があった。カンヌ出品が決まったのかと思ったら、東京造形大学の学長としての入学式の挨拶がネットで話題になっているという。フェイスブックの「いいね」が2万5千回らしい。「朝日新聞デジタル」にも記事が載っている。

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2013年4月18日 (木)

リー・ダニエルズは、「マジ、やばい」

「マジ、やばい」というのは、最近の大学生がいつも口にする言葉で、私にピッタリ、自分のツボにはまったという感じだろうか。どこか吸い込まれるような感じに、「ヤバい」という語がもともと持つ危険さや危機感が残っている。7月27日公開のリー・ダニエルズ監督『ペーパーボーイ 真夏の引力』を見て、この言葉が浮かんだ。

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2013年4月17日 (水)

就活「後ろ倒し」に考える

大学生の就職活動、いわゆる就活が「後ろ倒し」になるという。何のことかと思ったら、これまで3年生の12月から会社説明会をし、4月から面接を開始していたのを、4年の4月から説明会、8月から試験にするという。首相が経済界に要望を出し、経済界はそれを受け入れるとか。

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2013年4月16日 (火)

リチーさんのこと

今年の2月にドナルド・リチーさんが88歳で亡くなった。日本映画を海外に広めた恩人ともいうべき人だが、私も何度かお会いしたことがあった。私にとって彼には謎の部分がいくつかあって、それもあって「偲ぶ会」に参加してきた。

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2013年4月15日 (月)

軽井沢で読む村上春樹の新作

私は村上春樹の熱心な読者ではない。彼の本は3分の2くらいは読んだけど、多くは文庫になってから。今回の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を出てすぐに読んだのは、友人が買ったものがどういうわけか回ってきたからだ。

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2013年4月14日 (日)

永田雅一の謎

最近、1950年代の日本映画の国際進出について調べている。1951年に『羅生門』がベネチアでグランプリを取ってから、黒澤と溝口を筆頭に突如として日本映画が世界に出てゆくわけだが、それを調べているとどこかにCIAの影がある気がする。

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2013年4月13日 (土)

『児玉誉士夫 巨魁の昭和史』を読む

有馬哲夫の新書『児玉誉士夫 巨魁の昭和史』を読んだ。同じ著者の『日本テレビとCIA』は、読売のオーナーで日テレを作った正力松太郎がいかにCIAに操られていたかを、CIAの公開文書を使って論じたもので、目が覚める思いがした記憶がある。あの児玉誉士夫もそうなのかと、興味が湧いた。

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2013年4月12日 (金)

『アンコール‼』の老人と音楽

最近、老人を主人公にする映画が増えた。正確に言うと、外国映画で中年以上をターゲットにした映画が多く公開されるようになった。確実にそれを意識したのは、08年に公開された『マルタのやさしい刺繍』(06)のヒットあたりからだろうか。

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2013年4月11日 (木)

未知の桂ゆき

実は、「桂ゆき」という美術作家を知らなかった。東京都現代美術館で「桂ゆき展」が始まったと聞いて、思い出したのは「桂由美」というブライダルデザイナーだった。昔、仕事で彼女のファッションショーを見たことがあった。乃木坂に店があるアレ。

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2013年4月10日 (水)

ストレスの話

今週の『アエラ』の巻頭特集は、「ストレスの正体」。これを読んだらストレスになりそうなくらい、ありとあらゆるストレスの症状が書かれている。まず「テクノ不安症」に「テクノ依存症」。女性だと多いのが「不潔症候群」「スーパーウーマン症候群」「ランチメート症候群」など。

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2013年4月 9日 (火)

「デジーノ」のプリフィクス

一方で「トゥール・ダルジャン」のような「グランド・メゾン」と呼ばれる豪勢なフランス料理店があり、もう片方に「ビストロ」と呼ばれる、フランスの基本料理を出す店がある。例えば東銀座の「ビストロ・ヴィヴィエンヌ」。最近できるフランス料理店は、その中間の道を模索している感がある。

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2013年4月 8日 (月)

もう一つのブルーメンフェルド

恵比寿の東京都写真美術館で「アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密」展を見た。彼の写真は1950年代の『ヴォーグ』や『ハーパス・バザール』などの雑誌を飾った何枚かの写真が記憶にあった。白をバックに、美女の顔の一部を大胆にカットしたあれだ。

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2013年4月 7日 (日)

「おどろきの中国」か

橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司の『おどろきの中国』を読んだ。実は読んだのは一月ほど前だが、あまりピンと来なくて放っていた。今朝の「朝日」のGLOBEで「中華世界 その求心力と遠心力」と題した中国人の特集があって、思い出した次第。

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2013年4月 6日 (土)

妙なインド映画を見た

最近やたらにインド映画の公開が続いているが、なかでも異色の作品を見た。6月下旬公開の『スタンリーのお弁当』。インド映画なのにスターなし、歌と踊りもない。

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2013年4月 5日 (金)

LINEをやってみた

フランスの週刊誌「ヌーヴェル・オブセルヴァトゥール」最新号を読んでいたら、LINEのことが書かれていた。見出しは「フェイスブックを殺しかねないアプリ」で、サブは「アジアの新しいソーシャル・ネットワークが、カリフォルニアの巨人を脅かしに来た」。

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2013年4月 4日 (木)

『イノセント・ガーデン』の底知れぬ恐ろしさ

5月31日公開のパク・チャヌク監督新作『イノセント・ガーデン』を見た。夫が亡くなって別の男性が現れ、母と娘の反目が始まるという設定は、昨日書いた『パパの木』とうり二つ。そのうえ、英語圏以外の監督が英語で撮るという点も同じ。ところが展開は正反対だった。

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2013年4月 3日 (水)

『パパの木』の新しさ

私の知る限り、フランス人はヨーロッパで一番英語がヘタだ。この点はアジアにおける日本人に似ている。本人は英語を話しているつもりでも、アクセントが強すぎてまず英語には聞こえない。だから映画でもフランス人が英語を話すと落ち着かない。

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2013年4月 2日 (火)

「オステリア アッサイ」の本気度

昨日、映画関係の友人からメールが来た。私のブログで、特にグルメ編を楽しみにしていると書かれていた。そういえば別の友人からも、グルメ関係の文章が減ったと言われた。理由は簡単で、1年と少し前に実名を公開してからは、教えている学生や場合によってはその親まで読んでいることがわかったから。

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2013年4月 1日 (月)

4年目の大掃除

この4月で大学に転職して4年になることは前も書いたが、この機会に自宅マンションのリフォームをした。リフォームといっても全面的なものではなく、本棚をいくつも作っただけだが、そのための掃除中にとんでもないものがいくつも出てきた。

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