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2013年4月 2日 (火)

「オステリア アッサイ」の本気度

昨日、映画関係の友人からメールが来た。私のブログで、特にグルメ編を楽しみにしていると書かれていた。そういえば別の友人からも、グルメ関係の文章が減ったと言われた。理由は簡単で、1年と少し前に実名を公開してからは、教えている学生や場合によってはその親まで読んでいることがわかったから。

大学で「ロシア構成主義とエイゼンシュテインの関係は」などと真面目な顔で教えていながら、夜はレストラン三昧がばれてはいかんと書くのを自制した次第。実際は夜遊びは変わっていない。

だけど昨年末にはWEBRONZAで「2012年 レストラン ベスト5」まで書いたくらいだから、まあいいかという気分になってきた。今日は少し前に行った渋谷の「オステリア アッサイ」のすばらしさについて書く。

場所は渋谷区立松濤美術館の隣り。この美術館ではかつて「映画伝来」という展覧会をやったので、思い出深い。隣りの一軒家は当時は「カレーム」という小さなフランス料理店で、おいしかった。「アッサイ」はその後に一昨年の7月にできた店だが、雑誌でよく取りあげられていたので久しぶりに会う友人と行ってみた。

食べたので記憶にあるのは、「白アスパラと半熟卵」「モッツアレッラとトマトのカプレーゼ」「白いかとポルチーニのニョッキ」「黒トリュフのリゾット半熟卵乗せ」「手長海老とポレンタ」。どれも濃厚な北イタリアの味で大満足。とりわけニョッキやリゾットはちょっと粗野な手作り感がいい。

お店は10席ほどで、シェフが一人でやっていたが、料理も遅れることなく出てきた。不器用そうで誠実な感じが料理と同じ。最初、前菜とパスタとリゾットだけを頼んだら、「メインはなしですか」と来た。「ダメですかね」と聞くと、真っ赤な顔で「いえ、お客様の自由ですから」と正面から答えた。

後で食べログを見てみたら、シェフがぶっきらぼうで失礼だというコメントがあった。手厚いおもてなしが欲しければ他の店に行けばいいのに。その後、ぴあ刊の『東京最高のレストラン』をめくっていたら、巻頭の座談会でこの店のサービスに問題があることが、何と3ページ半にわたって議論されていた。

料理評論家やフードライターというのは、そんなに完璧なサービスが欲しいのかな。私はそんな接待みたいな場所は、かえって落ち着かない。仲間とうまいものを食べる静かな空間があれば十分。素人料理評論家の需要はあるなと思った。

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コメント

ブログを見て面白かったのでコメントさせて頂きました(^ω^)
もしよかったら自分のブログも見てくださったら嬉しいです★
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ちなみに料理レシピのブログです!!
これからちょくちょく拝見させて頂きます★
よろしくお願いします(^ω^)

投稿: | 2013年4月 2日 (火) 10時19分

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