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2013年4月 6日 (土)

妙なインド映画を見た

最近やたらにインド映画の公開が続いているが、なかでも異色の作品を見た。6月下旬公開の『スタンリーのお弁当』。インド映画なのにスターなし、歌と踊りもない。

物語はたわいない。小学校に弁当を持って来られない貧乏な小学生を、ある先生が追い出すが、仲間の協力もあって、結局少年は弁当を持って来るようになるというもの。撮影も編集もこんなにカンタンでいいの、と言いたくなるくらい。盛り上がる場面には、スローモーションをたっぷり。

踊りはないが、音楽はコテコテに聞かせる。登場人物の気持ちや状況を歌詞で朗々と歌い上げるのだ。「この少年は母たちの心を釘つけにしー、子供たちの心も掴んでゆく―」という具合。あるいは「よくも悪くもー、これーが我が家ー」とか。料理を作るシーンでは「玉ねぎをー、いためてえー」。

何より興味深かったのは、インドの弁当の数々。カレーやご飯もたまにあるが、単なるスナック菓子だったりクッキーだったり。サンドイッチもあれば、揚げ物のサモサのようなものもある。日本のお弁当のように美しい取り合わせではなく、一品で腹ごなしという感じ。弁当箱はだいたい鉄製。

もう一つ気になったのは、意地悪な男子教師以外はみな英語で授業をしていたことだ。彼が意地悪なことと、土地の言葉を話すことは関係があるのだろうか。

最後に初めて少年が暮らす場所が写る。急にインドの社会問題が前面に出てきて、クレジットに「インドでは12万人の子供が働いている」と出てきてびっくり。そういえば、この学校は男子校で制服があったから、それなりに裕福な子供が行く学校だったかもしれない。

このような映画を見ると、いつも見る映画がいかに洗練されているか、逆に言うとある型にはまっているかと考えさせられる。気楽で何でもありのごった煮のような作品だが、こういう映画は本当は世界には一杯あるのだろう。

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