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2013年5月

2013年5月31日 (金)

またまたフランス映画祭試写

昨日もフランス映画祭の試写で2本見た。クロード・ミレール監督の『テレーズ・デスケルウ』とカトリーヌ・コルシーニ監督の『黒いスーツを着た男』。どちらも見ごたえのある秀作だった。

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2013年5月30日 (木)

変わらぬドワイヨン:『アナタの子供』

来月21日からのフランス映画祭の試写で、ジャック・ドワイヨン監督の『アナタの子供』を見た。まだ劇場公開が決まっていない作品だが、とにかくドワイヨンだからと見に行った。1980年代に浴びるほど映画を見た私の世代にとって、ドワイヨンは幻の監督だった。

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2013年5月29日 (水)

「In the House」に見る才人オゾン

来月後半のフランス映画祭の試写に行ってみた。見たのはオープニング上映というフランソワ・オゾン監督の「In the House」(邦題未定)。さすが才人オゾンを感じさせる作品だった。

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2013年5月28日 (火)

『くちづけ』の泣かせ具合

竹中直人の頬に貫地谷しほりがキスをしているベタなチラシを見て、映画『くちづけ』は見たくないと思っていた。そのうえ、知的障碍者を扱っているというから、だいたい想像がつく。ところが見てきた友人が絶賛したので、空いた時間に見に行った。これが予想以上におもしろかった。

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2013年5月27日 (月)

『クロユリ団地』は賛否両論

公開中の『クロユリ団地』を見た。日経新聞で古賀重樹記者が絶賛していたが、私の学生の評価は概ね低かったので、どんなもんだろうと思ったからだ。

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2013年5月26日 (日)

京橋の展覧会2本

かつて私にとって美術や展覧会というのは、生きていくための飯のタネだった。本当は好きではないと思いながら、美術展に関わってきた。ところが4年前に大学で映画を教えるようになってから、展覧会を見ることが本当に好きになった。

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2013年5月25日 (土)

『国際交流基金 展覧会記録1972-2012』に考える

『国際交流基金 展覧会記録1972-2012』が自宅に送られてきた。いまさら隠しても仕方がないが、私は国際交流基金に6年半勤めていた。25歳から32歳までの時で、今思うと社会人の基本を教えてもらった。

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2013年5月24日 (金)

『セッシュウ!』を読む

昨年末に出た中川織江著『セッシュウ!』を読んだ。副題に「世界を魅了した日本人スター・早川雪洲」とあるように、日本初の世界的スター、早川雪洲の伝記だ。読むのに時間がかかったのは、理由がある。

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2013年5月23日 (木)

『ニューヨーク、恋人たちの2日間』に見るフランス人らしさ

フランス人ほど、一般的なイメージと実際が違う国民はいないと思う。エレガントとかお洒落とかクールとかとは対極の部分がある。7月27日公開のジュリー・デルピー監督・主演の『ニューヨーク、恋人たちの2日間』を見て、そんなことを考えた。

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2013年5月22日 (水)

『ヒロシマナガサキ』に考える

7月20日から岩波ホールで上映される2本のドキュメンタリー、ステーヴン・オカザキ監督の『ヒロシマナガサキ』(2007)とリンダ・フォーグラント監督の『ひろしま 石内都・遺されたものたち』(12)を見た。『ヒロシマナガサキ』はかつて岩波ホールほかで上映されているが、見ていなかった。

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2013年5月21日 (火)

『夏の終り』の重厚さ

8月31日公開の熊切和嘉監督『夏の終り』を見た。試写状をもらった瞬間から、何だか濃密な空気が漂ってきて、見たいと思った。『夏の終り』という題名と、満島ひかりの大写しに「だって、愛してるの」というセリフにやられた次第。

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2013年5月20日 (月)

『モネ・ゲーム』の大人向けコメディ

公開されたばかりの『モネ・ゲーム』を見に行った。実は最初この題名を聞いた時、画家のモネだとは思わなかった。チラシでモネの贋作で騙す話と知って、見たくなった。私はここでも美術について偉そうに書いているが、本当は自信がない。だから贋作と聞くとワクワクする。

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2013年5月19日 (日)

1930年代の日本映画に驚く:『隣りの八重ちゃん』

最近、1930年代の日本映画をDVDで見直して、その実験的精神に驚くことが多い。山中貞雄の『人情紙風船』(37)や清水宏の『按摩と女』(38)はこの数年何度か見ているが、今度、島津保次郎の『隣りの八重ちゃん』(34)を四半世紀ぶりに見た。

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2013年5月18日 (土)

ふたたび、ベーコン展

竹橋の東京国立近代美術館の「フランシス・ベーコン展」に再び出かけた。内覧会で見た時は知り合いが多くて落ち着かなかったのでもう一度見たいと思っていたら、もう今月の26日で終わり。平日の昼間に時間がとれそうにないので、金曜の夜間開館に行った。

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2013年5月17日 (金)

自己模倣する松竹:『はじまりのみち』

今年になって松竹は、『東京物語』のリメイクを山田洋次が『東京家族』として作ったかと思ったら、今度は木下恵介監督を主人公に描く映画を作った。6月1日公開の『はじまりのみち』だ。最近の松竹のあられもない自己模倣ぶりに当惑しながら、試写を見にいった。

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2013年5月16日 (木)

アメリカから見た印象派:「奇跡のクラーク・コレクション」展

丸の内の三菱一号館美術館で今月26日まで開催の「奇跡のクラーク・コレクション」展に行って驚いた。平日の昼間なのに「入場15分待ち」の立て札が出ていたからだ。明治の洋館を再現したこの美術館は、渋い企画が多いせいか、土日でもあまり人がいない印象を持っていた。

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2013年5月15日 (水)

米メジャーの古典DVDを楽しむ:『或る夜の出来事』など

前にここで、「ユニバーサル・モンスターズ・コレクション」というブルーレイのボックスを買ったことを書いた。『魔人ドラキュラ』や『フランケンシュタイン』など8本が入っているが、素晴らしいのは多くの映像がデジタル復元版だったり、デジタル・ニューマスター版だったりすることだ。

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2013年5月14日 (火)

再び有馬哲夫を読む

有馬哲夫の本は、『日本テレビとCIAと』で衝撃を受けて以来、最近は新著『児玉誉士夫 巨魁の昭和史』を読んだことはここに書いた。本屋で彼が少し前に書いた『CIAと戦後日本』を見つけてまた買ってしまった。副題は「保守合同・北方領土・再軍備」。

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2013年5月13日 (月)

梅佳代の写真に笑う人々

写真家、梅佳代の初めての美術館での個展が、東京オペラシティ・アートギャラリーで開かれている。彼女の写真はこれまでも見たことがあったし、どうも若者に人気らしいので見に行った。一番驚いたのは、観客が見ながらニヤニヤ笑っていることだ。

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2013年5月12日 (日)

現代思想から遠く離れて

最近ここで自分が昔、文学青年だったことを書いた。実を言うと哲学青年でもあった。そんなことを考えたのは、仏誌「ヌーヴェル・オブセルヴァトール」の最新号の特集が、「世界を理解するために、欠くべからざる25人の思想家たち」だったからだ。

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2013年5月11日 (土)

岸恵子の小説を読む

女優の岸恵子が書いた小説『わりなき恋』を読んだ。新聞のインタビューで小説を書いたんだと思っていたら、読んだ友人から本が回ってきた。読む前は、パリ行きの飛行機のファーストクラスで出会う69歳の女性ドキュメンタリー作家と、58歳の大企業の重役の話なんてと思っていたが。

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2013年5月10日 (金)

『欲望のバージニア』が描く禁酒法時代

6月29日公開のジョン・ヒルコート監督の新作『欲望のバージニア』を見た。この監督が『ザ・ロード』で描いた近未来の世界が妙に印象に残ったからだ。スーパーのカートを押しながら、無人の地をとぼとぼ息子と歩くヴィゴ・モーテンセンが良かった。

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2013年5月 9日 (木)

『ベルリンファイル』に見る韓国アクション

「とにかくおもしろいから」と宣伝担当に言われて、7月13日公開の韓国映画『ベルリンファイル』を見に行った。確かに丸2時間、目まぐるしいほどのアクションの連続に眩暈がするほどだった。最近、『藁の楯』や『図書館戦争』と日本のアクション映画を見たので、いろいろ考えた。

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2013年5月 8日 (水)

映画『図書館戦争』の問題点

公開中の映画『図書館戦争』を見た。この映画は勤務先の大学の図書館でポスターを見た時から気になっていた。図書館と戦争という、全く結びつかないものの組み合わせがいい。その後、数年前から小説に始まってマンガやアニメまであることを知って驚いた。

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2013年5月 7日 (火)

ベンティヴォッリオを見る楽しみ

ファブリツィオ・ベンティヴォッリオというイタリアの俳優がいる。日本では無名だが、イタリア映画祭ではお馴染みの中年男優だ。今年の映画祭にはなぜか1本も出ていなかった。と思っていたら、映画祭で『ブルーノのしあわせガイド』という予告編が流れて、そこに出ているではないか。17日までと聞いて、シネスイッチ銀座に駆け込んだ。

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2013年5月 6日 (月)

アントニオ・ロペスが描くスペインの闇

渋谷の東急文化村ザ・ミュージアムで始まったばかりの「アントニオ・ロペス展」を見た。ロペスと言えば、このブログを読む方には、ビクトル・エリセの『マルメロの陽光』(92)に出ていた画家と言えばわかりやすいだろう。彼の日本で初めての個展という。

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2013年5月 5日 (日)

またまたイタリア映画祭:その(4)

もうイタリア映画祭はたくさんと思っていたが、友人が良かったというので、また2本見た。フェルザン・オズペテク監督の『素晴らしき存在』とマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督の『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』。共に日本公開作もあるベテランの新作だ。

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2013年5月 4日 (土)

またまたイタリア映画祭:その(3)

またイタリア映画祭に行ってしまった。映画祭への思い入れというよりも、かつてこの人はすごいと思った監督の新作を見たかったから。フランチェスカ・コメンチーニのことだが、かつてドキュメンタリー「少年、カルロ・ジュリアーニ」(02)を見た時の衝撃は忘れない。

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2013年5月 3日 (金)

『25年目の弦楽四重奏』の緊密な作りに溜息

実を言うと、全く期待していなかった。『25年目の弦楽四重奏』という邦題を聞いて、「またか」と思った。また、クラシックと老人を組み合わせた映画かと。そのうえ四重奏と言えば、「カルテット‼」というそのものが題名の映画も公開中だし。

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2013年5月 2日 (木)

また六本木の展覧会2本

また、六本木に行った。先日、六本木で開催中の「LOVE」展(森美術館)と「貴婦人と一角獣」展(国立新美術館)についてここで書いたが、また六本木で別の展覧会を2つ見た。「カリフォルニア・デザイン」展と「もののあはれ」展。

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2013年5月 1日 (水)

不真面目な大作と真面目な小品と

公開中の三池崇史監督『藁の楯』を見て、何とも不真面目なアクション大作だと思った。イタリア映画祭で、真面目な小品ばかり立て続けに見たせいもある。確信犯的なB級映画といったらいいのか。

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