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2013年7月 7日 (日)

絶品のおまかせ料理2軒

少し前にここで「プリフィックス」や「おまかせ料理」について批判的に書いた。実はその後WEBRONZAにまで書いたけれど、今日は絶品の「おまかせ料理」2軒について書きたい。一つは今を時めく銀座のフランス料理店「エスキス」で、もう一つは隠れ家的な自由ヶ丘のイタリア料理店「モンド」。

できてちょうど1年になる「エスキス」については、最近一番の話題の店として雑誌などにたくさん出ているが、一言で言うと、フランス人シェフが日本料理も吸収して作った高級創作フレンチ。

店内は広々としているが、あえて豪華にせずにバカンス地のレストラン風で快適。しかしサービスは完璧で、まず人数が多い。料理は18000円のお任せで、前菜3つに魚、肉にデザート。

メインの肉はオックステールの煮込みでこれだけは純粋フランス料理だったが、それ以外はすべてどこか和風。
前菜のさざえや鮎の料理は和と洋が組み合わさって絶妙。メインの真鯛はトマトの味との組み合わせが良かった。お皿も創作的で、とにかくすべてが目に美しい。

18000円は高いが、シャンパン1杯とミネラルウォーターがついて税サ込なので、結果としては他店の15000円のコースより安い。ワインは7000円台から。

自由ヶ丘の「モンド」は8000円のコースだが、これにサービス料と税金がつく。住宅街の極めてわかりにくい場所にあるまさに隠れ家風の一軒家。10席ほどの小さな店で、こちらもどこかバカンス風。

前菜2品、パスタ2品にメインが鴨料理。全体にこってりした北イタリア風だが、和風も少しある。前菜の太刀魚や穴子を使ったポルチーニなど。ラグーを詰めたジャガイモのラビオリが最高だった。

どちらも満足のいく料理やサービスだったが、やはり料理を自分で選ばない店は、どこか押しつけがましくておもしろくない。「エスキス」では2日後に電話してメニューをもらおうとしたら、「やっていない」と拒否された。「モンド」では写真撮影禁止とテーブルに書かれていた。やはり「俺の作るものを文句を言わずに何でも食え」という傲慢さが、どこかにあるのだかも。

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