« 『夫婦善哉』の小説、映画、テレビ | トップページ | 250万円で作った映画『ストラッター』 »

2013年8月26日 (月)

初めてのスター・トレック

始まったばかりの『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を見た。実はスター・トレックのシリーズを映画館で見るのは初めて。昔、60年代に「宇宙大作戦」としてテレビでやっていた頃も、1980年代に映画シリーズが次々と公開された時も見ていない。たまに映画版のテレビ放映を途中まで見た記憶しかない。

そもそもSF映画は見てこなかった。最近よく見ているのは、大学で教えるようになったからだ。まず大学生が見ているし、それ以上にSF映画は映画史的に無視できないから。ある意味で西部劇の進化形でもあるし。

今回のスター・トレックで驚いたのは、何より客層だ。日曜の日劇ということもあるが、中年が多かった。それも「おお」などと声を挙げて見ている熱狂的なオヤジがあちこちにいた。たぶんテレビや映画のシリーズを昔から見ている連中だろう。

こちらは、同じJ・J・エイブラハム監督による3年前の新生『スター・トレック』さえ見ていない。それでもおもしろかった。全くの初心者にもわかるように作られている。話は、カーク船長がバルカン人のスポックと組んで、仲間を殺したハリソンを倒すために、グリンゴン星人が支配する惑星へゆくというもの。

クリス・パイン演じるカークの、スポック(ザッカリー・クイント)を始めとする同僚たちとのユーモアあふれる会話がいい。死ぬか生きるかの瀬戸際のアクションの連続なのに、おバカな会話がどんどん出てくる。だんだん人間的な感情が生まれてゆくスポックの、カークへの友情に涙する。

そして、ベネディクト・カンバーバッジ演じるハリソンは、出てきた瞬間からオーラが漂っている。そして寂しい表情で自分の過去を語りだすと、抜群にカッコいい。ラストの地球でのアクションまで、たっぷり引っ張ってくれた。

大人にも子供にも愛されるような、万人向けのSFという感じか。終わりもこれから続くシリーズを予告するようなものだ。個人的には『プロメテウス』のような、半分わからない深遠なSFの方に惹かれるけれど。あるいは、『オブリビオン』のような廃墟となった地球もいい。

|

« 『夫婦善哉』の小説、映画、テレビ | トップページ | 250万円で作った映画『ストラッター』 »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/537538/58066731

この記事へのトラックバック一覧です: 初めてのスター・トレック:

« 『夫婦善哉』の小説、映画、テレビ | トップページ | 250万円で作った映画『ストラッター』 »