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2013年8月 5日 (月)

『ローン・レンジャー』の懐かしさ

ジョニー・デップ主演の『ローン・レンジャー』を満員の劇場で見た。予告編が面白そうだったし、何より西部劇だから。これが予想以上に西部劇の基本を押さえていて、懐かしかった。

『ローン・レンジャー』は、かつてラジオの連続番組で、1950年代にはテレビの連続ドラマとして日本でも人気があったという。さすがに私はそれは知らないが、『ローハイド』は見ているし、日本のテレビでも『鞍馬天狗』や『赤影』などのマスクをしたヒーローものに通じるところがある。

冒頭の故郷に帰る若き検事とそこに同乗する2人の囚人という設定がそれらしい。バックにはこれぞ西部劇というモニュメント・ヴァリー。そして機関車と客車を切り離すあたりで、『大列車強盗』(1903)を思い出す。検事の兄には気丈の妻と息子がいて、実は検事は心を寄せているというのも、イーストウッドの映画みたいだ。騎兵隊がラッパを鳴らしてインディアンを襲撃するシーンは『駅馬車』を始めとして、何度も見てきた。

途中から話はこんがらがっているが、とにかく検事はマスクをして白い帽子をかぶり、白い馬に乗るだけでカッコいい。彼を助けるのがジョニー・デップ演じるインディアンのトントで、その摩訶不思議なキャラクターは見ていて飽きない。

最後は「ウィリアム・テル」が鳴り響き、列車2台を使っての大活劇で、何となく帳尻が会ってしまう。2時間30分で途中少し長く感じるが、見終わると何とも懐かしい感じの充実感が漲っていた。この映画はジョニー・デップが主演で監督はゴア・ヴァービンスキー、製作はジェリー・ブラッカイマーという『パイレーツ・オブ・カリビアン』のコンビだが、この映画も何だかシリーズ化しそうな感じがする。

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