« 2013年8月 | トップページ | 2013年10月 »

2013年9月

2013年9月30日 (月)

『そして父になる』をようやく見る

最近はアート系の外国映画が不振だという話はよく聞くが、邦画に関してはその逆も起きているようだ。『凶悪』もヒットしているらしいし、『地獄でなぜ悪い』も相当の規模の公開だ。そしてその代表格が、是枝裕和監督の『そして父になる』。

続きを読む "『そして父になる』をようやく見る"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2013年9月29日 (日)

本当のことを言おうか:『ウルトラマンが泣いている』

実は暴露ものが好きだ。この夏だけでも、『安倍公房とわたし』、『野中広務回顧録』に続いて、円谷英明著のこの本を読んだ。副題は「円谷プロの失敗」で、帯には「なぜ創業者一族は追放されたのか」 「“特撮の神様”の孫が明かす栄光と迷走の50年」。

続きを読む "本当のことを言おうか:『ウルトラマンが泣いている』"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月28日 (土)

日本人の個展2つ

展覧会は、とにかく個展が好きだ。大きな美術館で1人の美術作家のいろいろな作品を見ると、一つの世界が浮かび上がってくる。この夏に見た日本人の個展は「福田美蘭」展(東京都美術館で明日まで)と「大竹伸朗 憶速」展(高松市美術館で9/1に終了)。

続きを読む "日本人の個展2つ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月27日 (金)

最近のグルメから:「ベポカ」と「エリオ」

5、6年前のことだが、蓮實重彦さんが私に「海外に行くと、その前後1ヶ月が仕事にならない」と言われたのを思い出した。あんな方と比べるのも気がひけるが、今の自分がそうで、授業再開の直前まで地球の裏側に行っていたことが響き、とにかく雑用がたまっているうえに時差ボケ状態。そんなわけで映画を見る余裕がない。

続きを読む "最近のグルメから:「ベポカ」と「エリオ」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月26日 (木)

2キロ太った理由

トロントからブエノスアイレスへと13日間出張しているうちに、体重が2キロ増えた。今年の夏、体型にぴったり合せて買ったコットンパンツ2つが、パンパンになってしまった。「それは旅行で食べ過ぎでしょう」と言われるがそう簡単ではない。

続きを読む "2キロ太った理由"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月25日 (水)

本当のことを言おうか:『老兵は死なず 野中広務回顧録』

政治家の回顧録が好きだというと、保守的なおじ(い)さんみたいに見えるかもしれない。実はこれがおもしろい。政治家はマスコミに出るが、芸能人と違ってある振り付けがされているわけではない。マスコミが架空のイメージを広める。

続きを読む "本当のことを言おうか:『老兵は死なず 野中広務回顧録』"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月24日 (火)

『許されざる者』への違和感

帰国後最初に劇場で見たのは、李相日監督の『許されざる者』。見る前から、いい作品であることはわかっていた。あの聡明な李監督がイーストウッドの傑作を翻案する以上、いい加減なものを作ることはありえない。

続きを読む "『許されざる者』への違和感"

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2013年9月23日 (月)

海外旅行とネット依存症

昨夕帰国して、久しぶりに自宅でこのブログを書く。旅行中は半日前に書いてアップを予約しているが、これからはまたリアルタイムで書くので、日によって遅くなる。実は書こうとしたら、パソコンがネットに繋がらなかった。

続きを読む "海外旅行とネット依存症"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月22日 (日)

まだまだ続く〇〇美術館展

今朝は飛行機の中なので、用意していたネタを一つ。去年も多かったが、今年も外国の美術館から丸ごと借りてくる「〇〇美術館展」は多い。最近終わった横浜美術館の「プーシキン美術館展」は見損ねたが、上野で開催中の『ミケランジェロ展』と『ルーヴル美術館展』を見た。

続きを読む "まだまだ続く〇〇美術館展"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月21日 (土)

謎のブエノスアイレス:その(3)

トロントからブエノスアイレスについて驚いたのは、人々がフレンドリーでないことだ。空港の税関ではまるで犯罪人扱いだし、ホテルに着いた時も、何とも愛想が悪い。雨が降ったので傘を借りようとすると「近くの店で売っている」と高級店を指さす。

続きを読む "謎のブエノスアイレス:その(3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月20日 (金)

謎のブエノスアイレス:その(2)

昨日、25年前に泊まった「ホテル・パンアメリカーノ」の話をしたが、このホテルをめぐってまたおかしなことが起きた。このホテルはブエノスアイレスが世界に誇るオペラ座「テアトロ・コロン」の向かいにあるが、運よくそこで行われるコンサートのチケットを入手した。

続きを読む "謎のブエノスアイレス:その(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月19日 (木)

謎のブエノスアイレス:その(1)

ブエノスアイレスには、1988年に行ったことがある。その前に行ったサンパウロ・ビエンナーレで出会った美人の画廊主に案内してもらった場所の一つに、3階建ての大きな古書店があった。まるで1920年代のパリにタイムスリップしたような美しい空間だった記憶がある。

続きを読む "謎のブエノスアイレス:その(1)"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年9月18日 (水)

何とも不思議なトロント国際映画祭:その(6)

ブエノスアイレスに着いて既に2日目だが、トロントで最終日に一般上映で見た3本について忘れないうちに書いておく。イェルヴァン・ジァニキアンとアンジェラ・リッチ・ルッキはイタリアの2人組のベテラン監督で、これまで古い映像のフッテージを使った何とも不思議な作品を作ってきた。

続きを読む "何とも不思議なトロント国際映画祭:その(6)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月17日 (火)

なんとも不思議なトロント国際映画祭:本日はお休み

実は間違って昨日に2日分アップしてしまった。海外にいる時は時差もあるので半日早く書いて予約しておくが、昨日はその操作を間違えた。従って今日はお休み。ブエノスアイレスに無事着いたが、ここはネット環境が不安定なこともあり、また遅れたらお許しを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月16日 (月)

何とも不思議なトロント国際映画祭:その(5)

これがアップされる頃にはもう映画祭は終わり、観客賞なども発表されているはずだが、「何とも不思議な」と書いたからには、その不思議さをもう少し説明しておきたい。前に書いた通り、この映画祭にはコンペがない。

続きを読む "何とも不思議なトロント国際映画祭:その(5)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

何とも不思議なトロント国際映画祭:その(4)

昨日の続きから。ワイズマンの「バークレーにて」は、カリフォルニア大学バークレー校を撮ったドキュメンタリー。最初、At BerkleyをAt Bakeryと勘違いしてパン屋の映画かと思っていたら、全く違っていた。

続きを読む "何とも不思議なトロント国際映画祭:その(4)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月15日 (日)

何とも不思議なトロント国際映画祭:その(3)

寒い。着いた日の夕方は32度だったが、昨日は最高気温が12度で、一挙に夏から冬になった感じ。実は寒いと感じるのは気候のせいばかりではない。日本の映画関係者がどんどん帰国してゆくのだ。

続きを読む "何とも不思議なトロント国際映画祭:その(3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月14日 (土)

何とも不思議なトロント国際映画祭:その(2)

昨日は4本を見た。フランス映画1本、イタリア映画2本、フィリピン映画1本だが、どれもなかなか見ごたえがあった。フランスは、パトリス・ルコントが英語で撮った「約束」A Promise。

続きを読む "何とも不思議なトロント国際映画祭:その(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月13日 (金)

何とも不思議なトロント国際映画祭:その(1)

今回、初めてトロント国際映画祭に参加した。来週月曜にブエノスアイレスに行く仕事があったので、その途中に行ける場所を探して、トロントを思いついた。これが何とも不思議な映画祭だ。

続きを読む "何とも不思議なトロント国際映画祭:その(1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月12日 (木)

17年ぶりのアメリカ大陸

長い間、外国と言えば、ほとんどヨーロッパばかり行っていた。今回、トロントとブエノスアイレスに行くことになったが、アメリカ大陸に行ったのは1996年以来17年ぶり。その時はジャン・ルノワールの全作品上映のために、カリフォルニアの山奥に住む彼の息子にインタビューをしたり、UCLAで資料を調べたりした。

続きを読む "17年ぶりのアメリカ大陸"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月11日 (水)

本当のことを言おうか:眉毛を抜いた話

個人的にご存知の方には言うまでもないが、私は眉毛が濃い。大学では「まゆゆ先生」と呼ばれているくらいだ(嘘)。放っておくとどんどん伸びるので、散髪の時に薄くしてもらったりするが、それでもすぐにびっしりと生えてくる。先日、それを抜いてもらう機会があった。

続きを読む "本当のことを言おうか:眉毛を抜いた話"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月10日 (火)

『女っ気なし』の素っ気ない魅力

11月2日に公開されるフランス映画の中編『女っ気なし』と短編『遭難者』を見た。最近のフランス映画では珍しく、素っ気ないほどシンプルだが、驚異的な才能を感じた。監督は1977年生まれのギヨーム・ブラック。

続きを読む "『女っ気なし』の素っ気ない魅力"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 9日 (月)

ソダバーグ、監督やめるってよ

最近、監督をやめるのが流行っているらしい。宮崎駿に続いて、ツァイ・ミンリャンが監督をやめるとベネチアで発表してしまった。宮崎は72歳だが、ツァイは56歳でまだ若い。やめるといえば、スティーブン・ソダバーグ(50)は2年くらい前からやめると繰り返している。

続きを読む "ソダバーグ、監督やめるってよ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 8日 (日)

オリンピック嫌い

今朝起きたら2つのニュースをチェックしようと思っていた。ベネチア国際映画祭の結果と、オリンピック開催地の決定。私の予想は、『風立ちぬ』が何かの賞を取り、オリンピックはイスタンブールに決まるというものだったが、全く逆だった。

続きを読む "オリンピック嫌い"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年9月 7日 (土)

ソフィア・コッポラの巧みさ

12月14日公開のソフィア・コッポラ監督『ブリング・リング』を見た。もともとこの監督のガールズ感覚というか、若い女性のメランコリーは個人的にはピンとこないと思っていたが、『SOMEWHERE』に至ってオヤジが出てきたこともあって妙に心が動いた。

続きを読む "ソフィア・コッポラの巧みさ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 6日 (金)

『恋の渦』に頭がくらくら

最近衝撃を受けた邦画と言えば『立候補』と『陸軍登戸研究所』だが、これらはドキュメンタリー。先日、劇映画でガツンとやられたのは、『恋の渦』だ。大根仁監督の『モテキ』に次ぐ第二作という。

続きを読む "『恋の渦』に頭がくらくら"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 5日 (木)

通りががりに見た美術展2本

展覧会は映画と違って自分の時間で見られるのがいい。つまらないと思ったら、5分で駆け抜けることもできるし、1時間かけてじっくり見ることもできる。いずれにしても映画より時間がかからないから、空いた時間に行くのに向いている。

続きを読む "通りががりに見た美術展2本"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 4日 (水)

フランス人が見た美輪明宏

『美輪明宏ドキュメンタリー~黒蜥蜴を探して』を劇場で見た。個人的には美輪の自信たっぷりな感じが何となく苦手だが、フランス人が監督をしたというので興味が湧いた。

続きを読む "フランス人が見た美輪明宏"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 3日 (火)

本当のことを言おうか:『安倍公房とわたし』

人には、誰でも言えない秘密がある。言いたいけれども、これを言ったらおしまいよ、という類の話である。最近読んだ山口果林著『安倍公房とわたし』は、まさにそれを突然本にしてしまったもので、これには驚いた。

続きを読む "本当のことを言おうか:『安倍公房とわたし』"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 2日 (月)

肩すかしの『タモリ論』

最近売れているという樋口毅宏著『タモリ論』を読んだ。タモリは、高校生の時から好きだった。大学生の時は、「笑っていいとも!」や「タモリ倶楽部」を毎日見ていた。それまでのテレビと違う、度を越したバカバカしさや冷めた感じが好きだった。

続きを読む "肩すかしの『タモリ論』"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 1日 (日)

ソダバーグの描く男性ストリッパー

男の裸には興味がないので、男性ストリッパーたちの映画と聞いてとても見る気はしなかった。著名な女性映画評論家に「楽しかったわよー」と言われると、いよいよその気がなくなった。それでも劇場に見に行ったのは、もうすぐ映画を撮らなくなるという、スティーヴン・ソダバーグの映画だから。

続きを読む "ソダバーグの描く男性ストリッパー"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年8月 | トップページ | 2013年10月 »