オリンピック嫌い
今朝起きたら2つのニュースをチェックしようと思っていた。ベネチア国際映画祭の結果と、オリンピック開催地の決定。私の予想は、『風立ちぬ』が何かの賞を取り、オリンピックはイスタンブールに決まるというものだったが、全く逆だった。
『風立ちぬ』は賞をもらってももらわなくても、ヒットは間違いない。ただ、坂本龍一も審査員にいたのだから、引退宣言は別にしても、何かの賞はもらうと思っていた。
オリンピックの東京決定は、どうしても不快なものが伴う。さきほどテレビのニュースをつけたら、全国各地でいろいろな場所に集まっている人々が「東京万歳」を唱えていた。とりわけ頬に日の丸のシールを付けた若者が朝方の街頭で「トウキョウ、トウキョウ!」と叫んでいるのを見ると、ほかにすることはないのかと言いたくなる。
決まった後の記者会見で安倍総理や猪瀬知事が日本語で話している時、IOCのロゲ会長が通訳のイヤホンをはずしていたのも、気になった。どうでもいいのだろう。それにしても猪瀬知事の貧相なこと。
記者会見に並んだ5、6人の主要メンバーの中に、滝川クリステルがいたのも驚いた。プレゼンの際にスピーチをしていた映像が流れたが、どう見ても西洋人の彼女が流暢な仏語で話すことが役に立ったのかどうか。私にはずいぶん途上国的なプレゼンに見えたが。
そんなことを言っても勝てば官軍。しばらくは自画自賛の報道が続くだろう。もっと嫌なのは安倍総理がさらに勢いをつけることだ。原発再稼働に憲法改正と、日本人の大半が望まないことがオリンピックの勢いの影に隠れて進んでゆく。さらに、オリンピックにかこつけた便乗商法やイベントがいくらでも出てくるだろう。
考えてみたら、私はスポーツが嫌いなわけではない。週に何回もスポーツクラブに通っているくらいだから。ただ、高校野球やオリンピックにまつわる集団的なヒステリーが苦手なだけだ。とりわけそれがオリンピックのように国単位となると、プチナショナリズムが蔓延して嫌になる。
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コメント
現在オリンピック招致は、政治経済の根回し合戦となりさがり見ていて本当に胸が悪くなる。本来スポーツはするのも見るのも好きだが、トリノ冬季五輪あたりから、マスコミがおかしな取り上げ方をするのが目立ち、オリンピックの本来の価値観がどんどん薄れてきた様に思う。オリンピックオリンピックと騒いでいるが、長野がそのために背負った借金を誰も追及しない。ニュースでは経済効果ばかりを声高に叫ぶが、一体何のためのオリンピックなのか。今回腹が立つのは、総理の福島の安全性の明言と、被災地にスポーツで希望を与える等の発言だ。東北を利用しているとしか思えない。
投稿: sona | 2013年9月 8日 (日) 22時24分
僕も、オリンピックは嫌いです。でも、競技を見るのはすきです。音は消します。
東京に決まってしまったので、しょうがない。で、オリンピックの時だけでなく、観光立国できるためのことをきちんとやって欲しいです。
投稿: jun | 2013年9月 9日 (月) 21時37分