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2013年9月27日 (金)

最近のグルメから:「ベポカ」と「エリオ」

5、6年前のことだが、蓮實重彦さんが私に「海外に行くと、その前後1ヶ月が仕事にならない」と言われたのを思い出した。あんな方と比べるのも気がひけるが、今の自分がそうで、授業再開の直前まで地球の裏側に行っていたことが響き、とにかく雑用がたまっているうえに時差ボケ状態。そんなわけで映画を見る余裕がない。

というわけで、この夏に行ったおいしい店についてまとめて書く。まずは原宿の「ベポカ」。最近はペルー料理が世界的に流行しており、東京でも乃木坂の「ナスカ」が有名だが、そこが料理も内装も全体に地味な感じなのに比べて、今年の3月にオープンしたこちらは「はやり感」が一杯。

原宿の一軒家で外から見ると、ペルー風の素朴な建物なのに、中は黒や赤を基調にしたスタイリッシュな感じで驚く。メニューを見るとまたびっくり。知らない料理ばかりのうえに、種類が多い。例えばペルー料理と言えば、日系人が考えたという刺身を使った「セビーチェ」が有名だが、それだけで5種類以上ある。

我々は5人連れで、「伝統的セビーチェ」と「グリーン・クリームのセビーチェ」を取った。それから「ロコト」というライムとうがらし味の「カウサ」にズワイガニを挟んだもの。「カウサ」とはマッシュポテトの間にいろいろ挟む料理。

あるいは「パパ・レジェナ」という、豚肉の入ったマッシュポテトのクロケット。メインが「ロモ・サルタードス」という、中華丼の上にフライド・ポテトを載せたような料理と「真鯛のエスカベーシェ」。こちらは揚げた魚をワインビネガーソースで食べる。

以上は、残っていたレシートとお店のHPを見ながら再現したが、実はお店の人のアドバイス通りに注文した。ワインも3000円代からあって、白1本、赤3本を飲んだ。値段は1人6000円くらい。お洒落ですべてが珍しく、おいしくて酒も安くお腹一杯という四方丸く収まるお店。できたばかりの今が旬なので、もう一度行かなくては。

もう一軒は半蔵門の「エリオ」。こちらは90年代にできた時から有名だから、もはや「老舗」だろう。シェフがカラブリア出身のエリオさんで、かつてはイタリア人と行くとおいしいが、日本人には手を抜いている印象があった。久しぶりに再訪すると、サービスは完璧で、料理も品数は減っているがどれも安定している。

それは「シチリア風カポナータ」を食べただけで、すぐにわかる。この野菜の味わいは日本ではめったにない。あるいは「フェトチーネのサーモンクリームソース」や「小さなラヴィオリのオーロラソース」。どちらも手打ちの生パスタで、食感がたまらない。こう書いていたら、また行きたくなった。

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