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2013年9月22日 (日)

まだまだ続く〇〇美術館展

今朝は飛行機の中なので、用意していたネタを一つ。去年も多かったが、今年も外国の美術館から丸ごと借りてくる「〇〇美術館展」は多い。最近終わった横浜美術館の「プーシキン美術館展」は見損ねたが、上野で開催中の『ミケランジェロ展』と『ルーヴル美術館展』を見た。

11月17日まで国立西洋美術館で開催中の『ミケランジェロ展』は、出品作品60点をフィレンツェの「カーサ・ブオナローティ」から借りてきたもの。ミケランジェロと言えば、《ダビデ像》とか《システィーナ礼拝堂天井画》などの大きな作品が有名だが、それらはもちろん持って来られないので、小さな彫刻と素描が並ぶ。

目玉は15歳ごろに作ったとされる彫刻《階段の聖母》らしいが、あまりにも小さい浮彫だ。パネルには「既にミケランジェロらしさが現れている」とか書いてあったが、素人には全くわからない。素描や手紙も小さく、これはカタログを家で見た方がむしろよくわかる感じだった。

それに比べたら、東京都美術館で明日まで開催の「ルーヴル美術館展」は、普通に言って何倍も見ごたえがある。「地中海 四千年のものがたり」という副題で、紀元前のエジプト、ギリシャ、ローマ文明から19世紀まで273点が展示してある。

パネルの解説も丁寧で、これを見ているとヨーロッパ文明の興亡の歴史が伝わってくる。ローマ帝国やオスマン・トルコ、ハプズブルグ帝国にナポレオン。とりわけエジプトやイスラムなど異文化との係わりでヨーロッパ文明が育ってきたことが手に取るようにわかる。

それにしても、これは日本で何度目の「ルーヴル美術館展」だろうか。自分も昔やっていたので批判はしにくいが、もう十分ではないだろうか。これ以上見たい人は現地に行けばいい。毎回数億の借用料をルーヴルに支払うくらいなら、日本の美術館を充実させないといけない。

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