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2013年10月

2013年10月31日 (木)

エドワード・モースが集めた明治時代の日用品

あまり期待せずに見に行った「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」展に深く心を動かされた。江戸東京博物館で12月8日まで開催中の展覧会だが、チラシにあった明治の日用品の数々が妙に気になった。

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2013年10月30日 (水)

『私のマルクス』に見る佐藤優の学生時代

佐藤優の本を最初に読んだのは、『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(05)が最初だろうか。鈴木宗男事件で逮捕された経緯を書いたものだが、その思考力の強さに圧倒された。それから、『獄中記』(06)とかいくつかの本を読んだ。

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2013年10月29日 (火)

六本木の美術展2つ

東京国際映画祭の空いた時間を使って、展覧会を2つ見た。1つは森美術館の「六本木クロッシング2013」展、もう1つはサントリー美術館の「酒器のある情景」展。まさに対照的な内容だった。

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2013年10月28日 (月)

『人類資金』にがっかり

なぜか、阪本順治監督の『人類資金』には期待していた。丸の内ピカデリーや新宿ピカデリーで、3カ月以上前から派手な予告編を見続けたこともある。あるいはM資金のような詐欺師の話に個人的に惹かれるせいかもしない。

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2013年10月27日 (日)

久しぶりに歌舞伎町で映画を見る

歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅうで、油谷誠至監督の『飛べ!ダコタ』を見た。この映画のスタッフに知り合いがいてチケットをいただいたからだが、この劇場に来たのは10年ぶりくらいか。

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2013年10月26日 (土)

東京国際映画祭は変わったのか:その(9)

昨晩、東京国際映画祭の受賞結果を知った時は、市ヶ谷のチュニジア大使館にいた。『ウィ・アー・ザ・ベスト』がサクラグランプリというニュースをスマホで見て、唖然とした。しかし考えてみたら、国際映画祭の結果はいつもこんなものだ。

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2013年10月25日 (金)

東京国際映画祭は変わったのか:その(8)

東京国際映画祭について毎日書いてきたが、映画そのものについては今日が最後。見たのは、共にコンペの韓国映画『レッド・ファミリー』とメキシコ映画『エンプティ・アワーズ』。とりわけ『レッド・ファミリー』の切れ味の良さが印象に残った。

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2013年10月24日 (木)

東京国際映画祭は変わったのか:その(7)

先日この映画祭のコンペはセンスが欠けた作品が多いと書いたが、昨日見たコンペ2本はその意味で悪くなかった。いわゆる映画的センスが感じられたのは、グルジアのレヴァン・コグアシュビリ監督の長編第2作『ブラインド・デート』。

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2013年10月23日 (水)

東京国際映画祭は変わったのか:その(6)

昨日見た2本は、単調なあまり途中で出ようかと思った。1本はコンペの中国映画『オルドス警察日記』、もう1本はワールドフォーカス部門のフランス映画『魂を治す男』。『オルドス警察日記』は、『北京好日』(00)の女性監督ニン・インの新作だ。

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2013年10月22日 (火)

東京国際映画祭は変わったのか:その(5)

昨日は授業の後に1本を見た。コンペの『ザ・ダブル/分身』で、イギリスのリチャード・アヨエイド監督の新作だが、東京国際映画祭のコンペとは思えないほどセンスが良かった。

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2013年10月21日 (月)

東京国際映画祭は変わったのか:その(4)

昨日は午後から3本を見た。一番良かったのが、コンペのイタリア映画『ハッピー・イヤーズ』。ダニエレ・ルケッティ監督の新作だが、実を言うと全く期待していなかった。というのも、この監督は『イタリア不思議旅』(88)で鮮烈なデビューをした後、ほぼ一作ごとに悪くなったからだ。

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2013年10月20日 (日)

東京国際映画祭は変わったのか:その(3)

昨日見たコンペ2本は、かなりおもしろかった。とりわけフィリピンのジョン・ロブレス・ラナ監督の『ある理髪師の物語』は、冒頭でいい感じの田舎の理髪店が出てきた瞬間から、濃厚な物語に吸い込まれていった。

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2013年10月19日 (土)

東京国際映画祭は変わったのか:その(2)

最近は少なくなったが、カンヌなどの国際映画祭では、つまらないと思ったらすぐに席を立つ批評家がいる。昨日見たコンペの2本は、個人的には何度も席を立ちたくなったが、ここは日本なので最後まで見た。1本はトルコ出身のレハ・エルダム監督『歌う女たち』。

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2013年10月18日 (金)

東京国際映画祭は変わったのか:その(1)

東京国際映画祭は、今年からトップがギャガの依田巽さんから角川の椎名保さんに変わった。果たして何が変わったのか。ここではほぼ毎日見た映画の感想を述べながら、その変化を探ってみたい。

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2013年10月17日 (木)

『エリジウム』に失望

東京国際映画祭前に一番見たかったのが、実は『エリジウム』。予告編を見てから、ずっと楽しみにしていた。何といっても、あの衝撃的な『第9地区』のニール・ブロンカンプ監督の新作。そのうえ、「エリジウム」という題名にも惹かれた。

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2013年10月16日 (水)

今年も山形に来た:その(3)

もうとっくに山形から東京に戻っているが、忘れないうちにそのほかの数本について書いておく。コンペが『祖国か死か』と『空低く大地高し』、クリス・マルケル特集が2本半。なぜかいずれも「政治的」な映画だった。

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2013年10月15日 (火)

旅は好きだが観光は苦手

この週末は、山形と熊本に行った。疲れたけれど、楽しかった。私は内外を問わず旅行が大好きで、新幹線や飛行機に乗るだけで嬉しくなる。熊本に行くのに使った「ソラシドエア」という会社の飛行機は快適だった。

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2013年10月14日 (月)

ターナーに驚く

ここではいつも、海外の美術館に高額のギャラを払って一括で借りてくる「〇〇美術館展」を批判してきた。始まったばかりで12月18日まで開催される「ターナー展」もその意味では「テート美術館展」ではあるが、ちょっと違う。

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2013年10月13日 (日)

今年も山形に来た:その(2)

ドキュメンタリーは、ふだん見えないのものを見せてくれる道具だ。それは世界の辺境を写すこともあれば、社会悪の追及に向かうことも、自分や家族の謎に迫ることもある。今回、自分の両親の「言わない話」を追いかけた映画を、2本見た。

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2013年10月12日 (土)

今年も山形に来た:その(1)

今年も山形国際ドキュメンタリー映画祭に来た。1989年の第1回は来ていないが、2回目の91年からはたぶん2年おきに毎年参加している。最初の頃はカタログの原稿を翻訳したり、ゲストや審査員の招聘を手伝ったりしていた。

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2013年10月11日 (金)

旅行中に読んだ本:『誘拐』

海外旅行に持ってゆく本は、だいたい読みやすいものに決めている。純文学より大衆小説。ノンフィクションもいいし、暴露ものはなおいい。先月、トロントとブエノスアイレスに行く時に選んだ一つが、本田靖春著『誘拐』。

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2013年10月10日 (木)

42分のリンゴの映画

先日、馬が主人公の映画『祭の馬』について書いたが、今度はリンゴが主人公の映画を見た。12月7日公開の横浜聡子監督の『りんごのうかの少女』で、わずか42分の中編だが、リンゴと一体化するような不思議な気分になれる。

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2013年10月 9日 (水)

堂本尚郎さんの笑顔

先日報じられた通り、画家の堂本尚郎さんが亡くなられたので、葬儀に行ってきた。そこに居並ぶ著名な方々に比べたら、私なぞは部外者に等しかったが、それでも個人的にお世話になった。

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2013年10月 8日 (火)

サウジアラビアの映画に涙する

中近東の映画は、イラン映画やエジプト映画、パレスチナの映画を除くとめったに見ない。今回サウジアラビアの映画を初めて見た。12月14日公開のハイファ・アル=マンスール監督の『少女は自転車にのって』で、サウジアラビア初の女性監督という。

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2013年10月 7日 (月)

昔の人は偉かった:「竹内栖鳳展」

私は常々、昔の人は偉かった、と思う。漱石の文学も、小津の映画も、今ではとても作れない。明治、大正生まれの日本人の精神性の高さに、昭和生まれは絶対かなわない。東京国立近代美術館で14日まで開催中の「竹内栖鳳展」を見て、改めてそう思った。

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2013年10月 6日 (日)

『祭の馬』の馬の気持ち

映画と馬は馴染みが深い。それこそ映画前史のマイブリッジによる馬の連続写真に始まって、数々の西部劇があり、『火の馬』のような前衛映画もある。しかし、11月の東京フィルメックスで上映されて、12月に劇場公開される松林要樹監督『祭の馬』の馬はちょっと違う。

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2013年10月 5日 (土)

やはりジャームッシュは退屈でカッコいい

12月公開のジム・ジャームッシュの新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』を見た。舌を噛みそうな邦題だが、彼の映画は『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(84)の昔から、いつも英語をそのままカタカナ読みしてきた。

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2013年10月 4日 (金)

19歳の映画『マイ・マザー』

グザビエ・ドラン監督が19歳の時に撮った11月9日公開の『マイ・マザー』を見た。この監督が23歳で撮った現在公開中の『私はロランス』の天才ぶりに驚き、最初の作品を見たくなったからだ。

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2013年10月 3日 (木)

『ポルトガル、ここに誕生す』は秀逸のオムニバス

だいたい、数名の監督が短編を作るオムニバス映画に傑作は少ない。中途半端だったり、意味不明だったり。ところが、カウリスマキ、コスタ、エリセ、オリヴェイラによる『ポルトガル、ここに誕生す ギマラインス歴史地区』は秀逸だった。

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2013年10月 2日 (水)

『ホテルローヤル』の描くラブホテル

私はラブホテルに行ったことがない。というのは嘘で、30年くらい前に一度だけ福岡で行ったことがある。それはいかにもラブホテルという感じのキラキラした建物で、部屋の中は派手だが貧相だった。今でも映画を見に渋谷「ユーロスペース」や同じ建物の「シネマヴェーラ」に行くと、周りのラブホテルを見ながら、当時のことを思い出す。

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2013年10月 1日 (火)

山下敦弘監督の小品に、にやり

11月23日公開の山下敦弘監督『もらとりあむタマ子』を見た。題名からしてふざけたような感じだが、中身は輪を掛けておかしい。そもそも、田舎でなにもせずにゴロゴロする役を、前田敦子が演じているのだから。

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