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2013年11月

2013年11月30日 (土)

懐かしの高田馬場

今年になって早稲田大学でも非常勤講師として教えることになり、高田馬場や早稲田周辺を久しぶりにうろついている。かつて1年だけそこの大学院に通っていたが、その頃の記憶が今になって次々に蘇る。

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2013年11月29日 (金)

冬の北イタリア料理:その(3)

冬になると、北イタリアのトリノやシエナなどで食べた白トリュフを思い出す。パスタやリゾットに目の前で削ってもらい、あたりにパッと匂いが広がる瞬間。日本のレストランでは黒トリュフは見かけるが、白トリュフ料理はあまりない。

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2013年11月28日 (木)

ロイス・ウェーバーの映画を初めて見る

映画初期の女性監督として、フランスのアリス・ギイと並んでアメリカのロイス・ウェーバーの名前は聞いたことがあったが、その作品は見たことがなかった。今度フィルムセンターでその特集が始まったので、行ってみた。

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2013年11月27日 (水)

そして東京フィルメックスは続く:その(2)

『アナ・アラビア』、『カラオケ・ガール』、『若さ』と見ていてつらくなる作品の後に、ようやく「普通」の映画を見た。シンガポールのアンソニー・チャン監督の長編デビュー作『ILOILO』。

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2013年11月26日 (火)

『ビフォー・ミッドナイト』のおしゃべりを楽しむ

東京フィルメックスで傑作『罪の手ざわり』の後は、『アナ・アラビア』、『カラオケ・ガール』、『若さ』と苦行のような3本を見て、普通の映画を見たいと思った。選んだのは、1月18日公開のジュリー・デルピーとイーサン・ホーク主演の『ビフォア・ミッドナイト』。

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2013年11月25日 (月)

『ペコロスの母に会いに行く』に泣く

たぶん、今年一番泣いた映画かもしれない。今年85歳の森崎東監督の『ペコロスの母に会いに行く』のことだ。実は試写状を見た時、岩松了のかつらのハゲ頭がわざとらしく見えて嫌な感じがしたが、新聞各紙で絶賛しているたので、あわてて映画館で観た。

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2013年11月24日 (日)

そして、東京フィルメックスは続く:その(1)

今年も東京フィルメックスが始まった。カタログを手にして、その軽さに驚いた。啄木の「母を背負いてあまり軽きに」ではないが、ちょっとかなしくなった。40ページなのに広告は多いし。

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2013年11月23日 (土)

本についての本

最近は少なくなったが、手に取って買いたくなる本がある。ウンベルト・エーコとジャン=クロード・カリエールの対談集『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』がそうだった。黒の表紙に白抜きで文字が書かれ、ページの上に真っ青な色が塗ってある。

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2013年11月22日 (金)

デパートの誘惑

私はデパートが好きだ。もちろん僕らの世代は、子供の頃に「デパートに行く」ことが最大の娯楽だったこともある(田舎だけかもしれない)。そんなわけで、昼間の空いた時間に映画館で『ニューヨーク バーグドルフ 魔法のデパート』を見た。

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2013年11月21日 (木)

冬の北イタリア料理:その(2)

学生時代からの友人が、私と同じように会社を辞めて大学の教師になるというので行ったのが、「神楽坂ヴェーリ」。ワイン好きの友人なので、ソムリエの馬場正人氏がオーナーのこの店にした。

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2013年11月20日 (水)

小津没後50年:その(2)

雑誌『ユリイカ』の臨時増刊号「総特集 小津安二郎」を電車の中で読んでいたら、おもしろ過ぎてあやうく乗り過ごしそうになった。この10年ほどの間に小津について書いたり発言した人々が書いているが、まさに呉越同舟という言葉がピッタリの陣容。

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2013年11月19日 (火)

小津没後50年:その(1)

今年は小津安二郎監督の生誕110年で、没後50年。今朝の朝日の朝刊で、神保町シアターで全作品を上映することが載っていた。小津は1903年12月12日の生まれで、1963年の同じ日に亡くなっている。

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2013年11月18日 (月)

フィルムセンターの2本

少し前にフィルムセンターで見た、東宝のトーキー初期の2本について忘れないうちに書いておきたい。1本は村山知義監督の『戀愛の責任』(1936)。村山知義と言えば前衛芸術家として名高く、昨年は大きな回顧展も開かれた。

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2013年11月17日 (日)

カイユボットの描くパリ右岸

京橋のブリジストン美術館は、印象派を中心とした所蔵作品が有名なために、いつもコレクションだけを見せているイメージがある。ところが、時おりビックリするような展覧会をやる。12月29日まで開催中の「カイユボット展~都市の印象派」がそうだ。

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2013年11月16日 (土)

冬の北イタリア料理:その(1)

シチリアやナポリのトマトやオリーヴ・オイルをふんだんに使った南イタリア料理もいいが、寒くなると濃厚な北イタリア料理が恋しくなる。先日行ったのは、トスカーナ地方のシエナの有名レストランの東京店という「オルゴーリョ・デル・カザルタ」。

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2013年11月15日 (金)

『愛の渦』の演劇的おもしろさ

最近は、私の学生で映画会社でバイトやインターンをする者が増えた。先日『愛の渦』の試写を見に行ったのは、映画宣伝会社でバイトをする学生の1人から「すごくおもしろいですよ」と言われたからだ。少し前に『恋の渦』に衝撃を受けたこともある。

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2013年11月14日 (木)

音楽の展覧会の難しさ

前にもここで書いた気がするが、美術以外の展覧会は難しい。建築の展覧会は図面と模型と写真、漫画の展覧会は入稿原稿とできあがったページや本、映画の展覧会は衣装やセットにポスター、あるいはビデオモニター。いずれも作品そのものがフルで見せられないから、隔靴掻痒だ。

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2013年11月13日 (水)

チェコの映画ポスターに驚く

フィルムセンターの7階で12月1日まで開かれている「チェコ映画ポスター展」に触れておきたい。映画のポスターというのは、普通は作品の魅力を最大限に見せて、「映画を見たい」と思わせるものだ。ところがこの展覧会に並んでいるポスターは、全く違う。

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2013年11月12日 (火)

中曽根の自伝を読む

ふと思い立って、中曽根康弘著『自省録』を読んだ。数年前になぜか買っていた本で、本棚の整理をしていたら前に出てきたので手に取った。最近、野中広務の『老兵は死なず』がおもしろかったせいもある。

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2013年11月11日 (月)

タナダユキ監督の新作に少しがっかり

始まったばかりのタナダユキ監督の『四十九日のレシピ』を見た。去年、『ふがいない僕は空を見た』に打ちのめされたので、新作を見たいと思ったからだ。結果は、おもしろかったが、ちょっとがっかりした。

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2013年11月10日 (日)

クーデルカの写真の旅

よく混同される名前にクーデルカとクーベルカがある。一方は1938年チェコ生まれの写真家、ジョセフ・クーデルカで、もう一方は1934年オーストリア生まれの実験映像作家、ペーター・クーベルカ。実は、私は長い間この2人を同一人物として混同していた。

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2013年11月 9日 (土)

映画人としての菊池寛

昔は大学院で映画を学んでも、博士論文は書かない人が多かった。それでもいつの間にか教授になっている人が多い。私の場合は紆余曲折があったとはいえ、大きく言うとまさに「いつの間にか」の方なので、人のことは言えない。

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2013年11月 8日 (金)

メニュー偽装に思う

この数週間、メニュー偽装のニュースがすごい。22日朝刊各紙に阪急・阪神ホテルズのメニュー偽装問題が載ったと思ったら、ほかのホテルに及び、最近は百貨店も軒並み「ウチもやりました」と発表している。これらのニュースを見ながら、みんな意外に醒めているのではないだろうか。

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2013年11月 7日 (木)

日本の初期映画を見る

フィルムセンターで早稲田大学演劇博物館所蔵の古い映画を上映するというので、行ってみた。見たのは1909年から1916年までの5本。各作品の上映前に短い解説があって助かった。

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2013年11月 6日 (水)

タノヴィッチ映画のあざとさと面白さ

ダニス・タノヴィッチの映画は『ノーマンズ・ランド』(2001)も『美しき運命の傷痕』(05)も、わざとらしい。もっと言えばあざとい。しかしどれもおもしろい。来年1月に公開の新作『鉄くず拾いの物語』は、それらにくらべてもさらにあざとい。

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2013年11月 5日 (火)

もの足りない横山大観展

最近は、江戸や明治、大正の美術に目がない。じっくり見られるならどこでも行きたい。というわけで、横浜美術館で今月24日まで開催の「横山大観展」を見てきた。嫌な渋谷の東横線乗り換えを止めて池袋まで出て、副都心線の急行に乗ったら、そこからみなとみらい駅(何という駅名!)まで1本で、スムーズだった。

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2013年11月 4日 (月)

反医学を考える

いわゆる健康法の類は信じない。昔、2年ほど入院していたことがあって、まわりの人々が祈祷も含めていろいろな健康法を試していたが、本当に効いたのを見たことがなかった。それ以来、一応現代医学を信じることにしている。

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2013年11月 3日 (日)

京都が苦手

私は京都が苦手だ。大阪も得意ではないだが、京都弁のあの悠長な、人を馬鹿にしたような調子はたまらない。だから12月1日まで東京国立博物館で開催中の「京都」展は、そのものずばりな気がして避けていた。ところが新聞などを見ると、洛中洛外図が全部で7つ、すべて出ているという。

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2013年11月 2日 (土)

成瀬のトーキー2本

またフィルムセンターに行ってしまった。成瀬巳喜男の戦前のトーキー2本を見るためだ。成瀬は小津や溝口に比べてDVD化されていない作品が多い。特に戦前の作品は皆無に等しい。

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2013年11月 1日 (金)

久しぶりのフィルムセンター

清水宏の特集以来休館をしていたフィルムセンターが再開したので、行ってみた。「よみがえる日本映画 vol.6 東宝編」で、見たのは木村荘十二監督の『純情の都』(1933)。別に傑作ではないが、いろいろな意味でおもしろかった。

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