年末に驚いた2軒
WEBRONZAの年末回顧で、「2013年 東京レストランベスト5」が大晦日にアップされた。そこに書いた4位の「膳楽房」と5位の「サンジャン・ピエドポー」は、12月に行って驚いた2軒。ここではまだ触れていないし、WEBRONZAの後半部分は有料なので、一部重複するが書いておく。
「膳楽房」は、飯田橋の神楽坂通りを少し登って小道に入ったところの瀟洒な(よく見るとチンケな)一軒家。幡ヶ谷の名店「チャイナハウス龍口飯店」出身の棒澤知弥氏がオーナーシェフで(まだ若い)、さらに若い台湾人と組んで、軽やかな中華を出す。
前菜の盛り合わせでクラゲのおいしさに驚き、「千葉県菜の花と自家製ベーコン」や「沖縄モロッコインゲン薬味炒め」で野菜そのものの味を堪能し、「油淋鶏」のこんがりした鳥をしゃぶり、「ソフトシェルの味噌炒め蒸しパン付き」のソースに完全にノックアウト。締めには「里麺」という緑のクロレラ麺。いい紹興酒があるが、ワインも豊富。酒を飲んでも1人5000円を越すのは難しい。
カウンターだと2人の若いシェフとの会話も楽しい。その後昼に行って食べた担担麺(950円)も、クルミなどいくつもの薬味を混ぜた創作料理だった。1月中は上海蟹がまだあるそうなので、急ぐべし!
日本で珍しいバスク料理の店「サンジャン・ピエドポー」は、渋谷から明治通りを歩いて並木橋を渡ってすぐにある。一見素っ気ない内装だが、食べているとその素朴さが料理とぴったり合うことに気づく。
前菜で「ピキオ」(赤ピーマンの詰め物)や「バスク風秋栗のスープときのこのラビオリ」を食べたら、メインは「キントア豚」というバスク地方の豚を使ったグリルや「タラのピルピル チョリソーと白いんげん添え」がおススメ。そのほか、シェフの実家の和田精肉店のメンチコロッケなどもあって(バスク料理に夢中でこれは食べなかったが)、肩の力を抜いた落ち着ける店。
レストランは、できたばかりで話題になった頃に一度行くことにしている。「調子に乗った感じ」が楽しいし、その後再訪した時の変化も楽しめる。
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