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2014年1月23日 (木)

アル中の話

「病気療養」が終わって、出勤を再開したその日に飲みに行った。前日までは止めておこうかとも考えたが、みんなが楽しくやっている様子を思い浮かべると、いてもたってもいられなくなった。

今回、熱が高い時はさすがに全く飲めなかったし、下がっても飲まなかった日もある。いわゆる休肝日が続いたせいか、体の調子がいい。

休み中になぜか漫画を2冊読んだ。1つは前日書いた『ペコロスの母に会いに行く』で、もう1冊は吾妻ひでおの『アル中病棟』。最近、普通の書評欄でも取り上げられていた。

いわゆるアル中、つまりアルコール依存症になって、妻と息子に取り押さえられるようにして「アル中病棟」に入れられて、無事戻ってきた漫画家の実話を漫画にしている。300ページを超す大作だが、そこに漫画家の目から見た病院の生活がびっしり書かれている。

映画で言えばロングショットが多く、20人以上の強烈な登場人物たちが日常的にヘンなことを繰り返す。修道院上がりでみんなを仕切る御木本とか、患者から100円ずつ搾り取ってそのお金を貯めてトルコに行く男とか、歩きながらウンコを落としていく男とか。

別に刑務所ではないから、あまりに規則やぶりをすると、追い出される。あるいは自分から「やめた」と退院する者もいる。段階的に外出も増えて、外で酒を飲もうと思えば可能である。そんな曖昧な感じの中で何となく過ごしてゆく主人公の虚無的な視線が妙に恐ろしい。

アル中病棟に入って、完治するのは2割だという。それ以外はまた戻ってきたり、別のアル中病棟に移ったり。断酒会やAA会(キリスト教系)の告白の会も凄まじい。

自分はまだアル中ではない。昼間は飲まないし、1人では飲まないので、今のところ大丈夫そうだ。でもいつかアル中になるかもしれないという不安はよぎる。

それにしても昨日行った新宿御苑の中華「シェフス」はおいしかった。特に珍しい料理があるわけではないが、揚げた小アジに始まり、チャーシューとか、そら豆炒め、春巻き、アサリの酒蒸しなどどれも絶品。数年前に行った時と少し料理の印象は違うが、全体に安定感が感じられる。サービスの年配の女性に勧められるがままに頼んでいると、意外に高かった。

何がうまいとか言っている間は、アル中にならないか。

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