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2014年2月23日 (日)

イタリア式前菜食堂:「ロッツォ・シチリア」

「フレンチ前菜食堂」と銘打った「ボン・グゥ神楽坂」が流行っていることはここで書いたが、最近は洋食でも日本のツマミ感覚の店が増えた。もはやどこにでもある「スペインバル」はその典型。最近行った白金の「ロッツォ・シチリア」は、そのイタリア版と言えるかもしれない。

白金高輪駅から徒歩10分という不便な場所だが、いつも満席でこれまでなかなか予約が取れなかった。2週間ほど前に予約してようやく行ったが、店内はカウンターを中心にした気さくな作り。入った瞬間から、明るいサービス陣が何とも気持ちがいい。

メニューを見て驚いた。前菜が15種あるのに、メインはたったの2つ。その後にパスタが4種にチーズの盛り合わせが書かれている。あえてパスタが後にあるのも日本的か。

3人で行って頼んだ前菜は、パネッレというひよこ豆のフリットに、ナスのカポナータ、まるごとモッツァレッラとどっさりプチトマトに季節の野菜フリット盛り合わせ。どれもうまい、うまい。とくにモッツァレッラとトマトは、野生溢れる感じの新鮮さ。

やはりパスタは食べたくなり、シチリア産ボッタルガと青トマトのスパゲッティに、イワシとウイキョウと松の実とレーズンのスパゲッティの2種。ボッタルガ(つまり、からすみ)という名前を見ると、もう止まらない。

それで終わるはずが、ワインが3本目になり、シチリア伝統カジキの詰め物オーブン焼きも頼んだ。これはインボルティーニというやつで、3つに切ってあったので一口で食べた。

どれもいかにもシチリア料理ばかり頼んだので、全体に似たような味ばかりになった。つまりは海産物+トマト+南国スパイス+濃厚オリーブの味だが、それでもどれも美味。

食後に1人はデザートを、2人は食後酒を飲んだが、1人あたり1万円を切るお勘定。ワインをたくさん飲みたい人にオススメの店。あえていえば、前菜は出てくるのが早かったが、パスタがずいぶん時間がかかった。ここでは前菜だけを食べ尽くすのがいいのかもしれない。

いわゆるスペインバルは意外に料理が雑な店が大半なので要注意だが、ここは本格的なシチリア料理を楽しめる。

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