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2014年2月20日 (木)

学生と見る『WOOD JOB ウッジョブ!』

5月10日公開の矢口史靖監督『WOOD JOB ウッジョブ!』を見た。といっても普通の試写ではなくて、自分の学生13人を連れて、貸し切り状態で試写をしてもらった。

プロデューサーの方が、若い人の反応を知りたいということで決まったものだが、「引率の先生」は普段の試写と違って落ち着かない。まず、待ち合わせ場所で出欠の点呼。案の定2名遅れたが、早めに集合を設定していたのでセーフ。

見ている時も、学生がどう思うかと気になった。見た後、別室で感想を言う。おおむね好評で、「引率の先生」は胸をなでおろした。

途中から「予告編より本編がずっといい」「この機会がなかったら、このチラシを目にしても見なかったと思う」などの本音が出始めて、宣伝担当の方もびっくり。それから、最近見た映画を挙げて、なぜ見たかを語ることになり、『風立ちぬ』『ゼロ・グラビティ』『かぐや姫の物語』『永遠の0』などを見た理由を、学生が話し出した。

大ヒットした『永遠の0』は見ている学生が少なく、見たとしても一緒に見る友人の希望や見た知り合いの勧めが多かった。そんな時にダニス・タノヴォッチの『鉄くず拾いの物語』の話をする学生もいて、おかしかった。

さて『ウッジョブ!』だが、個人的には矢口監督のなかではかなりいい方だとと思った。彼の映画はいつもギャグ仕立てだが、最近の映画は最初はおもしろくてもそれが長続きしない感じがあった。今回はそれが途中から感動ものの要素を取り込んで、2時間の最後まで全く飽きない作りになっていた。

物語は、大学に落ちた染谷将太演じる主人公が、あるチラシを手にして、1年間の林業研修プログラムに行くというもの。そこで起こる物語をおもしろおかしく描いているが、だんだん林業に興味を持ち、山で暮らす人々の中に入ってゆくさまがいい。彼を受け入れる家族の伊藤英明が、野蛮な村人を演じて何ともおかしかった。

上映後の反応を見ても、若い人がおもしろいと思うのは間違いないが、さてどうしたら見る気にさせられるか。最近、映画の観客は高齢化が進んでいるだけに、映画界最大の課題かもしれない。

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