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2014年3月

2014年3月31日 (月)

日本橋で映画を見る

できたばかりのTOHOシネマズ日本橋に行ってみた。銀座線の三越前で降りて、コレド室町という商業ビルの中にある。これがなかなかいい。まず、3Fと4Fなので、ストレスが少ない。

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2014年3月30日 (日)

リヨン料理の現在

フランスの真ん中あたりにリヨンという街がある。映画好きなら、リュミエール兄弟が映画を発明した街として覚えているだろう。一般にはここは何より美食の街として知られる。ポール・ボキューズなどの有名シェフの店がたくさんあるから。

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2014年3月29日 (土)

区立美術館の健闘:渋谷、練馬、世田谷など

市立ではなく、区立の美術館があるのはたぶん日本だけだ。パリに美術館は多いが、例えば5区立美術館はない。日本では80年代以降雨後の竹のように全国に美術館ができて、東京には区立もいくつもできた。これがかなり健闘している。

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2014年3月28日 (金)

『LIFE!』の心地よさ

マスコミ試写に行って、満員で入れないことがたまにある。『グランド・ブダペスト・ホテル』の1回目の試写に上映20分ほど前に行ったが、満員という。入口でフォックスの社員(たぶん)が、6名ずらりと並んで謝っていたのが妙だった(そのうえ顔は嬉しそうだった)。

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2014年3月27日 (木)

春休みの読書:『ミシンと日本の近代』

3月にフィルムセンターで見た大庭秀雄監督の傑作『むすめ』(1943)で主人公を演じる高峰三枝子は、無職の父を養うために洋裁店を営んでいる。そして毎日ミシンを踏む。そこには「JANOME」というロゴが大きく浮かび上がる。蛇の目ミシン、つまり国産品だ。

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2014年3月26日 (水)

特撮もアニメも見る

映画を教えていながら、最も苦手なものに特撮とアニメがある。特に特撮ものは、何がいいのかさっぱりわからない。それでも今回、『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(2009)をDVDを借りて見た。

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2014年3月25日 (火)

スペインバルに飽きた方へ

ここ数年、スペインバルなるものが東京に異常に増えた。小皿をいくつも取ってワイン片手に居酒屋のようにつまむスタイルが、日本人にピッタリのようだ。しかし気をつけないとこれが高くつく。

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2014年3月24日 (月)

『ASAHIZA』の晴朗さ

この夏に上映予定の『ASAHIZA 人間はどこへ行く』を見て、「晴朗」という言葉が浮かんだ。英語だとserenityだろうか。福島県南相馬市の映画館「朝日座」をめぐるドキュメンタりーだが、何と静かで爽やかな映像だろう。

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2014年3月23日 (日)

中村一美展と団体展と

六本木の国立新美術館というのは、奇妙な場所だ。マスコミが企画を持ち込む「オルセー美術館展」もやれば、学芸員が主体の地味な現代美術展もやる。一方で「日展」を始めとした団体展に貸し出している。先日、5月19日まで開催の「中村一美」展を見た。これはもちろん学芸員主体の展覧会。

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2014年3月22日 (土)

熊切和嘉映画の文学性について

試写会が混む映画は当たる。6月14日公開の熊切和嘉監督『私の男』は、まだ試写が始まったばかりなのに入れない人がかなりいたくらい混んでいた。私は試写状を見て早く見たいと思ったが、それはみな同じようだ。

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2014年3月21日 (金)

本当のことを言おうか:塩野七生氏をめぐって

1週間ほど前の朝日新聞に、東北大震災3年目特集で塩野七生氏への1ページのインタビュー記事があった。これを読んで、かつての苦い体験が蘇った。書くべきか迷っていたが、やはり書く。

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2014年3月20日 (木)

またルーマニア映画の秀作が

ルーマニア映画がおもしろいと言われてもう何年にもなる。6月公開のカリン・ペーター・ネッツアー監督の『私の、息子』もその1本で、去年のベルリンで金熊賞を受賞している。

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2014年3月19日 (水)

美しい海の映画2本

私は昔から海を見るとやる気がなくなる。そのせいか、最近見た美しい海が出る2本の映画に、どこか乗れなかった。5月31日公開のフランス=オーストラリア合作『美しい絵の崩壊』と、現在公開中の邦画『魔女の宅急便』。

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2014年3月18日 (火)

「ハイレッド・センター展」の大いなるユーモア

先日ここで工藤哲巳展のことを書いたが、彼と同世代で全く別方向の反逆を企てた者たちの展覧会「ハイレッド・センター:直接行動の軌跡展」が3月23日まで渋谷区立松濤美術館で開催中だ。これが何ともユーモアに満ちていて楽しい。

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2014年3月17日 (月)

『それでも夜は明ける』のリアリズム

『それでも夜は明ける』を見た。昨秋にトロントに行った時、観客賞を取った作品だが見ていなかった。"12 Years a Slave"という原題なので、頭の中でこの半年ほど「12年間、奴隷」という題が染みついてしまった。結局試写で見る余裕がなく、ようやく劇場で見た。

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2014年3月16日 (日)

若き日の大庭秀雄

今回のフィルムセンターの「松竹無名映画特集」(!)で一番の発見は、大庭秀雄監督が30歳前後に作った瑞々しい作品群だった。大庭秀雄と言えば『君の名は』(53-54)が有名だが、実は私はそれしか(しかも総集編で)見ていなかった。

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2014年3月15日 (土)

『アクト・オブ・キリング』の倫理

4月12日公開のドキュメンタリー『アクト・オブ・キリング』を見た。去年秋の山形ドキュメンタリー映画祭で迷った末に別の映画を見たら、この映画がグランプリを取ったので気になっていた。そのほかにも、ベルリンを始めとしていくつもの映画祭で受賞していたことを後から知った。

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2014年3月14日 (金)

戦前の上原謙を楽しむ

フィルムセンターの「松竹無名映画特集」(私の命名)も今週までとなり、時間さえあれば通っている。今回見たのは上原謙が出てくる『男の意気』(42、中村登)と『むすめ』(43、大庭秀雄)だが、彼が眩いほど輝いていた。

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2014年3月13日 (木)

『レイルウェイ』に見る戦争の怨み

最近、中国や韓国からの日本批判が強まっているが、その一番奥にはあるのは、第二次世界大戦中の日本軍の蛮行だ。今頃になってとは思うが、その怨みが個人的な体験に基づく場合はこんなに強いのかと考えさせられる映画を見た。

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2014年3月12日 (水)

入試の合間の読書:『「絶望の時代」の希望の恋愛学』と『官能教育』

実は入試は先週終わり、さまざまな会議も昨日で終わったので今日からは春休みだが、入試中に読んだ本がまだ何冊かあるので書いておく。アマゾンで『脳内麻薬』を買った時に、「おすすめ」に出てきたので一緒に買った宮台真司著『「絶望の時代」の希望の恋愛学』と植島啓司『官能教育』。

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2014年3月11日 (火)

『バチカンで逢いましょう』の幸福感

4月26日公開のトミー・ヴィガント監督『バチカンで逢いましょう』を見た。この監督は『飛ぶ教室』が日本でもヒットしているが、実はかつてドイツ映画祭をやっていた頃、2007年に子供向け映画『TKKGと謎のマインド・マシーン』(06)を上映して、監督も来日したことがあった。

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2014年3月10日 (月)

『ダラス・バイヤーズクラブ』の気持ちよさ

今年のアカデミー賞で主演男優賞と助演男優賞、さらにメイク・ヘアスタイリング賞の3部門を受賞した『ダラス・バイヤーズ・クラブ』を見た。主演のマシュー・マコノヒーがすごいという評判をアチコチで聞いたのも見た理由。

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2014年3月 9日 (日)

河村黎吉の役柄をめぐって

最近は暇さえあると、フィルムセンターで戦前の無名の松竹映画を見ている。いわゆる巨匠監督の映画でない分、当時の映画製作のモードが端的に現れるのでおもしろい。先日見たのは、宗本英男監督の『水郷情歌 湖上の霊魂』(37)。

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2014年3月 8日 (土)

84歳のホドロフスキーに笑う

ここに何度か書いたように、特別な人が出てくるドキュメンタリーはおもしろい。今回見たのは、6月16日公開の『ホドロフスキーのDUNE』。東京国際映画祭で上映された時に、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の実現に至らなかった映画DUNEの話と聞いて、見たいと思っていた。

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2014年3月 7日 (金)

戦前の邦画は凡作でもおもしろい

またフィルムセンターで戦前の松竹映画を2本見た。蛭川伊勢夫監督『君よ共に歌はん』(41)と原研吉監督『水兵さん』(44)。1本は松竹歌劇団を使った歌謡映画だし、もう1本は海軍省後援の国策映画で、共に平凡な出来だったが、それでもいろいろな意味でおもしろかった。

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2014年3月 6日 (木)

入試の合間の読書:『脳内麻薬』

最近、本を買うパターンの1つに、新聞の広告を見てアマゾンで買うというのが増えた。中野信子著『脳内麻薬』もその1冊。副題は「人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体」だが、手にして驚いたのはそのオビ。

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2014年3月 5日 (水)

上野で鯖の棒寿司

上野の夜は知らない。美術館はたくさんあるし、東京文化会館もあるのだが、夜にはどこに行けばいいのか。かつては「双葉」「蓬莱屋」などのトンカツ屋が有名だったらしいが、今行ってみるとさほどでもない。最近、上野桜木におもしろい店を見つけた。

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2014年3月 4日 (火)

笠智衆が悪役?

フィルムセンターで見た佐々木康監督『風の女王』(38)は、何よりも悪役の笠智衆が見ものだった。三瀬という役で福井(佐野周二)と同じ化粧品会社に勤めているが、社内の多恵子(森川まさみ)を恋人としながら、その友人の由起子(三宅邦子)にも迫る。さらに由起子の妹布江(高杉早苗)にも手を伸ばす。

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2014年3月 3日 (月)

「工藤哲巳回顧展」にふるえる

美術館で現代美術の個展を見て、久しぶりにふるえるような思いをした。東京国立近代美術館で3月30日まで開催中の「あなたの肖像―工藤哲巳回顧展」のこと。そのグロテスクな作品はあちこちで1点ずつ見ていつも気になっていたが、まとまって見たのは初めて。

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2014年3月 2日 (日)

『男の償い』にメロドラマを考える

フィルムセンターでまた2本見た。佐々木康監督の『風の女王』(38)と野村浩将監督の『男の償い』(前・後編、37)。どちらも今では忘れられた作品だが、戦前松竹大船の黄金時代と呼ぶにふさわしい脚本や演出の完成度の高さと豪華な俳優陣を楽しんだ。

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2014年3月 1日 (土)

またフィルムセンターに行く

時間ができてふとフィルムセンターのホームページを見ると、「よみがえる日本映画」と題して、戦前の松竹作品をやっていた。といっても、小津や成瀬はなく、見たことのない映画ばかりが並んでいる。とりあえず、足を運んだ。

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