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2014年3月25日 (火)

スペインバルに飽きた方へ

ここ数年、スペインバルなるものが東京に異常に増えた。小皿をいくつも取ってワイン片手に居酒屋のようにつまむスタイルが、日本人にピッタリのようだ。しかし気をつけないとこれが高くつく。

本当に小さなエビの入ったアヒージョ(オイル煮)や明らかに作り置きのポテト・オムレツが千円を越す。イベリコ豚に至っては大皿で3千円!それにワインを飲んでいると、1人8千円とかにすぐになってしまう。居酒屋とは違うのだ。

そのうえ、本当においしい料理を出しているスペインバルは少ない。そんななかで、とっておきのスペインバルを見つけた。六本木のミッドタウン近くの「スペイン食堂 ラ・オリーバ」。まずは、イベリコ豚の生ハムの大皿が950円というのに驚く。それに質も高い。聞けば独自に直輸入しているという。

次に日替わりタパス盛り合わせ5種(1000円)を頼んだが、これでかなりお腹がたまる。大海老のアヒージョ(750円)はエビが巨大で、パエリアは時間がかかるが2人分1600円という安さ。

いかにも掘っ立て小屋のような建物で入口もよくわからないが(ビニールの戸を開ける)、料理もサービスも若い女性ばかりで、ついニコニコ。2年ほど前にできた店だが、ここに行ったらほかのスペインバルに行けなくなってしまう。

マドリッドにはおいしい米料理専門店がいくつもあるのに、日本にないなあと思っていたら、1年半前に代官山にできていた。「アロセリア・サル イ アモール」という名前で、直訳すると「米料理 塩と愛」。ここがおもしろいのは、スペイン各地の郷土料理が充実していることだ。

例えばバスク料理の小イカの詰め物の墨煮やナバーラ料理のピーマンの白身魚と海老の詰め物、あるいはカタルーニャ料理のウサギのオーブン焼き。どれも濃厚ながら繊細。イベリコハムの大皿も本物。最後に魚介のパエリアを食べたが、これはまさに極上。

こちらは「ラ・オリーバ」に比べたらずっと高いが、その価値はある。フランスやイタリアの料理は本国で修業したシェフがやっているが、スペインは少ない。ここは数少ないスペインで修業したシェフの、本物のスペイン料理。5人で4本のワインを飲んでも、8千円くらいだった。インチキなスペインバルに飽きた方にお勧めの2店。

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