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2014年3月26日 (水)

特撮もアニメも見る

映画を教えていながら、最も苦手なものに特撮とアニメがある。特に特撮ものは、何がいいのかさっぱりわからない。それでも今回、『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(2009)をDVDを借りて見た。

映画を勉ぶ学生の中には、毎年必ず特撮ファンがいる。そんなこともあって、仮面ライダーで有名な東映のプロデューサーSさんに一度講義に来てもらうことになった。講義のご説明に行くのにあまりに知らないのはまずいと思い、詳しい学生の勧めで見たのが冒頭のDVD。

仮面ライダーといえば、私が小学生高学年の頃に始まった。おまけのカードを集めるために、スナックを買ってカードを手にしたら店の前でスナックを捨てる少年が増えて、社会問題になった。その話を聞いていやになって以降、全く見ていない。ところが、今世紀になって復活している。平成ライダーと言うらしい。

この映画は、何と昭和のライダーと平成のライダーが戦う。仮面ライダーはショッカーと戦うものだと思っていたら、ライダー同士が戦って1位を決めるという。「世界の崩壊」は各地でライダーが現れたためで、それを防ぐために1人に絞る必要があるというので、ライダートーナメントが始まる。

実はそれは大ショッカーの陰謀で云々というあたりから、さっぱりわからなくなった。大ショッカーには死神博士役の石橋蓮司や地獄大使役の大杉蓮などまで出ていておかしかったけれど。ネットで調べたらこの映画は興収19億円もいったらしい。聞いた学生によると、現代は誰が善で誰が悪かわからない時代だから、こんなストーリーにが受け入れられるという。

最近劇場で見たアニメの『アナと雪の女王』も、ピンと来なかった。アカデミー賞で『風立ちぬ』に勝ったというから、どんなものかと思っていたが。これまた善悪がはっきりしない。姉は悪かと思ったら、結局そうではなくてという話で、王子様が実はインチキ。「真実の愛」は姉妹の愛だったという、いささかレズを思わせる終わり方だった。

日本のアニメと全く違って、風景や細部は実写のように精巧に作られている。その分、顔は童話的というか、思い切り誇張されていて、その大きな目が女王の姉妹さえも気持ち悪かった。それでも「Let It Go」という歌は、何とも気持ちいい。吹き替え版は松たか子でネットで聞くことができるが、「ありのままで」というのは興醒めだし、歌唱力が違う。ハリウッドのここぞという時の歌はやはりすごい。

この映画はどうも興収が100億円行きそうだというから、今世紀のヒット映画の半分はもはや私にはわからないのかもしれない。

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