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2014年3月31日 (月)

日本橋で映画を見る

できたばかりのTOHOシネマズ日本橋に行ってみた。銀座線の三越前で降りて、コレド室町という商業ビルの中にある。これがなかなかいい。まず、3Fと4Fなので、ストレスが少ない。

新宿ピカデリーは受付は3Fだが、スクリーンは一番上だと11Fになる。10分前についても、エスカレーターでぎりぎりだ(エレベーターは見えにくいところに1機のみ)。バルト9は、受付の9Fに行くための1Fエレベーターの前に無秩序な列ができる。

こちらは2Fのエスカレーター前から厚い絨毯があって驚く。これが全体に敷き詰めてある。そして座席につくと、スペースが広く、ゆっくりと足を伸ばせる。入ったのはTCXではない普通のスクリーンだったが、それでもスクリーンが大きく、音もいい。そして何より映画が始まると劇場内が暗かったのが良かった。これまでのシネコンや日比谷の映画館のような、天井の小さな灯りがない。あえて言えば、足元の灯りがもっと暗いといい。

終わって外に出ると、コレド室町という建物が和風の外観でカッコいい。店やレストランも新宿伊勢丹のような照明や内装でシャープ。開発は三井不動産だろうが、ミッドタウンといい、森ビルが作る六本木ヒルズや表参道ヒルズよりもずっとセンスがいいと思う。

ところで見たのは、中村義洋監督『白ゆき姫殺人事件』。感想は「まあまあ」というところ。殺人事件を追うテレビの制作者・赤星(綾野剛)が、元カノ(蓮沸美沙子)を始めとした証言やツイッターに翻弄されるさまを描く。犯人と思われる城野美姫(井上真央)を追いかけて取材し、テレビに放映する過程が長すぎて、最後のどんでん返しの前に少し退屈した。

ツイッターを画面に入れ込む手法はうまい。綾野、蓮沸、井上といった主役級はよく描けていると思うが、城野の会社の上司とか両親とかになるとかなり類型的だ。そもそも高校時代のできごとなども含めて全体の設定が甘い気がした。何より、ここぞという映像がない。

新聞評を見てみたら、「朝日」では森直人氏が「“いま”の実相に食らいつき、底流する深層を捉えることに成功した傑作だ」、「読売」では冨野洋平記者が「エピローグでは胸にこみ上げるものがあった。秀作だろう」。ともに『羅生門』に触れている。まさか。


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