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2014年5月 3日 (土)

テルマエ2を日本橋で見ると

誰が言ったか知らないが、「当たる映画は正しい」。あるいは「当たる映画には必ず見るべきところがある」。というわけで、最初の土日で5億円近い興収という『テルマエ・ロマエ2』を見に行った。一言で言うと、前作よりはおもしろかった。

映画のおもしろさというよりは、ネタのおかしさというところか。まず、相撲を取り入れたこと。現代日本にやってきたルシウス(阿部寛)は、太った相撲取りたちを見て驚く。予告編でも見た「頭には黒いズッキーニ!」のセリフで劇場は沸く。ローマの最強の戦士役で曙まで出ている。

あるいはラーメン屋が出てきて、ラーメンや餃子を食べたルシウスが「うまっ!」と叫ぶとまた笑い。ラーメン屋を演じているのが白木みのるというのが懐かしかった。小さい頃に見た「てなもんや三度笠」などで記憶にあるが、あまり変わっていない。

懐かしいで言えば、浪越徳治郎。昔、「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」というセリフで有名だったが、ルシウスは彼の指圧に感激する。てっきり私は本人が出てきたのかと思ったが、もちろん亡くなっているので、似ている俳優が演じていた。

そのほか、湯もみとか混浴とかマッサージチェアとか、日本独自の風物にルシウスが驚くたびに観客は笑う。古代ローマと現代日本を行き来して、同じタイプの笑いの繰り返しで飽きてくるが、その合間にオペラを歌う歌手を入れたりして、どうにか最後まで持たせている。

この映画がウケるのは、日本独特の文化を外国人が崇拝するさまが素朴な愛国心をくすぐるのか、その徹底したバカバカしさがいいのか、いずれにしても大半の観客は満足していたように見えた。

終わって「コレド室町」の和風を気取った建築やそこに入る店舗を見たら、どうも「テルマエ」のノリのような気がした。ネオ・ジャパネスクと言ったらいいのか。

その後に三井記念美術館で見た「超絶技巧!明治工芸の粋」展では、輸出向けに作られた精巧な明治の工芸品が並んでいた。これについては後日(たぶん)書くが、これまた外国向けの日本の顔だった。妙に日本橋らしい1日になった。

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