イチゴの話
新聞がおもしろいのは、およそどうでもいいような記事を見つけて個人的に楽しめることだ。今朝の「朝日」だと、生活面の「イチゴ「一粒の価値」競う」をじっくり読んだ。
前にもここで書いたように、私は3年前から毎朝、果物と野菜のジュースを作って飲んでいる。ジュース作りとこのブログを書くことが毎朝の日課なのだ。もちろん、大学の教師のようにヒマな職業だからできることだが。
できるだけ季節の果物や野菜を買うようにしている。いつでも手に入るフィリピンのバナナやパイナップルではなく、夏ならナシ、冬ならリンゴという感じ。輸入物と国産があれば国産を選び(愛国心!)、私の出身の九州産があればそちらを選ぶ(郷土愛)。
4月頃からイチゴが安くなった。私はスーパーに行くと、本当にケチになる。10円でも安い方を買う。今だとイチゴは一番安いのが、小粒のものが30個ほど入ったパックが298円。これに栃木産と福岡産がある。栃木産は「とちおとめ」で、福岡産は「あまおう」と書かれている。時々見つける熊本産が「ひのしずく」。まるでコメのブランドみたい。
この新聞記事によると、このように各地で競って名前を付けだしたのは、2000年代らしい。「消費者の目移りが早くなり、米のようにブランド化がどんどん進んでいます」との専門家のコメントがあった。「とちおとめ」は1996年に命名されて、現在売上げトップ。「あまおう」は2005年、「ひのしずく」は2006年の命名。
食べた感じだと、同じ値段なら「あまおう」の方が「とちおとめ」よりも甘い。大粒の方が高いが、小粒の方がより果物らしい味がする。記事によると、栃木では大粒の新品種「スカイベリー」を今冬から投入するらしい。
私の愛読書『野菜の便利帳』によれば、イチゴは江戸時代にオランダから輸入されたらしいが、「朝日」の記事だと「国内のイチゴ栽培は戦後の高度成長とともに拡大した」。確かに、私の子供の頃、イチゴは珍しかった。
『野菜の便利帳』には、露地ものは5~6月と書かれている。今がまさに旬だ。そこで紹介されているのは「とちおとめ」と「あまおう」以外は、「アイベリー」という愛知産。とにかく「ビタミンC、葉酸、食物繊維がたっぷり」「1日10粒で必要量のビタミンCが補給できる」。
しかしイチゴの収穫は減っているらしい。「朝日」によれば、「88年の22万トンから、2012年の16万トンまで減った」。これは残念だ。みなさん、イチゴを食べよう!
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