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2014年12月

2014年12月31日 (水)

今年最後の映画:『真夜中の五分前』

今年最後に見た映画は、行定勲監督の『真夜中の五分前』。釜山の映画祭で派手にプレミアが行われていたし、東京フィルメックスの特別招待作品でもあったので、期待して見に行った。

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2014年12月30日 (火)

年末年始の読書:『「肌色」の憂鬱』

忙しいと書いたけれど、やはり一日中学生のレポートや課題を読むと気が滅入るので、気分転換に本を読む。実は話題のトマ・ピケッティ著『21世紀の資本』を買って読み始めたが、何としても分厚すぎる。そのうえ、これまでの紹介や書評で中身はほぼわかっているし。

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2014年12月29日 (月)

気分転換に『フランシス・ハ』を見るも

今年の年末年始は9連休の会社員が多いそうだが、大学の教師の休みはもっと長い。私は最後の授業が12月22日で最初の授業が1月8日だから、倍くらいある。ところが意外にやることがある。

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2014年12月28日 (日)

満員の「ティム・バートン展」に驚く

昨日触れた、1月4日まで六本木ヒルズの森アーツセンターで開催の「ティム・バートン展」についてやはり書いておきたい。実は一番驚いたのは、展示の内容よりも、かなり人が入っていたことだった。

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2014年12月27日 (土)

インド映画からティム・バートン展へ

最近、「踊らない、歌わない」インド映画が流行っているという。『きっと、うまくいく』『マダム・イン・ニューヨーク』『めぐり逢わせのお弁当』などのことだが、私は実はこれらをまだ見ていない。そんな時に2月21日公開の『女神は二度微笑む』の試写状が来たので、見に行った。

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2014年12月26日 (金)

2本で1本の『ラブストーリーズ』

ちょっと変わった作りの映画を見た。2月14日公開の『ラブストーリーズ コナーの涙』と『ラブストーリーズ エリナーの愛情』という一組の作品で、同じ内容をそれぞれ男性のコナーと女性のとエリナーの視点から描いたもの。

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2014年12月25日 (木)

『ラブバトル』に見るドワイヨンの純愛

私が最初にパリに行ったのは1984年のことだが、日本で日仏学院などで見ていたその頃までのフランス映画といえば、室内で男女が好きだ嫌いだといいながら、えんえんと会話を続けているようなものが多かった。監督でいうと、モーリス・ピアラ、ジャン・ユスターシュ、フィリップ・ガレル、ジャック・ドワイヨン、アンドレ・テシネといったところ。

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2014年12月24日 (水)

安藤サクラの変貌ぶり

安藤サクラ主演の『百円の恋』を劇場で見た。東京国際映画祭で賞を取り、試写でも満員で入れない人が出たという話題の作品なので早く見たかった。これがかなり良かった。

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2014年12月23日 (火)

ティム・バートンが描く「アート」と「イラスト」の間

1月23日公開のティム・バートン監督『ビッグ・アイズ』を見て驚いた。『アリス・イン・ワンダーランド』のような、彼の得意とする壮大なファンタジーではなく、実話をもとにしたリアルなドラマだったからだ。

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2014年12月22日 (月)

『バンクーバーの朝日』への微妙な違和感

石井裕也監督の新作『バンクーバーの朝日』を劇場で見た。もちろんおもしろかったが、どこか違和感が残った。それは「感動的な実話」にしなかったからではない。

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2014年12月21日 (日)

「仕事」の概念の変容をめぐって

学生の映画祭「ワーカーズ2014」のことばかり書いているが、これで最後。今年は初めてパンフレットを作った。佐藤忠男さんたちに学生が原稿を依頼して、40ページのものができあがり、700円で販売した。できあがって読んでみたら、2つの文章がおもしろかった。

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2014年12月20日 (土)

映画が見せる1960年代の日本

学生の映画祭「ワーカーズ2001」が昨日終わった。7日間で1002人の動員は多いのかわからないが、学生たちは満足そうだった。去年の「監督、映画は学べますか?」より多く、一昨年の「新・女性映画祭」よりは少し少ない。

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2014年12月19日 (金)

庭園美術館の小人たち

白金の東京都立庭園美術館が再開したというので、見に行った。ここは旧朝香宮邸のアールデコ建築で有名だが、修復のため3年間も閉じていた。まず外観からして、クリーム色で窓がくっきりと見えて、いい感じ。

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2014年12月18日 (木)

ドキュメンタリーの断片を見ながら

映画祭「ワーカーズ2014」は学生が作品を選ぶので、何本かは私も初めて見る。ミカ・X・ペレド監督のドキュメンタリー『女工哀歌』(2005)もその1本。映画としての出来はともかく、描かれた世界に驚いた。

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2014年12月17日 (水)

本当のことを言おうか:理論書が読めなくなった

実はだいぶ前からのことだが、ある程度以上の抽象的な理論を中心にした本を読むのが難しくなった。頭がついていかないというか、二度読んでも入ってこない。久しぶりにそんなことを考えたのは、三浦哲哉氏の新著『映画とは何か』を読んだから。

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2014年12月16日 (火)

「はたらく」を考える3本

また私の学生の映画祭「ワーカーズ2014」について書く。先日見た『この自由な世界で』と『浮き雲』と『川の底からこんにちは』は、考えてみたらその監督の世代が見事にばらばらだった。だからアプローチが全く違う。

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2014年12月15日 (月)

『その場所に女ありて』に漂う諦念

私の学生が企画・運営する映画祭「ワーカーズ2014」がこの週末に始まった。学生はアンケートを配ったりパンフレットを売ったり忙しく働いているが、私は暇なので4本も見た。『川の底からこんにちは』『その場所に女ありて』『浮き雲』『この自由な世界で』。

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2014年12月14日 (日)

なぜ悪口ばかり書くのか

初めてこのブログを見た学生から、「悪口ばかりでびっくりしました」と言われることがある。自分としてはそんなに悪口を書いているいるつもりはない。好きな映画は最大限にホメるし、そうでもない場合も特に試写で見た場合は匂わす程度に抑えているつもり。

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2014年12月13日 (土)

「ラ・ボンヌターブル」の心地よさ

最近、「ブログに書いてあった東洋軒をさっそく予約しました」と同業の友人に言われたので、調子に乗ってレストラン情報をもう1つ。TOHOシネマズ日本橋に行くたびに気になっていた、コレド室町の「ラ・ボンヌターブル」に行ってみた。

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2014年12月12日 (金)

人間は弱い:その(4)

人間は弱い。特におだてられると弱い。私のような普通の人間がおだてられる機会が一番多いのは、服装のような気がする。私は冬になるといつもブーツを履くが、それはかつて初めてブーツを履いた時、自分より若い女性の同僚から「男の人のブーツっていいですね」と言われたからだ。

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2014年12月11日 (木)

「また映画祭をやっているのですか」と言われて

大学に移ってからもう6年近くなる。3年目から、学生が企画する映画祭を始めた。かつて私がジャン・ルノワール映画祭だのイタリア映画祭だのを企画していたのを知っている人からは、よく「また映画祭をやっているのですか」と呆れた顔をされる。

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2014年12月10日 (水)

「洋食」を洗練させた「東洋軒」

複数の友人から「最近、グルメの記事がないですね」と言われた。「お忙しくてその時間がないのでは」とも。そんなことはない。週に1、2度はうまいものを食べに行っているが、グルメは書くのが難しい。

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2014年12月 9日 (火)

『薄氷の殺人』の恐ろしさ

どうも海外に出る中国映画には、2種類あるようだ。1つは昨年の東京国際映画祭のコンペの『オルドス警察日記』(ニン・イン監督)や今年のベネチアのコンペの『闖入者』(ワン・シャオシュアイ監督)のような、いわば中国政府推薦の映画。

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2014年12月 8日 (月)

『インターステラ―』にビックリ仰天

クリストファー・ノーランの『インターステラ―』を劇場で見た。年末ということもあり、どうしても昨年末に見た『ゼロ・グラビティ』と比較したくなる。中盤までは、そのリアルな宇宙感覚において『ゼロ・グラビティ』には遠く及ばない、と思いながら見ていた。ところがそう簡単ではない。

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2014年12月 7日 (日)

『フューリー』の新しさ

デヴィッド・エアー監督の『フューリー』を劇場で見た。最初「フューリー」と聞いた時、フリッツ・ラングの名作『激怒』Fury(1936)のリメイクかと思ったが、全く違った。第2次大戦末期のドイツで戦う、アメリカのある戦車の名前のこと。

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2014年12月 6日 (土)

来年早々当たりそうなアメリカ映画2本

小粒なアート系だが来年早々当たりそうなアメリカ映画を2本見た。2月7日公開の『はじまりのうた』と正月第2弾(1月末?)公開の『トレヴィの泉』。

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2014年12月 5日 (金)

高松次郎の謎へ

最近は、東京国立近代美術館の企画展が抜群におもしろい。始まったばかりで3月1日まで開催の「高松次郎 ミステリーズ」展もこの美術館にふさわしく充実したものだった。

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2014年12月 4日 (木)

なぜ自民党は勝つのか

今日は大きく出た。「なぜ自民党は勝つのか」。今朝の朝刊各紙には選挙の世論調査が載っていて、おおむね「自民党は300議席を越す勢い」という。何ということだ。

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2014年12月 3日 (水)

ザハ・ハディドと大友良英と

今年はたぶんここ数年で一番映画や美術展を見ている。理由は簡単で、授業の組み方を変えて一日3コマの日を2日作り、残り2日を1コマにしたから。これで週休3日になったし、余裕がある日が増えた。時間があるけど映画を見るほどはない時には、展覧会をのぞく。

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2014年12月 2日 (火)

原作から見る『紙の月』

前に映画『八日目の蝉』を見た後に原作を読んでみたら、映画と文学の違いがわかっておもしろかったことは、たぶんここに書いた。今回、同じ角田光代原作の映画『紙の月』を見てから小説を読んだら、実に興味深かった。

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2014年12月 1日 (月)

何でもこなす山崎貴監督

山崎貴監督の新作『寄生獣』を劇場で見た。この夏に見た3Dの『STAND BY ME ドラえもん』もこの監督なので、今年で2本目。去年末は『永遠の〇』があった。

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