« 人間は弱い:その(4) | トップページ | なぜ悪口ばかり書くのか »

2014年12月13日 (土)

「ラ・ボンヌターブル」の心地よさ

最近、「ブログに書いてあった東洋軒をさっそく予約しました」と同業の友人に言われたので、調子に乗ってレストラン情報をもう1つ。TOHOシネマズ日本橋に行くたびに気になっていた、コレド室町の「ラ・ボンヌターブル」に行ってみた。

これはいい。料理好きのフランス人が来たら、ぜひここに連れて行って「フランス人よ、これが日本のフランス料理だ」と自慢したいような、そんな気分になる心地よいレストランだった。

まず1階というのがいい。道に面した大きなガラス張りから、コレド室町の和風の建物が見える。椅子と机は北欧風のナチュラルな木で、テーブル・クロスなし。給仕するのはジーンズ姿の軽やかな男女。

料理は昼は3600円、夜は6800円のコースのみだが、前菜やメインを3種類から選べる。まず、前菜の前に出てくる野菜サラダに驚く。かぼちゃとか蕪とか、質感たっぷり。それから急にアルミの包みが出てきてまたビックリだが、中を開けると何とも香ばしいフライドポテトが出てきた。

前菜で頼んだ鯖の炙りは、味噌や春菊のソースでこれまた野菜がいっぱい。相手が頼んだ鱈白子のフライはトマトとヴィネガー風味でこちらも野菜つき。どちらも冒険心たっぷり。

メインはヒラメのムニエルで、その下にポワロー葱を使ったリゾット。ムール貝やオリーブも使っている。相手の蝦夷鹿はごぼうのピューレ。メインはどちらもよりオーソドックスな味わい。

デザートの洋ナシのローストは、ナシが半分、丸ごと出てきた。珈琲はほうじ茶のように軽やか。ワインはグラスで注文できるほか、料理に合わせた3杯や4杯という注文もできる。ボトルがないのは楽しみを奪われたようで寂しいが、お任せの赤白のワインがイタリアのものも含めて絶妙なので、これまた楽しい。最初に飲んだ山梨のスパークリングも個性的で悪くない。

全体としては、すべての皿が野菜の素材を生かした仕上げで何とも健康的。そして重くない。軽やかでクールだが、自然な温かみも忘れない、そのトーンが内装とサービスと料理と値段に一貫して感じられるお店だった。あえて欠点を言えば、トイレが店の外の上の階だったことか。商業ビルだからしょうがないが。

|

« 人間は弱い:その(4) | トップページ | なぜ悪口ばかり書くのか »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/537538/60801779

この記事へのトラックバック一覧です: 「ラ・ボンヌターブル」の心地よさ:

« 人間は弱い:その(4) | トップページ | なぜ悪口ばかり書くのか »