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2014年12月 4日 (木)

なぜ自民党は勝つのか

今日は大きく出た。「なぜ自民党は勝つのか」。今朝の朝刊各紙には選挙の世論調査が載っていて、おおむね「自民党は300議席を越す勢い」という。何ということだ。

ここでは政治のことはめったに書かないが、それにしても「なぜ自民党は勝つのか」という素朴な疑問をぶつけたくなる。少なくとも私のまわりで自民党、とりわけ安部首相を積極的に支持している人は見たことがない。

特に原発再稼働や、秘密保護法、集団的自衛権などをドンドン進めるようになってからは、もはやみんなの嫌われ者だろうと勝手に思っていた。そのうえ、今回の突然の解散と選挙である。

いったい誰が自民党やその候補に投票するのだろうか。昔から今に至るまで、「普通の大人」とあまり接しない職場にいるので、私の知らない「声なき声」がいるに違いないと思ってきた。

かつてよく海外出張をしていた頃は、帰国の便に乗る時に免税店に群がる日本人を見て驚き、「たぶんこういう人々が自民党に投票するのだろう」と勝手に思った記憶がある。恐ろしい数の土産物をガサガサとカゴに入れる姿は異様だったが、考えてみたら友人や知り合いのことを考える気遣いの人なのだろう。そんな真面目な平均的日本人が自民党に投票する気がする。

しばらく前に高校の同窓会に何度か出席したことがある。九州の進学校で、多くは医学部でなければ東京の有名大学に行っているので「進歩的」だと思っていたが、大違いだった。かなりが自民党支持で、中には「日本は軍を持つべきだ」という極右まで何人かいた。

当時私が朝日新聞に勤務していることを猛烈に非難する者もいた。「あの新聞は中国や韓国に乗っ取られている」。まるでネット右翼みたいで、私は苦笑いするしかなかった。

もちろん東京に比べて地方が保守的というのはある。九州は昔から右翼の多い土地柄だ。それにしても、「アベノミクス」で疲弊しているのは地方のはず。

小選挙区制という制度がよくないという考えがある。各選挙区で1人ずつしか選ばれないと、多様な意見は反映されない。もちろんこの選挙区のおかげで民主党の政権交代もできたわけだが、やはり中選挙区に戻すべきだと思う。

それから、投票率が低いと自民党に有利という考えもある。かつては70%を越していたが、今世紀になってからは60%を越せば高いことになる。つまり4割の人が投票しないわけで、安部は嫌いだが投票しても何も変わらないと思う醒めた人々がここにいるのだろうか。

20代の投票率は20%台。とりあえず大学の教師としては、学生に投票しようと呼びかけるしかない。

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